ナタシャ

人生は綱渡り ~光と影~

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人生は綱渡り ~光と影~

最近の記事

諸行無常の鐘の音

上手く行っていると思っているものも、案外他人の心の中は見えていないものなのだと改めて実感した 結局のところ、考え悩んでも本当のことは本人にしか分からない 置きたいと言われたこの2週間の距離だが、何か意味があるのだろうか? 私の人生において、無駄なことも率先してやりたいと思っている 無駄なことをしないと何が必要だったのか分からないと思うからだ あと1週間後結論が出る 私たちのストーリーはここまでなのか 乞うご期待

    • 切り替える強さ ~Part 2~

      私には気持ちの切り替えが天下一品なおばあちゃんがいる おばあちゃんは老人向け携帯を駆使し、私とEメールのやり取りが出来る ある日おばあちゃんから一通のメールが届いた 仏壇を返すことにした と 私はおじいちゃんとおばあちゃんにとって仏壇がどういう存在が知っている おじいちゃんとおばあちゃんの家に行くと、まず仏壇に手を合わせる、お土産はまず仏壇に供える習慣が私にも染み付いていた それほど仏壇は我が家で存在を放っていた おじいちゃんは毎日お水とご飯を供え、毎日お経を唱

      • 切り替える強さ

        去年の夏、祖母の姉が亡くなった 家族内では、りえのおばちゃんと呼んでいた 何故なら、おばちゃんの娘がりえという名だからだ 小学生の高学年くらいまでおばあちゃんに手を引かれ、おばちゃんの家へよく遊びに行っていた おばちゃんの顔は正直よく覚えていないが、優しくいつも気遣ってくれた面影と空気感は今でも思い出せる おばあちゃんとおばちゃんは日が暮れるまで喋り散らかしていた おばあちゃんの気が済んで帰る気が起こるのを待つのはとても退屈だったので、 私はおばちゃんの広い敷地内を

        • 心の支え

          仲良しの友人から東京に異動になったと連絡が来た 咄嗟の感情は悲しい、寂しい、行かないで欲しい の3つだった 彼女と最後に会ったのはクリスマス辺りだった 何となく昨日そろそろ会おうと久しぶりに連絡を取った翌日だった 彼女とは昨年旅行に一緒に行った 共通する興味・趣味や嗜好があるので、一人のところ一緒に楽ししめる存在がいて、非常にありがたいといつも感じていた 住まいの地域が電車で15分くらいなのもあり、突発的に会うこともあった ふとした瞬間をお互い埋め合って、この数年過ご

        諸行無常の鐘の音

          人生は綱渡り

          人生は綱渡りの連続である 私の人生に限ったことではなく、誰しもが光と影の中で生きている 人生において何一つ確実なものはなく、全てがちょっとしたことで簡単に翻ってしまう 祇園精舎の鐘の聲、諸行無常の響あり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。 中学生の頃?だったか、古典の先生が平家物語の冒頭を説明された時、心に稲妻が走った この感覚が言語化され現代に語り継がれていたとは……感激だ 私だけが人生に振り回されていたわけではなかった そして平家物語は作者未詳という

          人生は綱渡り