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5W1Hで記述しよう!【第59回-実技1-問4(1)③ 気象予報士試験の解説】
第59回気象予報士試験の実技1を解説していきます。
全ての記事を無料で公開します。
1人でも多くの人に、気象について興味を持ってもらえたらうれしいです。
問題
③ 図10(上)および図11を用いて、シアーライン付近におけるエコーの分布の特徴について、降水強度に言及して、35字程度で答えよ。
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エコーの分布の特徴
さて、今回は降水エコーがどのように分布しているのか、
記述せよとのことです。
今回は、分布の特徴を、
5W1Hフレームワークにしたがって整理してみます。
いつ(When)
どこに(Where)
誰・何が(Who)
何をする(What)
なぜ(Why)
どのように(How)
今回の場合は、
いつ(When) =18日11時で
どこに(Where) =シアーライン付近に
誰・何が(Who) =強い降水エコーが
何をする(What) =分布している
なぜ(Why) =風の収束のため
どのように(How) =南北に帯状に
なお、問題文では、
日時(When)を含める指示がありませんし、
降水の原因(Why)含める指示がありませんので、
日時と原因の記述は不要です。
ただし、問題文の指示にあるように、
エコーが示す降水強度に言及する必要はあります。
図10(上)をみると、シアーラインに沿って、
黄色のエコー(20mm/h以上)があります。
以上のことを文章にします。
出題者の解答例は次のとおりです。
シアーラインに沿って帯状(南北)に20mm/h以上の強いエコーが分布している。
まとめ
いかがでしたか?😃
今回は、5W1Hの視点から、
記述問題で書くべき項目を解説しました。
この5W1Hは、項目を漏れなく記述する上で、
便利なツール・フレームワークです。
また別の記述問題でも、
5W1Hから解説してみますね!
出典など
※ 本記事における解答や解法は、個人の見解であり、(一財)気象業務支援センターとは関係ありません。