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【ゲーム感想】BIOHAZARD7 RESIDENTEVIL

今回は【BIOHAZARD7 RESIDENTEVIL】の感想を。
※XboxOne版での感想となります。また、今回の感想は本編のみとなりDLCによる追加要素分は含まれません。

ホラーゲームとしての恐怖を戻してきたナンバリング最新作

本作はバイオハザードシリーズのナンバリング最新作。
4から前作6までのシリーズはどちらかと言えばホラー要素は薄まってアクション映画的な内容に振り切っていたが、本作では初代のような純粋なホラーゲームとしての情け容赦のない恐怖感が戻ってきた。
ようこそ狂気と悪夢の館へ。
※なお、基本的なゲームシステムとか視点の変更の事についてはBIOHAZARD7Teaser BEGINNINGHOURの感想を参照してください。

ゲーム展開は旧シリーズに回帰

本作はある種の原点回帰とも感じられるゲーム展開だ。
未知のエリアを探索し、時には迫り来る敵と戦い、少ないリソースをやりくりする感じの旧シリーズのスタイルに舞い戻った。

ステージごとに異なるジャンル

舞台となる恐怖の館はエリア毎に異なる恐怖のジャンルが割り振られている。
ここら辺は他のレビュワーも語っているので詳細は割愛するが、進行する度に変化していくのは個人的にはあり。

ナンバリングタイトルとしては久々のマルチエンディング

若干ネタバレになることはご容赦願いますが、本作ではナンバリングタイトルとしては1作目以来のマルチエンディングを採用。
とは言っても分岐箇所は一カ所だけで2つの内のどちらか程度です。

雑魚敵はバラエティに欠ける

本作での雑魚敵はこれまでのシリーズと比べると些かバラエティに欠ける。
と言うのも旧本館の虫を除くと雑魚敵はタイプ違いのモールデッドのみとなっている。
これまでのシリーズでは個性豊かでバラエティー豊かなクリーチャーが多かったけど、過去のバイオハザードシリーズと比較してもバラエティに欠ける印象が強い。
どちらかと言えば雑魚よりも各種ジャックを中心としたボスキャラ達で恐怖を賄っている感が強い気がする……。

FPS化に伴う戦闘の難易度の変化

以前、ビギニングアワーの感想の際に視点の変更について触れたが、それに伴い戦闘の難易度は若干上がった感じがする。基本的な操作面では直近のシリーズ作品(ここではバイオ6、リベレーションズ1、リベレーションズ2を指します)と同じだが、視点が主観視点に変わったことにより敵との距離感が変わった。
既存シリーズであれば操作しているキャラが画面内に映っているので敵との距離は測りやすいが、本作は主人公の視点となるのでFPSに慣れない人には距離感を掴みづらいかもしれません。
この辺りは個人差があるので人によってはマイナス点と言える。

クリア後のおまけ要素が少なすぎる

バイオハザードシリーズと言えばクリア後のおまけ要素も定番だ。
しかし本作の場合、クリア後のおまけ要素は条件達成による隠しアイテムの解禁のみとなっており、シリーズ定番の隠しモードについては全てDLCで配信されるだけ。
それ、最初から本編に組み込んどけよ……。
※なお、DLC適応時に追加されるゲームモードは本編クリア後にプレイすることを強くおすすめします。特に本編の後日談となるNOT A HEROとEND OF ZOEは!!
※ネタバレになりますが本作にはシリーズ伝統のロケットランチャーはありません。繰り返します、ロケットランチャーはありません。

【総評】二度目の再出発は可も無く不可も無く賛否両論

二度目のフルモデルチェンジとなる本作は可も無く不可も無くと言った所。
初見ならば十二分に襲いかかってくる恐怖感を味わえるので可能な限りネットの情報を遮断した上で挑んでみて欲しい。
主観視点となった本作は好みが分かれる作りだが変化を持たせるならここまで大胆にしないといけないのかも……。
とは言え二度目の再出発となる本作は今後のバイオハザードシリーズの基点としての完成度はあるので興味があれば試してみて欲しい。
※可能であればビギニングアワーからプレイすることをオススメしたい

【評価点】71 / 100

<DIFFICULT:13 / 20>
これまでのシリーズとは視点も異なるためFPSに慣れていない人ほど難しく感じられるかもしれないが、全体的にはまとまっている気がする。実績の難易度も程よい。
なお難易度MADHOUSE、二度とやりたくない……。
ただしルーカス、テメーは許さん(初見殺し的な意味で)

<VISUAL:15 / 20>
ビギニングアワーと感想が同じとなるのでここでは割愛とさせていただきます

<SYSTEM:15 / 20>
基本的な感想はビギニングアワーと同様。しかしバイオ4以降から姿を消したアイテムボックスが復活したのでアイテムのマネジメント面では久々に考えさせられる。

<SOUND:15 / 20>
基本的な感想はビギニングアワーと同様。BGMの印象が残らないけどテーマソングはいいぞ。

<VOLUME:13 / 20>
多種多様なステージと情け容赦なく襲いかかってくる恐怖感。徐々に明かされる真相とフルモデルチェンジしてもシリーズのお約束はバッチリあり、十二分にボリュームは用意されている。
惜しむらくは隠しモードが全てDLC適用しないといけない点。

<OTHER>
XboxOne版のCERO:D版のダウンロード版であれば本体の地域設定を日本以外にしてからダウンロードすれば(ここから先は血で汚れていて読めない)

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