2024_0702/0703 日記 島根に帰る

一日中寝ぼけていて、椅子でうつらうつら眠ってはアラームを短くかけて倒れ込む、を繰り返した。他人の夢を覗き込むことができないので何とも言えないがおれはどうやら睡眠に難を抱えているらしい。そんなわけで島根まで帰省する夜行バスの時間2,3時間前まで荷造りさえ終わっていなかったが、とりあえずガス料金の払込だけは済ませておく。しばらく帰れないのだし。

パンツを多めにトランクに詰めて出る。いちおうるるの単行本も4冊持って帰る。人生は何があるかわからないから。
出がけに雨はやんでいたので傘は持たない。新宿行き埼京線は20分遅延していたので、めずらしく余裕を持って家を出たのが功を奏した。

遅延によって前の電車の発車待ちになっている車内で横に座ったおじさんが新幹線の料金比較サイトを眺めながら1分おきに「こんなに安いの?」と驚いた様子で独り言を呟いていた。
サイトを更新しながら10回は「こんなに安いの?」を言っていたので、最後には新幹線料金が50円くらいになってたのだろう。

新宿バスターミナル到着時点で15分前くらい。あぶねー

バスタ内でアーモンドチョコ、茶、焼きそばパンを買う。やけにパンの種類が豊富だと思ったらデイリーヤマザキだった。めずらしい。ちなみに高校時代最寄りのヤマザキは「ワイショップ」と呼ばれていて、そんなに大した品揃えではなかったが成人雑誌が豊富だったように思う

もう何度も乗っているが、ウィラーエクスプレス4列シートの環境は劣悪だ。仕切り板が一応あるのだが、そのせいで片腕が自由に動かせず、こんなふうにバスの中で日記を書くときにたいへん苦労する。
それに東京→島根間の便にはWiFiが付いていない。これはWiFi寄生虫のおれにとっておおきく評価を下げるポイントだ。どうやら主要都市圏の長距離移動バスにはついているらしいので、島根にパソコンがない、と今も思われているのだろう。


ちなみに最強のフリーWiFi店舗はカラオケ館で、新大久保駅の構内から100メートル先のカラ館に繋がる強さ。マクドナルドやコメダ珈琲は見習ってほしい。

隣の客は喫煙者で、SAに止まるたびタバコの匂いをまとって返ってくる。
こんなすごく臭いのきつい嗜好品が市民権を得ているというのはすごいことだと思う。おれも吸うけど。

幸運だったのは隣と後ろが空き席だったことで、それでおおいに股をかっぴらき、リクライニングも遠慮なく倒して寝た。これは僥倖と呼ぶべきで、夜行バス利用者は本来こんな快適な旅をおくることはできない。

深夜3時ごろ誰かがストップ!と叫んだのでてっきり衝突でもするかと思ったのだが、バスは一向に急ブレーキもハンドルを切ることもしなかったので、おそらく乗客の寝言っぽい。恐ろしい寝言だ。

昔夜行に乗ったとき、山の中を走るバスが乗客にも分かるほどにゆっくりと斜行していって、ここが墓場か、と思ったことがある。夜行の運転というのは並大抵のことではなかろう。いつもご苦労様です。

朝7時半に駅前に着き、親の車に拾ってもらう。そのまま実家に帰り足を洗いベッドに倒れ込み、10時間眠り、夜の7時に目が覚めた。

夕食はたっての希望でお好み焼きにしてもらった。

夜、かなりエロい夢をみて、要点部分に差し掛かる前に飛び起きてしまったので二度寝で続きをみようとしたのだが、満員の人だかりの体育館の夢しかみられなかった。
日記終わり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?