マンチェスター・シティについて

あらかたご存じの通り、マンチェスター・シティはFFPによって定められた規則を違反したとして2020-21シーズンから2シーズンに渡り、UEFA主催大陸大会(CL、EL等)の出場権を獲得することが不可能になった。

FFPを簡潔に説明すると、移籍金等の支出がサッカーによって得た収入を上回ってはならないというもの。例えば、移籍市場で2億ユーロの支出が出た場合は、同額以上を3年以内に収入として得なければならない。

最悪の場合、リーグ2(4部相当)に降格処分もあり得るらしいが、実際の所まだ分からない。しかし、UEFAチャンピオンズリーグという大会は、出場するだけで大金が手に入る大きな大会であり、多くの選手、監督たちがCL制覇を夢見ている。シティにとっては、クラブの歴史上、今がこのタイトルに最も近い状態にあることは間違いなく、大きなモチベーションにもなっているはずだ。

この決定が覆らなければ、恐らく主力選手のほとんどが退団する道を選ぶだろう。それほどこの2シーズンはとって重い。監督も例外ではなく、今シーズンで退任する可能性は極めて高くなったと言える。

そして、もうすぐ始まるCLラウンド16のマンチェスター・シティvsレアル・マドリーの試合が、より期待が高まる一戦になった。マンチェスター・シティは実質今シーズンが同大会のタイトル獲得が最後のチャンスに等しい状態にあるため、死に物狂いでマドリーを倒しにかかるだろう。

「世紀の一戦」になることを願っている。




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