「光明」がさしこむ時
今年はついに日焼け止めサプリを導入したことでお馴染みの前髪パッツンといえば霧里です。
「Scent of Colors」vol.2にて発表いたしました新作フレグランス「光明」シリーズですが、「行けなかったけど詳細が知りたい!」というお声を頂戴しまして本日はそれぞれの香りについて詳しくお話させていただきたいと思います。
概要を書いた以前の記事はこちら。
それでは、まずは全体のテーマについて。
【光明】
- 差し込む光がもたらすぬくもりと希望 -
様々な光を香りで描いた四部作。
自然の中の光、生活の中の光。
身近に存在する光は、時に「希望」の象徴となって心の中も照らしてくれる。
貴方の心にさし込む一筋の光明となるような香りをお届けします。
全体テーマは「光」ですが、目に見えて存在する光だけではなく、「希望の光」という言葉にも現れる心の中も照らしてくれるような光を表現したくて、【光明】というテーマを設定しました。
さし込んでくる一筋の光というイメージが伝わりやすいこんなにシンプルな言葉があるなんて、改めて日本語は奥が深く美しいと感じました。
それでは、各香りについて詳しく書いていきますね。
【Stars】
- 闇夜にきらめく光 -
闇の中できらめく星々の光を表現した香り。
夜の静寂と涼やかな空気を感じられるトップノートは
ハッカとラバンジンのスッキリした香りが特徴です。
強すぎないフローラルさがポイントとなるミドルノートと、
ウッディーやスパイスで重すぎないラストノートまで、
星のきらめきを感じられる香りです。
【Fragrance Type: アロマティック 】
Top note: ハッカ、ラバンジン
Middle note: アイリス、リリーオブザバレー
Last note: ヒバ、ホワイトムスク、シダーウッド、カルダモン
夜空の星々を見上げている情景からインスパイアされた香りは、ハッカをメインにした珍しい組み合わせですが、ホワイトフローラルの香りが程よく混ざり合い時間の経過とともにほんのり甘みも感じられます。
今回の合同展は夏に開催と言うことで、普段は余り作らないスッキリした香りを作ってみたくて挑戦しました。
軽やかな少女のようにも感じられる香りで、ご来場いただいた方にも好評でした。
【Sunshine】
- あたたかくさし込む光 -
空からあたたかくさし込む光をイメージした香り。
太陽の光があふれる地中海のリゾートをイメージしたオリジナルの
調合香料(コンパウンド)であるアンティーブを
メインに使った柑橘のフレッシュさが印象的。
青空の下で太陽の恵みを全身に受け止めるような
明るく元気になれる香りです。
【Fragrance Type: シトラス 】
Top note: アンティーブ、バンブー、プチグレン、ベルガモット
Middle note: ガーデニア、イランイラン
Last note: アップル、ヒバ
FORTINBRASオリジナルの調合香料、アンティーブをふんだんに使用したこちらの香りは様々な柑橘が織りなす香りです。
柑橘のフレッシュな香りのトップノートから、奥行きのある花々が香るミドルノートへと続き、ラストノートはアップルのフルーティーな甘さと、深い木々を感じるヒバの香りが全体をまとめています。
Starsと対照的にあたたかな光の温度を感じられる香りとなっています。
【Lamp】
- そっと灯る優しい光 -
マッチを擦ってロウソクに灯した光をイメージした香り。
手元をほのかにあたたかく照らす香りは
アロマティックなトップノートから
フローラルなミドルノートへ変化。
ラストノートはあたたかみのあるウッディー。
優しい光を感じられる香りです。
【Fragrance Type: ウッディー 】
Top note: クラリセージ、ラベンダー
Middle note: ローズ、ゼラニウム、ネロリ
Last note: スパイスマホガニー、ホーウッド、サンダルウッド
ラストノートに木々の香りをメインで使用した落ち着いた香りですが、ミドルノートはあたたかみを感じられる花々の香りを使用しています。
暖炉のように部屋全体を暖めるような炎や光ではなく、小さく手元を照らし暖める灯火のような光。
ほのかな光だからこそ実感出来る優しいぬくもりを表現しました。
ミドルノートに存在感を感じられる花々の香りを使用しているので、大人の女性らしい印象もある香りに仕上がりました。
【Enlightenment】
- 慈悲と愛で照らす光 -
慈光や後光といった神秘的な光をイメージした香り。
やわらかいトップノートから
オリエンタルな花々がメインのミドルノートが豊かに香り、
世界中で瞑想や宗教的行事に用いられる香りをふんだんに使った
ラストノートが深く包み込みます。
心の中に差し込む希望の光を思わせる香りです。
【Fragrance Type: オリエンタルウッディー 】
Top note: オレンジ、バジル
Middle note: ローズ、ロータス、チュベローズ、イランイラン
Last note: ベンゾイン、ミルラ、フランキンセンス、サンダルウッド
心の中で感じられる神秘的な希望の光をイメージしたこの香りのポイントは何といってもラストノートです。
キリストの聖誕を祝って贈られたと言われるベンゾイン・ミルラ・フランキンセンス。
そして古くから仏教で瞑想などに用いられるサンダルウッド(白檀)。
これらの存在感が大きい香料に負けないよう、ミドルノートはオリエンタルで芳醇な花々の香りを贅沢に使用しました。
ロータス(蓮)も、宗教的に意味があるとされることが多い花です。
それらをやわらかに包むようなトップノートでバランスをとりました。
「高級ホテルのような香り」と言っていただくことも多かったこちらの香りは今回一番人気でした。
近々、郵送での販売受付予定!
ご紹介したこちらの4種は合同展にご来場いただけなかった方のためにも郵送での販売を近々行います。
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お楽しみに!
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