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【現役児発管Mさんインタビュー】子供の力を最大限に引き出す療育を目指して

児童の可能性を最大限に引き出す、というミッションのもと、児童発達支援施設「フォレストキッズ名古屋中央教室」の児発管Mさん。彼女は2年前の2021年10月からこの施設で活躍しています。元々は保育士を目指していた彼女が、なぜ特別支援学級の教師になり、そしてなぜフォレストキッズを次の活躍の場に選んだのか。そして今、彼女が目指すものは何なのか。その経験と想い、そしてこれからのビジョンについて語っていただきました。

Q)まず、ご経歴について教えていただけますか?

A)はい、私は現在、児童発達支援施設「フォレストキッズ名古屋中央教室」に所属して2年目になります。この春からは児童発達管理責任者を任せていただいています。。それ以前は、5年間、特別支援学級の担任を務めていました。小学校の教師免許を取得する際に、支援学級の研修が必須だったのですが、その時から「特性ある子供たちの力になれたらいいな」と感じ、特別支援学級の希望を出しました。

Q)特別支援学級で働きたいと思った理由は何ですか?

A)保育園で実習をした際に、発達に遅れがある子どもたちも一緒に生活していましたが、支援が行き届かない状況にを見ると心が痛みました。私は、適切な環境があれば、すべての子供がその才能や力を発揮できると信じているので、そういった環境づくりに少しでも貢献できたらと思ったんです。

Q)特別支援学級の担任を5年勤め、どんなきっかけで転職を考えたんですか?

A)特別支援学級で働いていたとき、理想の療育を提供することが難しく感じていました。人員が少なく、私のやりたい療育を実現するのは難しかったです。定員は8人に対して私1人という状況で、見守ることしかできなかったのです。そこで、個別で支援できる場所がないかと考え、転職を視野に入れ求人情報を見るようになりました。

Q)どのように「フォレストキッズ」を知りましたか?

A)私は個別療育に関わりたいと考えていましたので、複数の求人情報をチェックしていましたが、実際に応募したのは「フォレストキッズ」だけでした。施設のブログなどを見て、行われている療育のイメージをつかむことができました。決められたプログラムをやるのではなく、その子に必要な療育を行っているという感じが伝わり、自分のやりたいこととリンクしました。

Q)何が入社の決め手でしたか?

A)面接での印象が大きかったです。面接をしてくれた撹上先生が教育学部出身で、特別支援学級の環境を理解してくれ、自分のやりたいことがここならできると感じました。先生の信念と熱意が伝わってきて、「ここでやってみよう」と思いました。

Q)実際に入社してみてどうでしたか?

A)今までの経験が活かせるとともに、新しい視点が得られました。教員時代は「社会に出るためにはやりたくないこともやらせなければいけない」と思っていたのですが、ここでは子供たちが楽しく学んでいるのを見て、教育観が変わりました。子供が楽しく主体的に学ぶことで、成長の度合いが違い、習得も早く、その後の意欲も広がっていくことを実感しました。

Q)実際にフォレストキッズで働いて、どのような学びがありましたか?

A)ここに来てから、子供の発達段階について新たな視点を得ることができました。特に、小学生と未就学児で何ができるか、という観点では大きな違いがあります。それぞれがどの程度まで可能性を引き出せるか、という“求めるライン”について理解を深めることが求められました。最初は自分の中で設定していた“求めるライン”が高すぎることに気づき、それを年齢に応じた適切なレベルへと修正しました。

また、フォレストキッズ名古屋中央教室には作業療法士や言語聴覚士、公認心理士などさまざまな専門家が在籍しているので、同じ子供を見ていても、専門職としての視点はかなり異なるということに気づきました。これまで私が持っていた視点や考え方だけではない、新たな視野を持つことができました。教員として働いていた時期よりも、ここで得た心理学や作業療法の知識により、より深い理解と対応ができるようになりました。

Q)今のやりがいや今後の目標はありますか?

A)今までの業務は主に支援が中心でしたが、この春から児発管の役割も任せていただいたので、これからは指導にもシフトしていきたいと考えています。人材の育成についてもっと学びたいと思っています。施設運営をして質を高めるためには、自分が学ぶだけではなくスタッフの質やレベルを上げていかなければならないと感じています。

Q)フォレストキッズはどんな人におすすめな職場だと思いますか?

A)フォレストキッズは、目標に向かって行動できる意欲的な方や、療育への信念をお持ちの方に特におすすめです。理由としては、研修が非常に充実していて、たとえば現在私自身、ABA認定セラピストの資格取得やPECSの研修に参加しています。常に新たな知識を求めて成長を続ける意欲のある方には、ここが学びの場として最適だと感じます。

また、チームの風通しの良さも大きな魅力の一つです。スタッフ間のコミュニケーションが活発で、自分のアイデアや提案を積極的に出せる環境があります。ここでは、自分のやりたいことを伝え、挑戦する機会を得られます。例えば、私自身が放課後デイサービスの立ち上げに関わりたいと申し出たところ、主導的な役割を任せていただいています。2023年の春に開催した進路相談会の企画運営にも参加させていただきました。

自分自身の成長とともに、子供たちの成長を支える環境を作ることができる。それがフォレストキッズの職場だと思います。


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