【地域密着】高知ユナイテッドSCの旭フレッシュさん、旭食品さんとのコラボについて

こんにちは。たにだです。
今日は高知ユナイテッドSCが旭フレッシュさん、旭食品さんと取り組んでいることについて書かせていただきます。



コラボに至った経緯



今季、クラブは旭食品さんのグループ会社である旭フレッシュさんと協働し、2つのコラボ商品を発売しました。

1.高知市土佐山のゆずをつかった「応援ゆず芋けんぴ」

ゆずは後味として登場する?

2.土佐山のゆずと高知県産しょうがをつかった「応援のど飴」

ゆずとしょうがが意外に合う!


どちらの商品も、売り上げの一部を強化費としてクラブに寄付してくださります。本当にありがたいことです。

なぜこのようなコラボをするに至ったかを一言でいうと、「旭フレッシュさん、旭食品さんの取り組みや理念に共感し、互いに価値を高めあうような取り組みをしたいと思ったから」です。

旭食品さんは高知ユナイテッドSCのメインパートナーであり、年間売上高5,610億円(2024年3月期)を誇る高知の巨大企業です。(旭食品公式HPより)

選手が着用するユニフォームに広告を出してくださっている旭食品さん

旭フレッシュさんはそのグループ会社として、食品の加工製造販売事業などを行っている会社です。ゆずの栽培まで手掛けている点を踏まえると、いわゆる”6次産業”に取り組んでいる会社でもあります。
6次産業化とは?(農林水産省HPより)

高知県が発行している令和3年度版の経済センサスを見る限り、従事者1人当たり純付加価値額が全国平均を上回っているのは「農林漁業」とあと一つだけ。豊かな自然と1次産業従事者の方々の不断の努力によりもたらされる「美味しいもの」が、高知にはたくさんあります。
それを活かして、より多くの豊かさを高知にもたらそうとなさっているのが旭フレッシュさんです。



農業の課題に向き合う旭フレッシュさんと旭食品さん


しかし皆さんご存知の通り、農業と農村はたくさんの社会課題を抱えています。

1.高齢化
農林水産省によると、農家さんの平均年齢は68.7歳(令和5年)。普通の会社なら再雇用も終わっているような年齢?

2.なかなか儲からない
TPPなどの影響で輸入農作物の価格が下がり、丹精込めて栽培した作物も思ったような値段で売れないことがある

3.後継者不足による耕作放棄地の増加
儲からないといった理由から農業を子供に継がせない親(継がない子供)が増えている。耕作放棄地は雑草や害虫の発生源となり、不法投棄の的になったりする

こういった課題にも旭フレッシュさん、旭食品さんは取り組んでおられます。

そのひとつの形が、平成20年から続く高知市土佐山柚子生産組合、旭食品さん、高知市の3者が連携しながら取組む『ゆず香る中山間地域の創造』パートナーズ協定です。
※詳しくはこちら(旭フレッシュ公式HP)

■具体的な取り組み

・収穫物をできる限り活用する
・高付加価値な加工品を作る
・「土佐山村のゆずづくし」シリーズ品1本販売につき1円を土佐山ゆず生産 組合に寄付する
 →農家さんの所得向上に貢献する

・農業をやめる方のゆず畑の栽培を従業員が引き継ぐ
 →耕作放棄地になるのを防ぐ



前置きが長くなりましたが、こういった「まちを元気にする活動」は、地域の活性化を主たる存在意義の一つとしているプロサッカークラブが手本としなければならないものだと思います。
だからこそ”地域に愛され必要とされるクラブ”へと変わろうとしている今こそ、高知ユナイテッドSCも仲間に入れてほしい、互いに価値を高めあえる活動をさせてほしいと思ってコラボの依頼をさせていただきました。




今後の取り組み(あくまで予定。。。)


今後はコラボ商品の販売のみならず、以下のようなことを計画しています。

1.選手やスタッフによる収穫のお手伝い
特に人手が不足しがちな収穫期にお手伝いをし、農家さんたちの所得向上に貢献する。選手と地域とのつながりを深める

2.上記の作業にサポーターの方もご招待
選手とサポーターが触れ合う機会を増やす。サポーターの方にも農業が抱える課題に触れていただく

3.ゆず農家の皆さんを試合にご招待
クラブが何を高知にもたらそうとしているかを感じられる機会とする。高知を背負って戦う選手を応援することで高知愛を深め、明日への活力を得ていただく

また、クラブとしてサポーターの方々に旭フレッシュさん、旭食品さんがチャレンジされていることをもっと深く伝えます。

サッカーを通じて多くの児童・生徒・学生に関わる機会のあるクラブが会社の広告塔となり、採用活動にも微力ながら貢献していきます。

人々が農業に触れるきっかけを作り、将来的な就農者の増加にも寄与します。

協賛金をいただいて終わりではなく、サポートしてよかったと感じてもらえるような取り組みを少しずつ増やしていきます。

スポンサーシップのアクティベーション(クラブとスポンサー企業の共同活動)や「シャレン!」(社会連携)については各Jリーグクラブも強化をしていますが、社会とのつながりなくしてはプロスポーツクラブは成り立たないでしょう。

特に親会社を持たない市民クラブを盛り上げていくには、一人でも多くの”関係者”を増やし、県民一人ひとりにクラブのことを ”自分ごと” と思っていただくしか道はないと思います。


先ず隗より始めよ

まずはパートナー、サポーターの皆さんと一緒に。高知をもっと元気なまちへ。

for the kochi.


。。。最後になりますが、

たくさんのご購入、お待ちしております!!

(高知ユナイテッドSC公式オンラインストアはこちら



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