#療育ミーティング相談

相談:2歳になる男の子は、自閉傾向がありますが、言葉や動作の模倣ができ、指示にも良く従います。来所時は元気で機嫌も良く、課題にも真剣に取り組んでいます。しかし、家に帰るとギャンギャン泣いて手がつけられない状態が続いています。また、自転車に乗せられなかったために利用予定の日にキャンセルになったこともあります。これはどういうことでしょうか?

■他のメンバーからのアドバイス

このような反応は、いくつかの可能性が考えられます。まず、子供自身が内外の状況をしっかりと区別している可能性があります。教室ではできることでも、家では甘える傾向があり、緊張しているためにできないことがあるかもしれません。外出中は無理をして頑張っているため、ストレスが溜まって帰宅後に感情が爆発している可能性も考えられます。お母さんには、おうちでギャン泣きすることに困っていると感じずに、子供が甘えられるようにサポートしてあげてほしいです。まだ子供は体力的にも成長途中ですので、徐々に慣れていくことでおうちでもできるようになるでしょう。

また、家と教室の環境の違いも影響しているかもしれません。教室では専門家が担当し、TEACCHという構造化された方法で接しており、わかりやすく快適な環境を提供しています。しかし、家庭では一般的な子育ての方法で接することが多いため、子供が言葉の指示を理解しにくいのかもしれません。家庭でもできる限り、教室と同様の環境や言葉の使い方などを取り入れることで、内外の違いを少なくしていくことができます。伝える際には、お母さんを非難することのないようにお願いします。

#みんなでより良い療育を
#役に立ったらいいね&ブクマお願いします

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?