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【For Good アワード 2023】受賞プロジェクト紹介 <エシカルファッション部門賞> 「【日本の伝統技術を使って】服を無駄に使い捨てない、今より衣類が循環する社会にしたい!」

「For Good アワード」は、ソーシャルグッドなクラウドファンディング「For Good」が主催する年に1度のアワードです。アワードでは「世界をグッドに。想いをアクションに。」というFor Goodのスローガンを体現する”社会を良くするソーシャルグッドな取り組み”を選定することで、今後の社会にとっての社会課題解決のロールモデルとすること、そしてより多くの方々のソーシャルグッドなアクションを促進することを目的としています。

この記事では【For Good アワード 2023】で受賞したプロジェクトをご紹介していきます。

今回ご紹介するのは、エシカルファッション部門賞を受賞した「【日本の伝統技術を使って】服を無駄に使い捨てない、今より衣類が循環する社会にしたい!」プロジェクトです!


プロジェクト概要

■実行者:上田勝仁 様
■達成金額:521,500円

■目標金額:500,000円
■支援人数:53人

2020年に香川県に移住し、2022年からはソーシャルビジネスの立ち上げをしており、衣類を廃棄しない循環型の社会をつくりたいと考えている上田勝仁様。古着を藍染の「留紺色」で染め直すことで新しく生まれ変わらせ、もう一度、着用できるようにするプロジェクトを実施するため、今回クラファンに挑戦されました!

プロジェクト実施の背景

みなさん、衣類廃棄の現状をご存知ですか?
日本では1990年から2018年で、1人あたりが消費する服の数は増えていることから、1着の服が着用される回数は減少していると言えます。先進国で集められた大量の不要な衣類は、古着として国外に輸出されています。国連の統計によれば、日本からは24万トンの古着が海外に送られています。

先進国の古着は最終的にチリ、ガーナ、フィリピン、モンゴルなどの後進国エリアへ大量に輸出されます。結果的に全てが再利用されずに現地でゴミとなっています。その場所は「衣服の墓場」と呼ばれており深刻な環境被害を引き起こしている現状を知りました。ショックを受けました。ずっとアパレルで仕事をしてきて、この現状を知らなかったことを恥ずかしく思いました。自分たちが不要だと廃棄した衣類が知らないうちに後進国にしわ寄せのように集まっている。現地では環境被害や児童労働の原因にもなっています。

服の7割はゴミとして捨てられている事実。

1着を少しでも長く着るにはどうしたらいいか?を考えたとき、衣類が循環する流通構造を作っていくことが大切だと思います。

廃棄の課題には蛇口と受け皿と二つのポイントがあります。
①受け皿をもうける:廃棄した衣類を再活用する
②蛇口を止める:捨てないにはどうするのか?

今は①の衣類の再活用を進めていますが今後は、②の「捨てない」ためにはどうすれば良いのか?蛇口を止めるアプローチにも取り組んでいきたいと考えています。

また、今ある国産の技術を活用できるのではないか?と考えています。リサイクルなどの新しい技術を開発するだけでなく、国内には藍染のように世界に誇る伝統技術や地場産業のメーカーが沢山あります。

その技術を活用してお客様が捨てたくないと思うファッションプロダクトを作りたいと考えています。

https://rescuex.jp/project/44819より抜粋

受賞コメント

素敵な賞を頂きありがとうございます、また支援者の皆様もありがとうございました。今回のforgoodで繋がった支援者様とのご縁が本当に嬉しいです、沢山の方に支えられて事業は進めるものだと身に沁みて感じました。地域の皆様と循環型の社会を実現したいです。地方が世界に誇れるものはこれまで地域で培ってきた地場産業の技術!その地域の力で世界の不合理な常識を変えていきます。これまで支えてくださった全ての方々に感謝しています。皆様からの大きな愛に応えられるよう、これからも初心を忘れずに頑張ります。

担当キュレーターからのお祝いメッセージ

キュレーターとは、プロジェクト実行者さんの社会をより良くする取り組みに伴走するFor Goodスタッフのことです。

上田さん、この度はエシカルファッション部門賞のご受賞、おめでとうございます!
"自分たちが不要だと廃棄した衣類が知らないうちに後進国にしわ寄せのように集まっている。現地では環境被害や児童労働の原因にもなっている。"
その現状を知り、状況を変えるために自らアクションを起こしている上田さんはとても素敵です!
プロジェクトページでは、なぜ上田さんがこの取り組みを始めたのか、実際にどんな服を作っているのか、どんな未来を描いているのか、などが丁寧に説明されていて、読んでいてとてもワクワクしました。
ソーシャルビジネス立ち上げの一歩目としてFor Goodを選んで下さったことを心より嬉しく思います。
これからも、ご活躍を応援しております!

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