オーストラリアでファミリー・トラストを設立するー1
この記事は金融商品の販売や助言、ファイナンシャルアドバイスは一切行っておりません。筆者が勉強をした備忘録になります。投資に関しては自己責任でお願い致します。
ファミリー・トラスト設立方法
Superannuation(確定拠出年金)を運用したり、ファミリー・トラスト(信託)を設立&運営して、自分で不動産や株式投資などをして節税する。って聞いたことないですか?しかも、ちょっと富裕層っぽくてカッコイイって憧れてしまったり(笑)
実は富裕層じゃなくても信託を設立して自身で投資&運営、しかも節税までできてしまう!(←凄いびっくり)っていうのを実現すべく、ググりまくって知識&経験値ゼロから信託設立し、Super の運用をするところまでをお伝えし、皆様に活用して頂くべく記憶していきたいと思います。
ファミリー・トラストとは?
オーストラリアの法律では、ファミリー・トラスト(信託)は
· 家族のための財産管理ツール:個人や会社のような自然法人ではなく、個人の資産を他の人または複数の人々の利益のために、責任を負う個人または団体を置き口座に保持する財産管理ツールです。
· 寿命がある:NSW州では最長で80年、その後は資産を売却して信託を解散する必要がある。
· 信託は残高を配分するのが役目!
· 信託に保有されている資産:不動産、株式、家業など様々な資産が信託に保有さできる。
信託登場人物紹介
信託の管理と資産の分配を担当する個人または団体は受託者と呼ばれ、最終的に資産を受け取る人は受益者と呼ばれます。信託は、信託証書と呼ばれる法的文書を介して設定されます。この文書には、信託の目的、受益者への給付金の支払い方法、受託者、現在の受益者、将来の受益者、および受益者になることができる人などの規則が概説されています。
委託人(The settlor): 委託人は、信託を設定し、受益者、受託者、および存在する場合は任命者を指名する責任者です。税務上の理由から、委託人は信託の受益者になれません。(親しい間柄の方や弁護士などに依頼するケースが多い)
受託者(The trustee): 受託者(または複数の受託者)が信託を管理します。受託者は受益者に直接義務を負っており、常に彼らの最善の利益のために行動しなければなりません。信託のすべての取引は、受託者によって、受託者の名前で実行されます。
受益者(The beneficiary or beneficiaries): 受益者とは、信託が作成および管理される利益のための人々/会社です。受益者は、主たる受益者(信託証書に記載されている)または一般的な受益者(多くの場合、個別に指定されていない)のいずれかになります。一般的な受益者は通常、主たる受益者の既存または将来の子供、孫、親戚です。
信託証書(The trust deed): 信託証書(または遺言信託の場合は遺言)は、信託がどのように実行され、受託者が何をすることができるかを定めた正式な文書です。信託証書または意志は殆どの場合法律的観点からコンフリクトが生じないよう弁護士が起草します。
任命者(The appointor): 全てのケースではあないが、信託に任命者を任命することがあります。任命者は、受託者を任命および解任する権限を持っているため、非常に重要です!
信託の主な役割は、信託の主たる受益者であるクラスの人々に資産保護を提供することです(また、これらの受益者が所得分割を通じて節税を達成できるようにすることです)。委託人は、この資産保護の目的が確実に達成されるように一任信託で果たす重要な役割を担っています。
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