「僕はメイクしてみることにした」から学ぶ、スキンケアの大事さ
おはようございます。
糸井のぞ先生が描くメンズコスメ漫画「僕はメイクしてみることにした」から、主人公と一緒にスキンケアの大事さについて話したいと思います。
自分を労わることの大事さ
コスメというと、女性がするものというイメージが強いですが、この漫画の主人公・前田一朗もそう思っていた人物です。
一朗は、38歳のサラリーマンで、彼は、会社に行き、家でお酒を飲みつつ、寝転びながらテレビを見て笑う、といった日々を送っていました。
ある日、髭剃り中にふと鏡に映る自分の顔を見てショックを受けます。全体的に顔色が悪い、目の下の存在感が強すぎるクマ、頬の乾燥と額のテカリ、乾燥でカピカピの唇、二日酔いからくる顔のむくみ。
自分の予想以上に若いころと違う相貌に驚きを隠せず、極めつけにお腹周りもたるんでいることにも気付いてしまいます。
「このままではいけない」と思い立った一朗は具体的にどうしたらいいかが分からないまま、その日仕事をします。
ジムに通えばいいのか、と悶々と考えていたところ、帰りに立ち寄ったドラッグストアでふと化粧品のコーナーで「体を労わろう」というポップを見つけます。
労わるで思い出したのは、化粧水を付けていた彼女の姿。
「やったときとやらなかったときとは全然違う」と言っていた事を思い出し、一朗は化粧水を買うことにします。
やったら応えてくれる
化粧品コーナーに行くと、様々な化粧品があり、一朗は何が違うのかと戸惑います。
手に取ったものの、同じ化粧水であっても「さっぱり」と「しっとり」で種類が分かれており、他の化粧水を見れば、こちらは成分が違っている。
一朗からすると滅多に来ない化粧品コーナーで未知の世界に飛び込んだ感じだったと思います。
確かに化粧品は女性から見ても多種多様でどれを買うか迷うこともあるそうです。
一朗も例にもれず、どの化粧品がいいのか迷います。自分の肌のことを考えたことがなかったと自省しながらも、ひとまず目に入った化粧水を買って帰ります。
化粧水を付けたことがないため、使い方を化粧水のボトルに書いてある説明書きで確認してから、一朗は化粧水を顔に付けます。
そして、次の朝目が覚めると、一朗の頬がしっとりもっちりしており、一朗自身今までの肌さわりから変化が見られて感動します。
やった分ちゃんと応えてくれるのだと、嬉しさを隠しきれない様子でした。
師匠「タマ」との出会い
数日後、化粧品の次は洗顔料も買おうと一朗はドラッグストアに足を運びます。
するとまたもやお目当ての洗顔のコーナーには所せましと棚一面に並ぶ商品が現れます。世の女性はこれほどまでに多くの商品の中から、自分に合った化粧品を選んでいるのかと若干ショックを受けながら一朗がクレンジングを手に取ったところ、1人の女性が声を掛けます。
どうやら悩みながら洗顔料を探している姿を見て、声をかけてくれたようです。コスメが大好きな女性「タマ」は、一朗に肌はどういうタイプなのかと聞きますが、一朗は自分の肌のタイプが分からないと正直に打ち明けます。日頃使っているのも爽快感のある洗顔料を使っていて、洗った実感があるものを選んできていました。
それを聞いたタマは、初めての洗顔料選びにいい商品を紹介してくれます。洗い方もしっかりレクチャーを受け、一朗は早速実践に移します。これまで時間をかけず、ごしごし洗うのが男の洗顔と思っていた一朗ですが、タマから教えてもらった通り洗ってみると、時間がかかるが、その分自分を大事にしている感じがする、と言います。
一朗のこの肯定的な姿勢が好印象で、すっきり爽快なもので慣れていたところから、柔らかい泡で優しく洗う方法に切り替えると、いわゆる物足りないといった感情になりがちですが、切り替えて肯定的に捉えられるところが一朗の柔軟な一面だと感じました。
肌の調子がいいと、顔色がよくなりますし、何より肌の調子がいいと自分自身の気分も高まります。
身だしなみは自分のためでもある
スキンケアの話に触れてきましたが、スキンケアも身だしなみで大事な部分でもあるとさらに気づきがありました。
私自身ビジネスにおいて清潔感を気にかけていますが、身だしなみをよくすることは相手への思いやりでもあり、自分への思いやりでもあると考えさせられました。
普段から健康面も特に気にかけていますが、化粧品や美容液を使用して肌の調子を整えたり、必要な栄養素をサプリで摂っている自分は、自分を労わっているのだと思うと嬉しく感じます。
自分も今後一朗のように自分への労わりを続けていきます。
金現珍(キムヒョンジン)
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