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『板書ができない子への支援方法』
【相談内容】
ある年長のお子さんが、集団療育の中で板書がものすごく苦手だとわかりました。点繋ぎをしたり、個別支援ではキャラクターを書く方法を取り入れていますが、他にどのような教材や支援方法があるでしょうか?
【各教室からのアドバイス】
就学していちばん最初にぶつかる壁が、板書ができなく連絡帳が書けないことです。お子さんのタイプにもよるので、以下を参考に。
・ADHDの場合:
書くのが億劫だったり、書く気がなくて板書ができないことがあります。隣で見守るなど、圧力をかけて練習をすると良い。マインドセットも大切です。
・ASD、LDの場合:
物理的に書くことが難しい場合があります。ワーキングメモリに注目してください。イメージのないものほど記憶ができないので、一文字ずつ見て書く方法を試してみてください。最初は書かずに言葉のブロックを覚える練習をすると良いです。
・ビジョントレーニングが必要な子:
ホワイトボードに〇×△を転写する教材が効果的です。ワーキングメモリや空間把握能力にも良いです。
・集団で指示が通らない子(言語優位な子):
後ろでささやいたり(シャドウ)指示を読み上げるなどのサポートが有効です。
年中年長さんには、就学に向けて板書に意識を向けた支援を取り入れていくことをおすすめします。集団の中で行うことで、その子の課題が明確になります。通常個別で支援を行っている利用者さんにも、保護者の了承を得て集団療育アセスメントを提案してみることも良いでしょう。5週ある月の、年中年長さんが多い日に設定すると良いです。
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参考資料:「見る力」を育むビジョントレーニング
https://www.meijitosho.co.jp/sp/eduzine/yomikata/?id=20220241
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