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経年美化と経年劣化(経年変化)の一人思い…

*「経年劣化」と「経年美化」の違いとは?

 一般的に、長く使って状態が悪化してしまうことを経年劣化と表現する場合がある。

逆に時間が経つことによって、美しさを増すモノがあります。 そうした変化を指す「経年美化」といわれる。

歴史的建造物、工藝品などの広義の意味ではなく、ごく身近なモノを眺めながら、納得しながら暮らしを作っていく…自己満足の域でもあります。

*床板の素材選びの楽しみ方

 例えば床の板を選択するのは無制限。出来上がった時はピカピカですが、使っていると使用感がでて汚たりキズを付けたりします。

この致し方ない年数を人が年齢を重ねるように考えるか、アンチエイジングと思うか。

この劣化を美化に思える素材選びを考える。
それなりの手入れをして風景にするか…考え次第です。

*草木を楽しみながら庭造り

 庭草も広い場所は一気に草刈り機で刈っでグリーンを保つ。(ゴルフ場にしなくても良い)

スウェーデン人は週末、カントリーハウスでこの草刈りを楽しみます。

在スウェーデン


自然の野の草を楽しむ場所は、そのままにして種が増えすぎる草だけ抜き取る(たんぽぽ、稲科の植物など)
チャーミングな野の草は群生すると豊かな気持ちになります。

樹木も出来れば、山で育ったものを運んで貰う…
蔓類・苔類・野芝などは広がっていく方向へ… などなど

おおよそ10年経った下の画像春・夏の日!

あゝ 出来た!と喜んだ…のです。

 簡単に作った厚さ20㎝余、雨風に風化したモミの木の庭テーブル。同じモノは売っていない。

300×300のポール3連は、高原花豆の支柱にピアノ線を張っていましたが、今はもう豆は作らない。

川原の石を運んで入れた、オーダー蛇籠は、蔦が絡んで、現在は真のヘビの巣になってる。
蔦の絡み具合はお気に入り。

*自宅のメンテナンスに楽しみを見出す

 外壁は時々高圧洗浄機で洗い、自宅内浄化槽はメンテナンスをしていただく方に、不愉快にならないよう外部の洗浄は必ずやっている。

何がいいたいのか…

自前で好き勝手に辺りを守っていく楽しみがあります。無理に元(ピカピカ)に戻そうとは考えない。大げさですが、そこには歴史があり自分がいます。

大切にしているのは:(ドイツ人に教わった)外出して家に入る時、周囲を周り、気になる箇所がないか見る。目が慣れにならない事。 

例えば、ブルーシートの青は雰囲気を一気に変えてしまいます。


 住まいの床板のナラは蜜蝋ワックスでキズを時々拭いて、フローリンワイパー(コレは優れもの)で簡単雑巾がけ…程度に飽きなく楽しむ(疲れない)くらい。


*木の個性について考える

 夏椿の葉は、木全体が一気に開く。ブナは木の上方から葉は折り紙を開くように開く。などなど木の個性です。
春先が観察のチャンスです。 

夏椿

ブナの葉の春

 経年…の説明にはなりませんが草(雑草)の一本も許せない!と思うより草木の楽しみ方もさまざまあります。気楽に、キラクに…

義務にならないよう…

斑入りガマズミの虫食いの葉
秋…ドウダンツツジの生垣の紅葉

*終わりに…

 春・夏・秋が来て冬籠り
こうしてみるとアッと言う間に時は経って10回で10年経っているね。

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