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刺さる台詞:勝者と敗者の違いは「getting back on the horse」できるかどうか

アメフト映画の『リプレイスメント』(2000年)はひどい作品だったが、ヘッドコーチ役のジーン・ハックマンはよかった。

ストライキで主力選手を欠いたチームが落ちこぼれ選手をかき集めてプレーオフ進出を目指す話。代役(replacements)である彼らは元々いた選手たちに「スト破り」(scab)と横やりを入れられながらも次第に団結し、力を発揮していく。

主人公のキアヌ・リーヴスは大学のスターQBだったが、シュガーボウルで45点差で敗れたことで心が折れ、引退している。そこにジーン・ハックマンがスカウトに訪れ、こんなやり取りを交わす。

"You know what separates the winners from the losers?"
"The score?"
"No, getting back on the horse after getting kicked in the teeth."

「勝者と敗者の違いは知ってるか?」
「点差?」
「違う。ボコボコにたたきのめされた後もう一度挑戦するかしないかだ」

「get back on the horse」は慣用句のようなもので「また挑戦する」の意味。

「kick in the teech」は「ひどい仕打ち」の意味。

かくして2人は勝利を目指して歩み始めるが、見なくていいくらいベタな展開で、ギャグも今見ると寒い。

ジーン・ハックマンのヘッドコーチ役もよかったけど、心を鼓舞されるヘッドコーチのペップトークといえば、「エニイ・ギブン・サンデー」のアル・パチーノの「その1インチ」の執念の演説だろう。これもいつか取り上げたい。

英語セリフはこちら。「リプレイスメント」と違って素晴らしい…。

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