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男女の友情

先日、娘2と恵比寿のイタリアンレストランでランチをしました。

隣には、1歳になるかならないかの赤ちゃんを連れたカップル。さすがおしゃれタウン恵比寿。子供がいてもファミレスには行きません。


テーブル同士が近いのでカップルの会話が聞こえてきます。

女(推定32歳・翻訳家)「今日、ミカちゃんは?」

男(推定34歳・グラフィックデザイナー)「眉毛サロンに言ってる。」


??

夫婦じゃない?

いやいやいや、これ怪しい関係だったら、子供連れてこないよね?

しばらくするとベビーカーに乗っていた子供が飽きて、抱っこを要求。

「はいはい、遊びたいんだよねー」と、手慣れた手付きで抱き上げるデザイナー男子(仮)。

ほお。赤ちゃん連れの男性が、女性とふたりでランチ。

俄然、ふたりの関係に興味が湧いてきた!


娘2としゃべっているフリをしつつ、耳ダンボでラザニアを食べます。

男「お祝いだからさ、コレ」

女「うわ、ありがとう」

取り出したのは、デパ地下に売っていそうな高級なお紅茶。

男「紅茶、飲む?」

女「飲む飲む。ヒロシ(仮名)も好きだからうれしい」


ふたりとも結婚してる! なんだこの関係。やりとりが、まるで女友達。

紅茶っていうのが、いかにも女友達同士で贈り合いそうではありませんか?

途中で子供がぐずり始めたら、よくお母さんがするように立って揺すって、それでも号泣するので「ちょっと外散歩してくる。たぶん眠いんだと思う」

と、赤ちゃんをあやしながら出ていくイクメンデザイナー男子(仮)。



いや、イクメンなんて陳腐な言葉じゃ表現できない。わたしが子育て中にやっていたのとまったく同じことを普通にしている。

時代は変わったなー。



話を戻しましょう。

つまりこの男女は、怪しい関係ではなく、ほんとにただの友人のようです。

ただの、というか、会話から察するに親友レベルの親密さ。

50,60歳になったら、男女のアレコレなんてなくて、いい友人になるって分かるんですけど、30歳くらいでも男女の友情って成立するんですね。


会話からするに、お互いのパートナーも認めてるっぽい。

時代は変わったなー(2度目)。




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