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七月の木の花!


リョウブ
山の尾根に自生する。
若葉が食用となるため飢饉に備えて植栽、貯蔵、採取を「令法(りょうぼう)」によって命じたことからリョウブと名付けられた。

その他の名前:ハタツモリ(万葉名)

 ・木の下を通ると香る。
 ・木肌に特徴がある。
近くで探してください。


 上杉鷹山のヒメウコギの生垣も感心した。現在も山形人は律儀に春になるとウコギ飯を食す。鷹山は知的な方です。もう少し後の世に生きて欲しかった。
生年月日: 1751年9月9日
死亡日: 1822年4月2日


 ヒメウコギは荒地にも強く丈夫なため、庭や生垣に植えられるようになった。江戸時代から続く話しです。

 ほろ苦さが清々しく、また調理法も幅広いため、郷土料理として天ぷら、おひたし、きり和え、うこぎご飯など様々な味わいで好まれてきた。うこぎは、カルシウム、鉄分、ビタミンCが豊富でビタミンB2が含まれる。

 ウコギのきり和えレシピ:うこぎはゆでて、水にさらしておくとアクがぬけて美味しく食べられる。ゆでたうこぎに焼き味噌をのせ、細かく刻んだものを食べる。ふりかけのようにごはんにかけたり、単品で小鉢に盛り、酒の肴としても食べられている。


キハギ

キハギ


しら露もこぼさぬ萩のうねり哉
 (しらつゆもこぼさぬはぎのうねりかな)     松尾芭蕉

 元禄六年秋(1693)、50歳

 『萩の葉に露があふれるようについている。そよ風がふいてそれが大きくうねっているが、萩は上手に露を乗せたまま揺れている。』

(高校の時教わった。頭の中にハギの露と花をこぼさないように…と芭蕉の優しさの印象が絵のように残る)


 那須街道赤松林には鳥が運んだり風に飛ばされたり…多種多様な植物の宝庫です。

 ハギは植物染料としては珍しく、植物繊維(ウール・シルクの動物繊維に比して)によく染まります。ヤマハギを探して染材によく使っていました。

 今日見つけたキハギは始めです。葉の先がとんがって、花の色が二色です。ちょっとした感動があり記している。

改めてハギの種類の多いことを知った。山々で交配して種類を増やしてきたのかなぁ

 標高450m 藍草も育ってきた。

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