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ちっちゃい!

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建築デザイナーの僕は、福岡と湯布院で2拠点生活を実践している。 森の中に建てたたった7坪のスモールキャビンCOYAKICHIでミニマリスト生活 にチャレンジしながら。そこで感じた…
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2023年1月の記事一覧

ちっちゃいから狭いって、誰が決めたの?

ちっちゃいから狭いって、誰が決めたの?

よく聞かれること。
「これで本当に7坪なんですか?」
いつも答えること。
「そうなんです。デザインした僕も不思議なんですけど」

僕も含め多くの人は、思い込みという〝ボックス〟に取り込まれていて、
本当の事実が見えていないことがよくある。
厄介なことにそのボックスはガラスの壁で出来ているから、自分が〝箱入り人間〟だということに、ほとんどは気づかずじまいなだけなのに。

ちっちゃいから狭いとは誰も決

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外遊び計画

外遊び計画

この日は2つ目の枯枝コンポストづくりに着手しました。
コヤキチで出た生ゴミは最初のコンポストに入れています。上に腐葉土を乗せていますが、うまく発酵までつながっているかは、まだ寒いので未知数。
でも匂いもないし鹿たちにいたずらされることもないし、
それに何といっても枯枝を積み上げたいくこと自体が楽しいのです。
何だか手作り積み木で遊んでいるみたいです。
というわけで二つ目の製作になったわけですが、他

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お試し未来

お試し未来

2拠点生活の意義は、普段の生活とは異なる「他の暮らし方」を体験できるところにあるのではないでしょうか。

それはもしかしたら、「パラレルワールド?」とも思えるくらいの全く異なる世界を体験すること。そしてその体験から、新しい生き方を発見することかもしれません。

今日は、2拠点生活の意義についてお話をしようと思います。

今朝、福岡の自宅で三つ折りのマットレスをたたんでいて気づいたことがありました。

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火の番

火の番

朝の4時に目が覚めて気づいてしまったのです。僕はこのコヤキチに「火の番」をしたいがために来ているのではないか、と。
そこから、妄想に火がつきました。

目の前で炎となりやがて燃え尽きていく薪たち。
その赤々とした末路をじっと見ていると、ふと思いました。
この薪たちは、長いこと風雨にさらされ、間引き競争からも生き残ってきたツワモノたちではないか。だとすれば、薪ストーブとは、まさにツワモノたちの夢の跡

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スモールキャビンの流儀

スモールキャビンの流儀

昨日の朝は2日遅れの御来光を拝むことができました。
その輝きに圧倒されたので、思わず二礼二拍手。

朝焼けのコヤキチもいい感じです。

朝食の後に、野鳥たちに餌やりをしました。
今日はコガラやシジュウカラも顔を見せてくれて、本当にこの森は野鳥の楽園です。
屋外のテーブルの上に置いた餌はみんな食べに来るのに、
手のひらに置いた餌はヤマガラしか食べにきません。
ゴジュウカラは近くまで来るのですが、どう

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野鳥たちのお出迎え

野鳥たちのお出迎え

年明け早々コヤキチへ。

北斜面にはまだ雪の残るやまなみハイウェイを軽快に走って
由布の森へやってきました。

この森は南斜面なので、雪はほとんど残っていません。
斜面地の場合、方位がとっても重要なのだと改めて肝に銘じました。

さっそく薪割りをし、薪ストーブに火を入れて今夜の暖を確保。
車から荷物をおろしたりしていると、
なんだか野鳥たちが近くに寄ってきている気配。

お隣りのカフェがお休みなの

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森のホワイトクリスマス

森のホワイトクリスマス

コヤキチも静かに冷たい空気を深呼吸しているようです。

庭のあちらこちらに、サンタクロースの足跡を発見してしまいました。

福岡の弊社ギャラリーで開催した『都会の森のちいさなお店』に出店されたILMWさんのクリスマスリースも、雪に埋もれて、幸せそうです。

枯枝コンポストも雪に埋もれています。
どうやら鹿たちは、何もいたずらしなかったみたいです。

コヤキチの表札も、雪を映してなんだかクール。

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