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【EDH】第8期統率者神決定戦レポート

はじめに

初めまして、じゃくと申します。
第8期統率者神決定戦でトラシオス&ティムナを使っていた者です。
レポを書く気はあまりなかったのですが、晴れる屋さんの配信を見返してみるとそれだけではわかりにくかったところもあるので、説明がてら書くことにしました。

自分とMTGについて

色々な趣味のうちの一つにMTGがあり、最近は統率者戦でよく遊んでいます。
店舗のイベントなどにはあまり出ず、普段は友人らとBattle~Challenge帯のデッキで遊ぶことが多いです。
自分も友人らも「お気に入りの統率者を使ってプレイする」のが割と好きなタイプなので、コミュニティ内ではTheGame帯のデッキで遊ぶことはほとんどありませんが、他のレベル帯で遊んでいてもプレイ自体は勝利を目指して頑張る方針でやっています。
TheGame帯のデッキで遊びたいと思ったときはイベントに出ており、今回は運にも恵まれて神決定戦に進むことができました。

デッキ選択について

賛否両論あるかもしれませんが、自分のcEDHへのスタンスは「TheGame帯である程度通用する”好み”のデッキを用いて競技的なプレイを楽しむ。」というものです。
今回はティムナ&トラシオスにしましたが、この統率者選択や採用カードについては自分の”好み”が多分に含まれているので、「勝利のみを追求する」という観点では最適解ではないと考えています。
また、私生活の中でcEDHに割ける時間があまりないことから実戦経験に乏しいなかでデッキ構築をしており、特に今回のリストはむかつき非採用かつ軽量カード中心の構築を試してみたくて直前に組んだものなので、完成度は高くありません。あまり参考にならないと思いますし、参考にするならもっと強い人のを参考にしてください。

統率者神挑戦者決定戦(予選)

1回戦:キキジキ ○トラティム トラテヴェ ギルウェイン
2回戦:○トラティム プローシュ 百合子 ギラ木霊
3回戦:ギトラグ マグダ ○トラティム ステラ・リー
4回戦:パーフォロス ログレン ×トラティム ギルウェイン
5回戦:○トラテヴェ ローナ キナン ×トラティム
6回戦:ウルザ ○トラティム ローナ マル砕き

当たりや手番に加え、引きにも恵まれていました。
1回戦のトラテヴェの方はよくお見掛けする上手な方でしたが、《凶暴な召喚》が刺さって勝ちました。でも5回戦でしっかりリベンジされました。
4回戦はパーフォロスにあっという間にライフを溶かされたので、予選で使われて印象的なカードに挙げました(まさか決勝でも当たるとは…)。

統率者神決定戦

予選突破が決まってトップ12プロフィールやデッキリストを確認しましたが、強豪の方ばかりで、彼らの実力が某ゲームで言うところのプレデター級だとすると自分の実力はせいぜいプラチナぐらいで、キャラ選択も相手がバンガブラハのような強キャラを安定ピックをしているのに対して自分は下手なくせに扱いが難しくて大して強くないレイスを好きだからといって選んでいるような状態です。勝つには上手いタイミングで漁夫るぐらいしかありません。事前にできたことと言えばデッキリストとにらめっこすることと、しもっちさんの過去レポを読み返して強者の考え方を少しでも勉強するぐらいでした。

トップ12戦(準決勝)

ログテヴェのしもっちさんとティムクラの方がゲーム進行をリードしており、自分はただ緩衝材の役目を果たしているだけでした。たまたま仕掛けに失敗したログテヴェの下家にいたから勝っただけです。
クチルに関しては後でトラシオスからカウンターが大量に捲れることからわかるとおり、あの時点ではバックが少なく、更に異界の進化からでないと仕掛けられない(種のトラシオスをオークで潰されると成立しない)というレモラ下ではほぼ無理な状況だったので止められたらそれまでの気持ちで打診しましたが、自分で考えている以上に影響が大きかったようです。お騒がせしました。
帳も同じような感じで打ちましたが、こちらはあの時点で雑に投げ捨てたのは軽率だった気もします。
他にも終盤のFFスルーは欲張りすぎで、しもっちさんのフェアプレー精神による説得がなければ普通に負けていたので、ここらへんの読みの甘さは不慣れさが出ているなぁと感じました。

神決定戦(決勝)

パーフォロスが決勝に上がってきたのはトラティムにとってよかったのかはわかりませんでしたが、まぎれができるという意味ではプラスに捉えていました。
どこまで対処するかもまた難しかったですが、初手にBEBを握っていたら当てるかなぐらいに考えていました。

ゲーム内容についてですが、まずマリガンは単純に初手から毎回土地1でキープできず、ぎりぎりレモラを見つけられたという感じです。
3t目に印鑑を出したのは明確なミスで、ここはブロッカーとしてトラシオスを出すべきでした。
5t目はティムクラを殴るべきなのかとっさに判断がつかず、安易にティヴィットを殴ってしまったのは思考を切り上げてしまったという意味では良くなかったと思います。
6t目にティヴィットに殴られたときは勝ち目がほぼなくなったと思って色々なことを考え始めたせいで意識が散って大きなミスをしており、なぜか黒緑土地を残して印鑑をタップしてます。完全に色マナを勘違いしています(そのせいでこの後の沈黙のやりとりが余計ややこしくなりました)。

配信を見ているだけでは特にわかりにくかった沈黙のやりとりですが、まず前提として感情的に打ったもの(いわゆるお気持ちプレイ)では全くありません
あの局面から勝利する道筋ですが、沈黙を打っても残りの手札が汚れた契約、悟りの教示者、白鳥の歌、断れない提案、友なる石だったので、次のターンが来ると仮定すると通常ドローやティムナドローでタッサの神託者や献身のドルイドを引けば一応仕掛けることができ、非現実的な話というわけではありませんでした。
問題はティムクラ、パーフォロスそれぞれのターンでライフを詰められないかですが、前者に関しては殴られないパターンやパーフォロスが突然のショックなどで守ってくれるパターン、後者に関しては手札にクリーチャーがないケースやティムクラがバウンスを打つパターンを可能性は低いと思いながらも検討していました。
ただボードゲームにキングメーカー問題がつきものなのは知っており、その低い確率を追い求めることを美徳としない考えがあることもわかっていたので、その問題について口頭で触れつつ、沈黙をプレイすることを論理的思考で決定しました。

その後は見てのとおりで、ティムクラに殴られて他からの介入もなさそうだったので、汚れた契約で致命的なはしゃぎ回りを探しには行きましたが、タッサの神託者が先に捲れてしまったのでそこで脱落となった形です。

さいごに

今回、未熟な自分が運良く予選を抜けてしまったことで、レベルの高いゲームを期待していた対戦相手や観戦者の方々にはがっかりさせてしまったかもしれません。
ただ個人的には成長に繋がるとても良い経験をさせてもらいましたし、強者は僕の技量をすぐ読み取ってそれに合わせたプレイをしていたので流石だなぁと思いました。
また少なくとも僕が当たった方々は僕の甘い構築・プレイに対して単に批判することは全くなく、常に建設的に話をされていたので、cEDHへの門戸は成長を求める者には誰にでも開かれていると感じています。
挑戦を躊躇っている人がいれば、是非とも一歩踏み出してみてください。

本記事はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。

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