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外国籍高校生の日本語学び直し②

こんばんは。今日は日本語の授業の日でした.

カタカナ要らないと思ってた

毎回日本語授業では冒頭にカタカナ語のディクテーション5問をします.最初は全問正解できなかった高校生も徐々に4問正解5問正解の生徒が増えてきました.

その中で1人だけ1問も正解できない生徒がいます.でも、4月から9月までは,書けなくても全然本人は気にしていませんでした.勉強を提案してもやりませんでした.10月ごろになるとだんだんディクテーションが嫌になってきたのか数回授業を休んだりしました.

ところが今日「先生、カタカナ勉強したい、今までしたことなかった.中学校の時カタカナ要らないと思ってやらなかった.」と言ってきました.あやふやだなと思っていたけど,自分で判断して勉強を放棄していたとは…知りませんでした.
それで今日の時間はカタカナのなぞり書き,全部覚えてみようチャレンジを2時間やって,言葉も書いて,授業の最後にミニテストをしました.カタカナの宿題もほしいというので,急遽印刷してもたせました.

17才,でも,いつからだってなんだって始められる.
今もし彼がカタカナを勉強したいと言わなかったら、思わなかったら、高校を卒業してからだったら,もしかしたら,カタカナをしっかり勉強する機会が今後ないかもしれません.もてないかもしれません.

自分から「やりたい」「必要だ」と思って言ってくれた気持ちが素晴らしいし、きっと来週までカタカナを全部覚えてくると思います.

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