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黄色の花々の思い出。卯月も明日まで

タンポポの種類
在来種たんぽぽ

 どこでも見かけるタンポポですが、よく観察すると発見があります。

造成されていない町道脇に咲くタンポポは在来種のみです。
街に咲くタンポポのほとんどは外来種です。

農業用水路脇に広がる菜の花の
黄色は元気をもらう


 タンポポ地図を作った事があります。出会ったタンポポを外来種、在来種と分けて地図に落としていきます。そこから発見する内容が出てきます。

子たちとワークショップをして地図を作った後、タンポポで布を染めて楽しんだ思い出があります。
根がしっかりとした直根でなかなか抜きにくい植物です。

 その根を砕いて焙煎するとタンポポコーヒーが出来上がり。カフェインレス。

 北欧(フィンランド)では花びらを摘んでジャムを作るそうです。

今の日本でジャムにするほどの安心、安全なタンポポを採取するのは不可能になりました。
農薬やセシウムなど…何度かトライしてあきらめました。

 綿毛をそっと折って頭痛がするほど息をかけて吹き飛ばすとまっすぐ軽々飛んで、手に軸だけ残ります。お日さまが味方です。

大概、晴れた日の次の日。雨になるとガッカリ…

明日で卯月も終わりです。

クサノオ
ケシ科クサノオウ属


薬草です。

 タンポポは茎を折ると白いミルクのような液が出ますが、クサノオ(ケシ科)はオレンジ色の液がでて手について驚きます。

強い毒性のアルカロイドを含み、痙攣や呼吸麻痺などを起こします。薬草ですが注意が必要です。

以前住んでいたところに群生していたので染材に使って糸を染色して織っていました。

 媒染剤を変えても色に大きな変化はないのですが、当時好んで使っていた木綿によく染まりました。

植物染料図鑑
山崎青樹

織った布は国画展に出品した後、知人がスカートに縫って活用してくれました。

 途中、エサを探す毛虫に出会いました。案外早く進みますがこの時期は道路を横切る時、車に引かれる事故にあっているのを見かけます。

シロヒトリという蛾の幼虫らしい…
毛には毒はないようです


 一般的に、料理されたタラの芽を食べた経験はあってもタラの木は見た事がないと想像します。

トゲがいっぱいついています。 芽を取ってしまうとその木はもう葉は出ません。タラさんは理不尽な事でしょう。

連休なかほど、春を楽しんでいらっしゃいますか?

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