そうであって欲しくないことは、言葉にしない
「そうであって欲しくないけど、あり得るかも」みたいな話ってよく目にする。
それって、なにか悪いことを想像しており、かつ、何か・何者かに原因を置いている話が大半だ。
ただ、それを言葉にしても、何も意味がない。
だって想像の範疇でしかないから。
むしろ言葉にすることは良くないことだと思っている。
チャゲアスが日本の音楽史に残る大ブレークをする前、「コンサートに客は入るけど、楽曲は売れないグループ」というニュアンスのレッテルを貼られていたらしい。ASKAさんの「帰宅」を歌う前のMCだ。
このように、誰かがそう言いだすとフレーズになり、それを知ったみんながそう言いだすと、合意を得た周知の事実になっていく。
いずれはどこかの誰かの常識=ほぼ真実にすらなりかねない。
僕はこの流れは、世間というものの芯をついた言葉だと思っている。
悪い未来なんて望んでいないし、原因が誰かの悪意であって欲しくない。
悪い予測なんて当たって欲しくない。
僕の悪い想像は誰かの真実になって欲しくない。
ゆえに、悪いことは一つも言葉にしない。
僕のポリシーの一つだ。
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