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「Dr.STONE」から学ぶ、『己の信念』

おはようございます。

今回は大人気漫画 『Dr.STONE』から学ぶ、『己の信念』についてです。

本作は週刊少年ジャンプで連載されており、全人類が一瞬で謎の石化をしてしまうところから物語が始まります。

主人公・千空は科学の知識に溢れた高校生で、彼もまた石化し、時が数千年が経った石の時代(ストーンワールド)で目を覚まします。

文明が滅び、人類も石化したままの状態でただ一人、千空は石化から復活を遂げます。

なぜ人類は石化したのか…。

謎に包まれたまま物語は始まりますが、奇跡の復活を遂げた千空は自身の科学知識と地道な工夫でゼロから文明を作り出します。

ー仲間の復活ー

科学の知識や想像力はあるものの、如何せん体力がない千空は生活基盤を整えるだけでも1日がかりの大仕事でした。

マンパワーが足りない···。

いくら千空が天才的な知識を持っていても、それを充分に活用できる術がない時、ある一人の男が石化から復活します。

それが千空の友人・大樹です。

大樹は千空より半年後に目を覚ましますが、千空は石化前の自分たちが生きていた時代から3700年経ったと話します。

時代の変化に驚きを隠せない大樹ですが、「なぜそんなにも正確に過ぎた時間が分かるのか」と千空に問いかけると、千空は石化した時からずっと石の中で時を数え続けていたからです。

身体も細胞も石化した千空でしたが、意識は己の気力と精神力で保ったままでした。

自分自身の状況を冷静に分析し、最良の行動を取る。

千空は自身がどれだけ石化したままでも諦めず、復活の時を計らっていました。

周りの現況が分からず意識が飛びそうになる中、復活するなら季節も温度も生存に適した春にすると決め、タイミングを図り間違えないようにひたすらに数え続けたのでした。

どんな屈強な場面でも自分が決めたことを貫いて実行した千空に、私も自分が決めた目標を達成するまでチャレンジし続ける姿が似ているなと感じながら、物語にどんどんハマっていきました。

ー新たな復活者ー

大樹は石化する直前、同級生・杠に告白をしようとしていました。

大樹は次に復活させる人を千空から選んでも良いと託され、杠にすると決めます。

しかし、何によって石化から復活を遂げることができたのか分かっていない大樹に、千空は何度もトライ・アンド・エラーを繰り返し、石化からの復活の鍵を握るのは硝酸だと話します。

大樹が復活を遂げた背景には、千空の地道な一歩一歩の仮説と実験の繰り返しがあったのでした。

杠も同様に復活させようとした途中、野生のライオンに遭遇します。

全人類が石化したため生態系も崩れ、今ではライオンが食物連鎖の頂点に立っている時代だったのです。

2人はライオンから逃げている際、石化した全霊長類最強の高校生・司を見つけます。

石化解除に使う硝酸を司に使ってライオンから難を逃れますが、復活させた司もまた現況を理解すると、「純正な若者だけを復活させて人類を浄化させるチャンス」だと千空に提案するのでした。

ー「科学の力で全人類を復活させようとする千空」VS「純粋な若者だけを復活させて自然とともに生きようとする司」ー

千空と司、それぞれが己の信念をぶつけながら物語が進んでいきます。

どちらが正しい、何が正しいと判断もつかないゼロからのストーンワールドだからこそ、彼ら自身の考えがこれから進むべき道の標となります。

私も自分が決めた目標や仲間と共に歩む道を選択しながら日々仕事もプライベートも生きていますが、改めて己が決めた道を正解にするためにも行動に移し続け、実行していきます。

金現珍


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