24-25のレスターを占おう

　さぁいよいよ2024-2025シーズンのイングリッシュ・プレミアリーグが始まりますね。わがレスターシティフットボールクラブは昨季の2部優勝を経て、２シーズンぶりに英国1部リーグを戦います。
　開幕節は現地時間8月19日20時（日本時間28時）にホームキングパワー・スタジアムで23-24シーズン5位のアンジェ率いるトッテナム・ホットスパーFCと対戦します。

　ちょっと開幕前にひと言、今シーズンの期待でも書き連ねようと思ったので、暇な方だけご覧ください。

1,今オフの移籍について

　昨季、レスターシティフットボールクラブ（こっから先はLCFCで）英国プロフェッショナルフットボールの2部リーグに当たるEFLチャンピオンシップを2位のイプスウィッチタウンに勝ち点差1で優勝しました。結果的に勝ち点差は詰まったものの、得失点差は48とイプスウィッチのそれに比べて13点も多いので、圧倒出来たシーズンだったと思います。

　この原動力を2人上げると文句なしで、KDHことキアナン＝デューズバリー＝ホール（MF/25歳）とエンツォ＝マレスカ監督でしょう。
　KDHはチャンピオンシップ46試合中44試合に先発し、12ゴール14アシスト。はっきり言うてバケモンですよ、おーん。。FAカップのチェルシー戦でも一人気を吐いていたし、23-24のLCFCは彼が王様でした。
　加えてマレスカ監督。マンチェスター・シティのグアルディオラ監督の下で研鑽を積んだこのイタリア人は、前任のディーン＝スミスと前々任のブレンダン＝ロジャースの後を継ぎ23-24から指揮を執ります。守備時4-2-3-1、攻撃時3-1-4-1のシティフットボールを踏襲したスタイルは2部を蹂躙します。繋いで繋いで、抉って抉ってマイナスにグラウンダー。とても計算されたフットボールでした。マレスカ監督は、チームがシーズン中盤に中だるみした時期には思い切って、ベテランの起用など気の利いた采配だったと思います。

この二人がともに出ていったんですよねー、ロンドンに。。

　さて、どうしたもんかいのぉ。
　新監督はスティーブ＝クーパー。あのマリナキスにいじめられながらフォレストの監督を務めたとっても人の好さそうなおじさんです。

主な獲得した選手は、
①カレブ＝オコリ（アタランタ）
②マイケル＝ゴールディング（チェルシー）
③ボビー＝リード（フルアム）
④ファクンド＝ブオナノッテ（ブライトン）
ですね。ローンと出戻り組がもう少しいますがどうなるのでしょうか。。

　飛車と大将を買い叩かれたうえで、今シーズンはFFP違反の勝ち点はく奪も予想されるシーズンとなります。最悪10ポイントの勝ち点はく奪を想像すると相当な厳しい船出であることを覚悟し、LCFCは狩りに出ていきます。

2,今シーズンのLeicester City Football Club

　予想は19位。。
　レスターよりも終わってるチームを探すほうが大変な今季のテーブルです。
　強いてあげるならウルブスorフォレストorセインツのどこかが監督問題でゴタつく可能性があるぐらい。実力でいえばLCFCは相当無理だと思う。

　勝ち点40が残留のための絶対値、勝ち点30が相対値として必要だとされるPL。さらには勝ち点10がはく奪される可能性がある未来においてLCFCが、PLにしがみつく為には40点は欲しいところ。まぁかなり非現実的なものだとは思います。これが正直な予想。外れたら外れたで嬉しいので悲観的な予想をしてみました。

　クーパー先生がどんなフォメでどんな11人を選ぶのかが実は全くわかっていない。
　フォレストの時は4-2-3-1とか4-3-3の4バックを使うパターンもあったが、3-4-2-1だったり5-3-2のパターンもあった。個人的にはLCFCのボール保持の能力とかなりの馬力を誇るウィンガー陣を信じるべき、というか割り切ることが生存戦略だと思うので、5-4-1とかのカウンターを打ち続けるフットボールが正解を出すと思う。

　ただ、ポッターに断られたと全世界が知る中で、わざわざノッティンガムというちょっとしたライバル関係を意に介さず来てくれたクーパー先生には感謝しかないから全力で応援させてもらう。
　JV9のラストシーズンになりそうな今季をどうにかPL残留で締めくくることを期待している。

3,総括

　書いてて分かった。
　今シーズンは無理っす。。
　絶対に落ちる。

　伝統は革新の連続なはず。他方で、伝統を極めると革新になる。PSMで試してた4-4-2に振り切って、バスを止めるのもありだと思う。降格して主力を数シーズン前まで格下だと思ってたクラブにみすみす売り払うことの惨劇は繰り返したくない。
　今シーズンの開幕節は奇しくも、その降格のタイミングに搔っ攫われたマディソンがタクトを振るうスパーズ。
　シバく必要はない。全力でゴールを阻止し、体を張ってボールを回収し、ラインを一ミリ超えるシュートを決めるFoxesに期待する。