玉ねぎジャム/玉ねぎのコンフィチュール
コンフィチュール(confiture)とは、主に果物をシロップや香辛料などと一緒に煮詰めて作る保存に適した食べ物です。
「砂糖や酢、油などに漬ける」という意味の「コンフィット(confit)」というフランス語が語源です。
ジャムやコンポートとの違い
コンフィチュールによく似ているのが、ジャムとコンポートです。
・ジャム
朝食にもおなじみのジャムも、コンフィチュールと同じく果物に砂糖を加え、煮詰めた保存食です。ジャムは英語で「詰め込む、いっぱいにする」という意味。
コンフィチュールは果物の形状が残っていてさらりとしたものが一般的ですが、ジャムはゼリーの状態になるまでよく煮詰めたものが多く、材料の原型をとどめていないこともあります。
違いをもう一つ言えば、日本農林規格にて、糖度40度以上のものが「ジャム」と定義されていますが、コンフィチュールはジャムよりも砂糖の量が少なめのものが多い。
広い意味でのジャム類の中には、柑橘系の果実を材料として皮を使用したマーマレード、果汁を原料としてゼラチンなどで固めたゼリーも含まれる。
・コンポート
コンポートは、砂糖やアルコールの入ったシロップで、形を崩さないように果物を煮たもののことです。一般的に、ジャムやコンフィチュールよりも使用する砂糖の量が少なめです。
保存食にはならないため、数日中に食べきる必要があります。
(シェフパティシエ 中村)
新玉ネギが出始めました。
フランスではオニオンのコンフィチュールは万能調味料として伝統的に食べられているそうです。
ジャムに比べて素材の形状が残されているのが特徴のようですが、ここでは野菜ジャムの続き…です。
くし形にスライスしたタマネギに砂糖を入れて浸透圧で出た水分を利用して圧力鍋を使うこれまでの野菜ジャムの調理法と同様です。
野菜の持っている水分だけで水は必要がないところが気に入っています。ルバーブは一晩経つとたっぷりでます。
砂糖を粗精糖(種子島)とグラニュー糖と二種作りました。
レモン汁・ワインビネガーそれぞれ変えてフードプロセッサーで混ぜました。
スライスしている時のタマネギの独特の匂いは消えてしまいました。
表現しにくい味です。確かにフランスの伝統的万能調味料に似合うおしゃれなコンフィチュール。日本語の表現が見つからない…
日本では塩を使った保存(塩蔵)を主とします。
検索するとワイン・オリーブオイルなども使われています。
しかしながら、パンにつけてもそのままいただいても好いジャム。食生活も変わります。
この春の新玉葱の冒険…500gから試しみて家庭にあった味を定着されてはいかがでしょう。
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