FF14 黄金のレガシーあれこれ③

新たなレイドダンジョン「アルカディア」が実装され、また賑わいを見せるFF14。
SNSでは裏アルカディアなど次回のコミケで覇権を取りそうな感じもするけど、今回は黄金のレガシーに登場する植物について、つたない文章で紹介しようと思う。
尚、今回は多分ネタバレないと思うので安心してみてほしい。
「いやそれもネタバレなんスよ」という読者、


ウルセッ



さて、メインストーリーを終えた大抵のユーザーは戦闘職のレベリングや探索、サブクエストの回収、そしてギャザラーとクラフターに手を付けているのではないだろうか。

今は零式実装前の追い込み期間ということもあってトライヨラのマケボ付近ではアイテム制作している人が多くいる。拡張後のいつもの光景ではあるが、ここ最近は人が多いと感じる。(ビックになったもんだ)

その中で皆さんはこちらのアイテムをバチクソに採取してはいないだろうか?

そう、園芸の序盤、木工の序盤のレシピで使用する「ウコギ原木」だ。
序盤のリーヴ納品でウコギ原木を加工したウコギ材と少ない材料で作れる「ウコギ・イヤリング」を納品すれば比較的安価でレベリングが進む。
採取も黄金序盤のもののため、要求ステータスも高くなく園芸のレベリングも兼ねて大量に採取している人も多いだろう。

正直、ギャザクラで使用するアイテムに対してあまり驚くことはないのだが、今回はこのウコギにかなり驚いた。
私が知っているウコギとだいぶイメージとか使用感というか、諸々違ったからだ。
というわけで、今回はこのウコギについてお話しよう。


そもそもウコギとは

正確にいうとウコギ科、ウコギ属といった部類に属するもの。
つまり「ウコギ」という名前の植物があるというよりは、ウコギ科・ウコギ属に属する植物があるという感じ。
(多分、有識者教えてクレメンシー(尚、ナイトのレベルは90)

日本でもウコギ科・ウコギ属に属する植物を見ることができるが元は中国原産の種らしい。ムコギ、ヒメウコギが日本でウコギと称されている。
基本的には枝に棘が生える特徴をいかし、生垣として栽培されたり、どうやら薬用植物として使われていたらしく、ウコギの根は五加皮(ごかひ)と称して生薬にされていたようだ。
詳しくはWikipediaとかいろんなサイトを見てほしい

さて、このwikiのページにもあるが、一部の地域ではこのウコギを食べる習慣がある。
その代表格が山形県南部の米沢市のようだ。
調べてみると江戸時代の頃、米沢藩の藩主・上杉鷹山が財政難だった米沢藩の立て直しと飢饉を見越して食べられる植物を調査し、野食指南書「かてもの」を発行。米沢の地は生育条件がそろっていたため、生垣として食材確保として栽培を推奨したそうだ。
現在もウコギの新芽を摘み取り、天ぷらやおひたし、さらにはウコギ飯なるもので食べられているそうだ。
私も食べたことがあるが、山菜らしい苦みがなんともクセになる味で美味しかった。苦みといっても強烈なものではないので気軽に食べれる。

しかし、上杉鷹山かぁ。
かのJ・F・ケネディが日本で尊敬する人物だ、と言われた伝説がある人物で
たしかに財政立て直しの面においては右に出るものはいないだろう。
どうやら現在、地元の人たちで大河ドラマに!と活動しているようだ。
気になった人はぜひ検索して、調べてほしい。

米沢の博物館ではシアターもあるそうだ。
近くに寄ったらぜひ足を運んでみるのもいいだろう。
(たしか近くにお土産が買える施設や上杉神社もある)


システムの都合上とはいえ、なぜ大木からウコギ?

さて、ここまで日本のウコギについて書いてきたが、みなさんはゲームとリアルのウコギでは全然見た目が違うのでは?と思った人もいるのではないだろうか。
そう、先ほどまで紹介したウコギとゲームのウコギって全然別ものじゃね?と思うだろう。
ここからは私個人の憶測のため、これが正解じゃないか、と鵜呑みにせず右から左へ受け流す~♪のスタンスで眺めてもらいたい。

実際、というかゲーム内で採取するウコギは大きな木をカコンカコンとハチェットで叩いて収穫する。
だが現実のウコギの枝はとても細く、正直こんなんでイヤリングやアクセサリーなんか作れる気がしない。
根元に近い幹だってゲームのように大木どころか普通の木より細い。
これはシステム的にしょうがないのかな、と思ったが

そもそも海外でウコギってあるんか?

と思い、ひとまず今回のトラル大陸のモデル、モチーフかもしれない南米というワードを入れてGoogle先生に尋ねてみると
アマゾントドメグサという植物がトップに出てきた。

ホウホウ
どうやら湿地帯に群生するようだ。
その点では確かにゲーム内で採取できる場所の近くに川があった気がする。
しかし、Amazonチドメグサではなくアマゾンチドメグサは画像検索で見るとアクアリウムの植物として利用されているのがほとんどのようだ。
なのでゲーム内のウコギはこいつではなさそうだ。


次なる手段はロドストを英語にする。
これでまず、海外ではどういう名前でウコギ原木が実装されているのかを知り、そこからお願い!Google先生!でいけば解決よ、フハハハハ。(最初にやれ)
ということでロドストでウコギ原木の画面を表示し、あとは言語切り替えをハッチポッチステーション。(?????????)

???????????

Ginseng???????
え?ニンジン?????
ニンジン原木ってことぉ!?!?

いやまて、しっかりGinsengの意味を調べれば違うものが出てくるかもしれない。
しかし、ちょっとページをスクロールしたら高麗人参の通販ページとか出てくるんだが??
どういうことだってばよ。ちなみのドイツ語やフランス語にしてもGinsengだった。

これでは埒が明かないので、原点に戻り
検索ワードを「ウコギ 木材」にしてみる。
そうするとちゃんと木材に加工されたであろうウコギが出てきた。

はえ~~なるほど!
ウコギ科のハリギリか!!
なるほど、これならゲーム内で大きな木から切り出すワケが分かった気がする!
思えば私はこの記事の最初に

正確にいうとウコギ科、ウコギ属といった部類に属するもの。
つまり「ウコギ」という名前の植物があるというよりは、ウコギ科・ウコギ属に属する植物があるという感じ。
(多分、有識者教えてクレメンシー(尚、ナイトのレベルは90)


って書いたじゃないか。ウーン盲目。
つまり、ゲーム内にあるウコギはウコギ科・ウコギ属に属するもの。
ムコギやヒメウコギ、アマゾントドメグサといった限定的なものではなくざっくりウコギなのかもしれない。

しかもこのサイトには

家具、合板、器具、建築、下駄(価格の低いもの、ヤマギリと呼ばれる)などに用いられる。かって、センの合板が、米国へ大量に“sen”の名で輸出されたことがあり、一時は米国市場での有名な輸出材の一つとされていました。

と記載されている。
つまりGinsengというのは「Gin」と「sen」ということ?
頭痛くなってきたゾ。

とりあえず、別々に検索してみると「Gin」は案の定酒が出てきた。
そういえばジンってどういう酒なんだろうか?
検索画面のトップに出てきた文章には

ジンと名乗るためには必須のボタニカルです。ジュニパー"ベリー"という名前ですが、実際は、「セイヨウネズ」という針葉樹の果実で、一般的なベリーのイメージとは違い、甘酸っぱさはありません。 ウッディな香りを持ち、皮にはほのかな甘みがありますが、噛むと中から心地よい苦みを感じられます。

ボタニカルつまり植物由来ということだが、このセイヨウネズという植物は上記のようにジンに欠かせない材料なんだろう。

いや、そうじゃなくて何が言いたいのかっていうと
Ginseng Log=高麗人参ではなく、香りに特徴がある原木という意味なんだろうか?
ウーン、ほんとこの話は自分の英語力がなさすぎるため、かなり胡散臭い。


とりあえず、ここまで個人的にミジンコレベルの脳みそで調べてみたが

ウコギの話でここまでなるとは。


この一言に尽きる。(--;
しかし、私にとってウコギは食べたことあるので馴染みあるものだ。
そういった身近なもの、身近じゃなくても知っているものがゲームに登場すると嬉しい。
FF14は新生(PS3)からやっているがウコギに関してはオルシュファンの死より驚いた。(ファンから石投げられそう)
メインストーリーについては賛否両論となっている黄金のレガシーだが私はこういうアイテム周りや土地のモデル・モチーフを調べて楽しむ方向にシフトしたら楽しさが少し増したので、時間があるとき皆さんもぜひ寄り道してみるのはいかがだろうか?





え?筆者は山形県民でしょ?
そうです、気にしません。





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