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ボリスタラボ・ラボメン日記

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フットボリスタ・ラボのメンバーが、日替わりで記事を発表します。どんな記事が出るかは彼ら次第。
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2018年10月の記事一覧

飯倉大樹が秋元陽太を力強く抱き寄せた 悔しさを振り払い祝福

 悔しそうな顔を見せるマリノスの選手たちの中でもひときわ悔しそうな表情を見せていたのが飯倉大樹だった。  表彰台を降りてくるマリノスの選手たちは一様に悔しさを顔ににじませている。   飯倉が秋元陽太を見つけた瞬間、笑顔になった。  一つ年上の先輩である飯倉と秋元は同じ横浜Fマリノスユース出身。二人共ユースを経てトップに昇格し、トップでも6年間同じチームに在籍した。トップ昇格後もなかなか出場機会に恵まれなかった二人は、「苦楽をともにした(秋元)」、特別な関係性である。

拡散を生むクラブ公式アカウントのツイートを探る~サンフレッチェ広島の例~

■要約すると ・クラブ公式Twitterアカウントのツイートを集計してみた ・ツイートをカテゴリに分け、リツイート数比較してみた ・拡散されやすいカテゴリはぜひ強化したい ■筆者:seizmen(@seizemen)  サッカーを愛する社会人。サッカーとは一切関係ない仕事に従事しているものの、頭の中はサッカーのことで一杯なフットボリスタ・ラボ一期生。応援するチームはサンフレッチェ広島とチェルシー。しぶとく、したたかに戦うサッカーがたまらない。  ドキュメンタリー番組『All

医療現場のリハビリテーションを通して考えたサッカー

要約すると ・リハビリテーションとは、「訓練」をさすことではない。 ・リハビリテーションとサッカーは変革の時を迎えている。 ・変革のみにとらわれず、それは人生に豊かさを与えるものと思い出そう。 フットボリスタラボのむらやっちです。本業は整形外科/リハビリテーション科の医師で、1年ほど前からいわゆる「お父さんコーチ」としてサッカーに関わっています。今回、「誰かに言いたいんだけど誰に言ったらいいかわからなかった話」の一つとして、自分が薄々感じていたリハビリテーションとサッカーの

なぜ東京にサッカースタジアムが建たないのか Part 2 ~代々木狂想曲!?~

要約すると… ・代々木のサッカースタジアム計画は定量的には検討不足? ・法的条件やコスト負担はどうなってるの? ・新しいエンターテイメントの殿堂への期待と不安… 著者プロフィール またろ (Twitterアカウント@mataroviola)広島生まれ、広島育ちのスポーツ好きな建築アカウント。カープの初優勝時に小学一年生ながらデパートの振る舞い升酒に口を付けてしまったところを中国放送に抜かれ、親ともども学校に呼び出された経験から、スポーツと社会を見つめつつ、都市・建築の

選手化するAI、AI化する選手 ~プレー原則の未来を考える~

文:hana(@hanasoccer4) ■要約すると ・AIが人間に近づく進化を遂げた ・選手は「プレー原則」等によりAIに近づいている ・今後、プレー原則はなくなるかも? hanaといいます。大学で情報科学系の勉強中です。サッカーは、たまに地上波でやってたら見るくらいだったのが今年(2018)くらいから一気に、とりわけ戦術界隈の沼にはまりました。今は分析なんかもやっていますし、将来この戦術好きを生かした仕事をしたいと思うようになりました。今回は専門に近い情報の分野と絡

「選手権は本当に"ドラマチック"なのか -過去10大会から見える事実-」

■要約すると ・メディアの見せ方で、選手権を「ドラマチック」だと思い込んでいるかもしれない。 ・実際に、過去10大会においてドラマチックな試合はどれくらいあるのか調べてみた。 ・結果を踏まえて、「これからの選手権をどう見ていくか」を考える。 堀本 麦(ホリモト バク)25歳。桐光学園高校在籍時、第90回高校サッカー選手権大会出場し全国ベスト16進出。同志社大学を経て一般企業に就職後、アナリストを目指しドイツに留学予定。今回のnoteは、経験則ではなく、データから得られる数字

ルーツミュージックから考える特異なプレイリズム~ポリリズムと言う異能~

■要約すると ・音楽的側面からサッカー選手の「独特なリズム」について考えた ・調べてみると、ラテンミュージック(特にサンバ)が目立って特別ぽい。 ・サンバのルーツを辿ると、びっくりするような結果が・・・!! 【文:黒田 泰孝(twitter→@an_tropical)】 ‘93年Jリーグ開幕戦の抽選に当たるなどサッカーに縁浅くない割に、中学・高校はバスケ、大学ではジャズの道を進むなど方向性のない、興味がある事にはまず触れてみるスタイル。浦和レッズを気にかけて追いかけるものの

あなたはどんなサッカーブログがお好き?タイプ別サッカーブログ10選

要約すると ・個人のサッカーブログが増えてきているものの、うまく広まっていない ・サッカーブログをタイプに分けて整理 ・タイプ別のおすすめブログ10選とそれぞれのブログのおすすめ記事を紹介 筆者 polestar(@lovefootball216) 1998年W杯での中田英寿の活躍に魅了されてサッカー観戦好きに。以降、2002年頃からアーセナル、2016年から川崎フロンターレのファンになる。現在はアーセナルと川崎フロンターレ含め、プレミアリーグとJリーグを主にチェックして

中村憲剛の引退に、どう備えるべきか。川崎フロンターレが直面する問題。

<要約すると> ・37歳にして、ハイパフォーマンスを続ける中村憲剛。 ・川崎のスカッドは昨季から今季にかけ、より論理性を重視した方向に向かっている。 ・中村憲剛後の川崎に必要なものは、中村憲剛の「目」を体系化して継承すること。 筆者:せこ(@seko_gunners)  2006年、高校球児時代にドイツワールドカップを見てサッカー観戦にハマる。大会後に見たアンリのプレーの影響で、アーセナルとプレミアリーグを追いかけるように。国内では川崎フロンターレ(2012~)のファンであ

ビデオゲームはサッカーをどのように表現してきたのか

要約すると ・初期のサッカーゲームはアクションとしての楽しさが重視されていた。 ・次世代機の登場と共に3D表現と選手AIが導入された。 ・現在オンラインで11人対11人の試合が実現しています。 文・とめ(@tome_beta) 元ゲームプログラマー。現在は画像処理、機械学習が主な仕事。日韓W杯からサッカーの魅力と戦術の面白さに惹かれ現在に至る。 最近のお気に入りはサッリとランゲニックと相馬直樹。その時に面白い事をやればいいじゃないという精神で、内容がころころ変わるまとまりの

サメ映画と近代フットボールの奇妙な相関

文:ジェイ( @RMJ_muga ) 【Topics】 ◇どこからが「近代フットボール」なのか? ◇フットボールのルーツと伝搬 ◇サメ映画と近代フットボールは同時期に成立していた?!  フットボールを愛する皆さん今晩は。 ジェイと申します。ひょっとすると下記の記事で覚えてくださっているかたもいらっしゃるでしょうか。  今回のタイトルを見て「ほうら、またなにか与太話が始まった」とお思いでしょうが、そう、まさに始まったばかりなのです…!!  ふざけているようで真面目な話