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「ボールルームへようこそ」から学ぶ、基礎を徹底的に鍛える大切さ

おはようございます。

今日はアニメ「ボールルームへようこそ」から学ぶ、基礎を徹底的に鍛える大切さについてです。

ボールルームへようこそは、月間少年マガジンで連載されている漫画です。
2017年にアニメ化もしました。

ボールルームとは、社交ダンスを踊るためのフロアのことです。

アニメのOPはユニゾンスクエアガーデンというアーティストです。
軽やかで躍動感あふれる音楽と映像美は、アニメーションならではの迫力です。

主人公・富士田 多々良(ふじた たたら)は勉強もそこそこ、趣味は無く、将来の夢もありません。
進路について悩みながら帰り道についていると、不良たちに絡まれ、あわやカツアゲされそうになります。

それがたまたまダンス教室の前だったため、ダンサーの仙石に偶然助けてもらった多々良は、社交ダンスの体験レッスンに連れ込まれます。
そこで同じクラスの花岡 雫(はなおか しずく)が通っていたことで、多々良は社交ダンスに興味がわきます。

体験レッスン後、さらに仙石が出場した大会のDVDを見て、その華やかさとスポーツ性にどんどん魅了されます。

何かに打ち込んだことのない平凡な男子中学生が、人との出会いを通じて社交ダンスに飛び込み、成長していく物語です。

基礎基本が何よりも大事

社交ダンスは華やかな見た目とは裏腹に、「格闘技」と表現されるほど体力の消耗が激しいものです。

訳も分からないまま体験レッスンの説明を聞く多々良は、突然仙石からまず姿勢を指摘されます。
背筋を伸ばし、肩甲骨を寄せて胸を張り、頭から糸で吊らたようにまっすぐに立つこと。
普段意識して立っていない多々良は指摘された姿勢を取ることで、鏡に映った自分が普段と全く違うことに驚きます。

電車に乗っていても、一流のダンサーである仙石は立っているだけでオーラがあり、人混みの中でも目立ちます。

踊っている最中だけでなく、「立つ」という姿勢から魅せることができるのです。

社交ダンスに魅せられ、「ダンスを教えてほしい」と仙石に頼む多々良ですが、仙石は「そんなに甘くない」と本気にしません。
ダンスを本気でやろうとすると、子供のころからの体作りが重要となります。

体がやわらかい子供のころから、柔軟でよく動く体と体力を作ることが普通の流れです。

多々良は中学生であるため、ある程度体が育ってしまっています。
ここからクセを直していくことは生半可なことではありません。

また、体験レッスンには引き込みまれたものの、中学生の多々良にはレッスン代は大金です。
それでもなんとか!と食い下がる多々良に、仙石はまずは、とボックスステップの練習をやめというまでし続けろと指示します。

まともにとりあわないまま帰った仙石が翌日スタジオに行くと、なんと多々良はまだステップを練習していました。
多々良は時間を忘れ、ひたすら基礎となるステップを一晩中練習していたのです。

夜が明けていたことも、靴がぼろぼろになっていたことにも気づかないほど集中して取り組んでいたその姿を見た仙石は、多々良がスタジオに通うことを許可します。

多々良の同級生の雫は、プロでも通用する実力者です。
そして雫のパートナーの兵藤 清春(ひょうどう きよはる)も凄まじい実力者です。
そんな雫のパートナーになりたい赤城 賀寿(あかぎ がじゅ)はパートナーの妹、真子(まこ)とパートナーを解消すると言い出します。

自分のことも、妹もバカにする賀寿を、多々良は大会で見返すことを誓います。

しずく&賀寿ペアVS真子&多々良ペアの戦いが、第一シーズンのみどころです。

技術も経験も浅い多々良ペアに、仙石はまずは基礎を徹底的に教え込みます。

基礎が出来上がっていない状態で、難しい技をやろうとしても無謀だからです。
激しいダンスで無理をすると、ケガにも直結します。

多々良はダンスの基礎と、体力作りのために毎日走り込み、柔軟、筋トレを行います。
走り込みも柔軟も筋トレも、誰にでもできることです。

ですが継続して、続けることは簡単ではありません。

今まで何かに打ち込んだことが無かった多々良は、初めて必死に取り組みます。
そんな多々良の姿に、真子もダンスが好きだということを思い出し、兄に想いをぶつけます。

決戦の大会のシーンは圧巻です。

女性の華やかなドレス、スピード感のあるダイナミックなダンスが画面いっぱいに繰り広げられます。

勝負の結果はぜひ漫画・アニメで楽しんでください。

小さな努力は誰にでもできる

社交ダンスを未経験からスタートする多々良は、何よりも身体作りから始めます。
身体作りだけでなく、どんな基礎のトレーニングも、誰にでもできる内容です。

余談ですが、アメリカの兵士がまず徹底することは、朝一番のベッドメイキングだそうです。
これは整理整頓を徹底して習慣化するためです。
武器を扱う人が、片付けができないと大変なことになります。
戦いに行く人でなくとも、どんな状況でも冷静に的確に行動する力は大事です。

誰にでもできる内容の努力を、どれくらいの期間・どれくらいの量をこなすかによって結果が変わってきます。

プロとして仕事をこなす方々は、この基礎基本作りを誰よりも徹底している人たちばかりです。

私もプロの経営者として、基礎基本をこれからも磨き続けていきます。

金現珍


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