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#9 自由進度学習はじめの一歩セミナー


 難波駿先生による「自由進度学習はじめの一歩セミナー」に参加した。
(シュン先生 𝕏@toniyakko

 まず、始めに実践の映像を見させていただいた。先生が対話で学習の様子や進度を確認したり、助言したり、賞賛したりしていた。子どもたちに学びのコントローラーを渡しつつ見守り、励まし続けていた。想像以上に教師の関わりが多かった。とても子どもを観察していて、見取る力がすごいと感じた。

「勉強はつまらないものなのか?」という難波先生の問いかけがあった。
 自由進度学習=勉強が楽しくなる…ではない。選択肢の一つとして自由進度学習を実施し、まず楽しさを感じ、主体性や自立心を日常の授業で育むことを目指す。

自由進度学習の実践
<算数>
 まず、始める教科で算数が1番おすすめだという。理由としては、「やることが明確」「できたかも自分でもわかる」という点だった。特にテスト前の1時間がおすすめ。子どもたちがテストに向けて自分で選択し計画する流れ。

 また、授業の最後に習熟問題にマークをつける取り組みを紹介していただいた。〇(テストで大丈夫)、△(テストで少し不安)、☆(できなかった、テスト前要確認)というマークをつけ、自由進度学習の計画を立てる際に活用するという。

 そして、自習みたいにならないか?という解説に、普段の教室の様子がよぎった。似たようなことはしているが、それぞれの関わりは希薄で、まさに自習体制に似た感じだった。

そうならないために…
①困ったときの方法を学び、価値付ける
1人で苦しんでいる子、分からない子には、行動の仕方を示し、試せるように促す声掛けをする。困ったときに困ったと言えることを価値付ける際に、NHK for schoolのでこぼこポン!(「困った」を伝える発明品)を活用する。

②学ぶ環境をデザインする
個人で学ぶ場、グループで学ぶ場などの教室環境を整える。
 この2つは、すぐにでも真似したい話だった。

<社会>
 授業の大まかな流れは、オリエンテーションをし、単元のゴール(成果物…新聞、レポートなど)を確認し、それぞれが自由進度学習で学ぶ。時には、インプット・アウトプット強化のためにGoogleフォーム出の小テストやKahoot!などにも取り組む。

 Voicyの放送も引用し話をされていた。再度聴いて理解を深めたい。
#8学び方)考える前に、そもそも読めていない
#39自由進度)教科書を最低3回読もう。話はそれからだ!

 シュン先生の学ぶことを楽しむ姿、子どもを見守り励ます姿、どんな子どもたちに育って欲しいかという想い、様々な理論をもとにした信念や実践…言葉では上手く言い表せないほどのものを得られた時間だった。

 早くも第2回のセミナーが企画されている。都合をつけて、是非参加したい。

講師のシュン先生、主催•運営のかつ先生 (𝕏@katsu19kappa)学びの機会をありがとうございました!

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