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♫ 五月五日のこどもの日。最後まで歌えますか?「鯉のぼり」の歌

 曲は1913年(大正2年)の「尋常小学唱歌 五学年用」に初めて掲載され、文部省唱歌として歌われた。

縦書きです
甍(いらか)  瓦葺きの屋根
イメージです



甍(いらか)の波と 雲の波
重なる波の 中空(なかぞら)を
橘(たちばな)かおる 朝風に
高く泳ぐや 鯉のぼり

橘(たちばな)
ミカン科の常緑小高木。
ミカン類の総称。

フローラルな香り


開ける広き 其の口に
舟をも呑(の)まん 様見えて
ゆたかに振(ふる)う 尾鰭(おひれ)には
物に動ぜぬ姿あり

百瀬(ももせ)の滝を 登りなば
忽(たちま)ち竜に なりぬべき
わが身に似よや 男子(おのこご)と
空に躍るや 鯉のぼり



* 振り向いて…令和・平成・昭和・大正2年に作られた"こいのぽり"

三歳の子どもが、幼稚園で紙(赤のクラフト紙)の鯉のぼりを作って来ました。
習ったばかりの歌を"うろ覚え"で歌う。

時代錯誤でどの単語も子どもに説明ができにくい。

そこで「youtubeさま」に教えてもらった。イラストや画像さまざまありました。

ですが、三歳児が食い入るように見たのは杉並児童合唱でした。

リアルな雲の波の画像、今は特別な街でしか見かけない甍の波

自然に勝るものはないと安心した次第。


* しかしながら、現代の「こいのぼり」はこちらの歌詞が一般的のようです。


やねよりたかい こいのぼり
おおきいまごいは おとうさん
ちいさいひごいは こどもたち
おもしろそうにおよいでる

真鯉→黒い普通のコイ
緋鯉→ 観賞用のコイ。体色が緋(ひ)で美しい。緋と白のまだらのもある

♪屋根より高い~ で始まる童謡『こいのぼり』と ♪いらかの波と~ で始まる文部省唱歌『鯉のぼり』、二曲ある。


* 検索すると時代と共に変化したり、立身出世型の鯉のぼりが不都合に思われたりしたのでしょう。

無心な"子どもゴコロ"も様変わりしているのでしょうか。

"おとうさん"にたとえた後、"おかあさん"がいない!そのあたりでうろたえる子がいる。

どこか曖昧模糊とした「鯉のぼりの歌」

* ついで、吹き流しのお話。
吹き流しとは、風の方向や強さを見るために使われる布の筒の事。

こいのぼりの一番上の吹き流しは、また意味が少し違うようです。

昔は、疫病や栄養失調などによって乳幼児の死亡率はとても高かったので、7歳になるまではいつ死んでもおかしくない状況だった。

鯉のぼりは、男の子が滝を上る鯉のように強く育つように、魔除けとしてかざったのが、こいのぼりの一番上にある"吹き流し"なのだそうです。

医学が発達し乳児の死亡率も下がったと思うけど…

これも養老孟司氏の「超バカの壁」を読んで男と女の違い、さまざまな説明を聞かされてきたが、先生のお話で深く納得した。

男女の違いは性染色体によるもので女性の方がバランス良くまとまる性質にあるそうです。男の子の死亡率が高い理由です。

*世界人口が80億になった。


鯉のぼりの歌から今年2023年で110年変わらないのは雲の波橘の香だけなのでしょうか?


画像は「端午の節句」の武者人形

「端午の節句」に津屋崎人形を飾ります。

津屋崎人形は、福岡県福津市津屋崎で江戸時代後期から作られている素焼きの土人形です。

どんどん話しがややこしくなります。

こどもの日は国民の祝日で、男女関係なく子どもの成長や健康を願う日です。 一方、端午の節句は伝統的な年中行事で、男の子の健やかな成長をお祝いします。

もうどちらでも良いね〜

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