ヘイニエル レアル・マドリードへ

先日からいろいろ噂が立っていたヘイニエル・ジェズスだが、1月20日にレアル・マドリードの公式サイトから移籍が正式に発表された。

U-23南米プレオリンピック大会終了後、レアル・マドリード・カスティージャ(Bチーム)に入団するということで、スペインの「アス」などによれば移籍金は凡そ3000万ユーロ(約36億円)と言われている。

2015年のマルティン・ウーデゴールの移籍あたりから、10代の選手を次々と獲得しているレアル・マドリード。直近ではヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ・ゴエス、久保建英といった選手がそれに該当するが、ここ最近はEU圏外の選手の獲得が目立つようになってきた。

一つ問題になるのはEU圏外枠の適用だ。

スペインのラ・リーガ1部ではEU圏外の選手の登録は3人までという規約が存在していて、現在はヴィニシウス、ロドリゴ、エデル・ミリトンの3選手で埋まっている。この問題の簡単な解決方法はスペイン国籍を取得することだが、彼らがスペイン国籍を取得するためには少なくとも2年以上スペインに在住しなくてはならない。すぐにEU圏外枠を空けることはできないのだ。

将来的に久保建英もこの問題に直面するはずだが、困ったことに日本の法律上、二重国籍が認められていないので、久保建英はスペイン国籍を取得することが出来ず、半永久的にEU圏外枠の選手として扱われることになる。

話が逸れたが、現状でもEU圏外枠は3人埋まっているため、ヘイニエルがトップチーム登録されるのは当分先の話だろう。

ヘイニエルは海外で”ニュー・カカ”と呼ばれているらしく、実際動画を見たところ、ヴィニシウス、ロドリゴといったサイドプレイヤーではなく、中央を主戦場とするようなプレースタイルで、フィジカルも十分にあることから、現代型攻撃的MFという印象を受けた。

今季は恐らくカスティージャでプレーすると思われるが、近々期限付き移籍等でリーガデビューという大きなチャンスが巡ってくることを心から願っている。

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