②各論

✡絶対に読んでほしい所は、数字の横に⭕を付けています。もし⭕の内容に"なるほど"と思っていただければ、⭕の無いところも読んでいただければと思います。

大問1(読み)
①基本ですが、音読み訓読みを間違えないようにしてください。音読みを知ってるからといって脳筋で答えてはいけません。(例:蓑笠→音さりゅう 訓みのかさ
牡蠣→音ぼれい 訓かき)
②⭕傍線部だけでなく、文章全部を読みましょう。
故事成語も出題されるので、例え読めても意味がわからない文章はしっかり調べてください。(例: 董狐に倣う→読めるけど、文章が意味不明だから調べる→R3-3の大問9で出題されても解ける!又、おまけとしてお伝えしますが、董狐之筆 という四字熟語もあります。)
知っている知識が、別の出題形式で問われても解くことができる。という応用力を普段から意識しましょう。
③更に、余裕があれば、似ている字も同時に覚えましょう。(董→薫: 薫製くんせい)
④⭕梁(はり・うつばり)雨樋(あまどい)など、「そもそも何それ!知らない!」というものに関しては、調べて、画像をスクリーンショットして、お気に入りアルバムに入れましょう笑【漢字とその読み、漢字が指すもの の3つが入るようにスクショしてください】

大問2(表外の読み)
①最初に紹介したサイトに「表外の読み」は無いので、問題集・参考書にあるものをひたすら覚えればいいと思います。被っている内容があると思いますが、問題集参考書 合わせて3冊もやれば十分です。完璧にしたければ、3冊の「表外の読み」をマスターした後に、自分の知らない「表外の読み」を求めて 本屋で立ち読みしまくるのが1番の対策になると思います!!!(卑しい方法を紹介してすみません!)
②⭕表内の読み、表外の読みを、しっかり区別しましょう。(例:故に→表内ゆえに 表外ことさらに)
※表内の読みは、大問1で答えましょう。

大問3(熟語と一字訓)
①知らない漢字は調べましょう。漢字の意味を押さえていれば、一字訓はなんとなくで読めますが、参考書にあった分は覚えておきましょう。
②⭕似たような意味の読みはややこしいので、見つけ次第、何かにまとめておきましょう。(例: 鞠べる→「とりしらべる」が正解。「しらべる」ではない。)(例:欽うは「うやまう」、慕うは「したう」、敬うは「うやまう」)

大問3(共通漢字)
①⭕解けなくても焦らない。10中4点とれればOKです。最悪2点でも大丈夫。1問1問落ち着いて考えましょう。深呼吸しましょう。深呼吸って意外に すぐ効果でますよ。
②⭕問題集の共通漢字の難易度は、基本的に低いと思います。対策ができないと言われていますが、【答えが全く知らない熟語だとしても、前後の文から推測する力をつけることに意義がある】と思います。答えを見てしまったら考えることもできないので、しっかり考えましょう。
③普段から、馴染みのない漢字に出会った時に、その字の意味を調べておけば、共通漢字で活きてくると思います。字の意味を覚えるのは難しい!と思うのであれば、使用例の熟語で覚えましょう。
④余裕があれば、Twitterで色んな方が共通漢字問題を作っているので、考えるトレーニングをしてみましょう。そもそも難しい大問なので、解けなくても焦る必要はありません。

大問4(書き取り)
①⭕最初に紹介したサイトと問題集参考書で十分と思います。大問4の後半、同音異義は学習済みのものが出れば、絶対に書けるようにしましょう。知っている熟語を応用すれば、答えを導ける問題もあったので、やはり文全体を読むことが大切です。
(例:R3-3 処女作をにシ(梓)に上す。→上梓という熟語は、準1学習者ならほぼ全員知っていると思いますが、この応用は難しかったです。まさかここで応用力が問われるとは、思ってもみませんでした。)
②大問1の読み問題を書けるようにしておくと、大問4で活きることもあります。(例:紺屋の白袴→読みでも書きでも出る。)
※瀞など、書きではまず出題されないものは、読みだけ覚えてもいいです。
③⭕答えが複数あるものは、全部覚えるのをおすすめします。但し、全部分かるからといって、本番中 問題用紙に全部書くのはやめましょう。時間が勿体無いです。(因みに、所定の書き方をすれば、全部書いても正解になりますが、1つでも間違えていたら不正解になるので、リスクでしかありません。他の大問でも同様です。)

大問5(誤字訂正)
①⭕こちらも共通漢字の漢字で述べたように、「普段から、分からなくても考える」を大切にしましょう。
②絶対に正しい所に一つ一つ印をつけていきましょう。99%正しいと思うところは印を付け【ない】ことをオススメします。確定してから印をつけましょう。
③怪しい漢字を見つけても、すぐに飛びつかないようにしましょう。それは別表記になっているだけで、正しいかもしれません。(例:病竈→病巣の別表記)

大問6・7(四字熟語)
①⭕四字熟語は、構成や成り立ちも一緒に覚えると、すぐに覚えられると思います。(最初に紹介したサイトは解説付きなので、とても便利です。)
②そのサイトを使った私の勉強法
☆まず、答え(解説)をフルオープンして、10個(1ページ分)の字と解説を覚えます。
☆次に、下にある🔲内の意味をみて、覚えた四字熟語を【部分的にでもいいので】思い出します。
☆フルオープンしたものを再チェックします。
☆翌日などに復習するときは、フルオープンしたものを眺めるだけです。
③得点の目安として、(難化しなければ)28/30は取りたいです。問題集・参考書の3冊を完璧にすれば24/30は確実に取れます。難易度次第ではこの段階で28取れます。時間があれば2級以下も学習したほうがいいですが、準1級配当四字熟語は約1075個(そのうち、之を含むものは約250個)あります。
※之を含むものは基本的には覚えなくていいですが、四字熟語(読み)と、ごく稀に別の大問 で活きることがあります。優先度はかなり低めです。
④⭕3冊の四字熟語を完璧にした後に、級別に分類している四字熟語辞典の、太字になってる準一級配当の四字熟語を追加で覚えれば十分と思います。
⑤③を実行すると、500〜600程度覚えることになると思います。多いかもしれませんが、しっかり四字熟語の構成や成り立ちを意識していればすぐ覚えられるので頑張りましょう。
⑥⭕私は、四字熟語を一通り学習し終えると、復習がてら小さいメモ帳に四字熟語だけを書き連ねて、常に携帯していました。自分で作ったポケット単語帳みたいな感じです。
(上がコイル状になっているメモ帳です。ダイソーに売ってます。)
⑦⭕早期から四字熟語辞典を使った学習はあまりオススメしません。どんな試験でも同じですが、優先度の高いものから着手してください。つまり、まず参考書の四字熟語を完璧にしてください。
⭐夜梨さんのTwitterに固定されているツイート
の資料が分かりやすく纏まっているので、見てみてください。
⭐四字熟語学習の最終段階で、辞書を使うのであれば、級別に分けてくれている辞典を使った方がいいと思います。田舎の本屋にはありませんでした。(しかし、市立図書館で閲覧用書籍の棚にあると思います。多分借りれない本なので、図書館で勉強しなければいけません。)


大問⑧(対義語類義語)
①⭕問題集参考書のものを ほぼそのまま覚えても14/20はとれます。ですが、「字の意味を覚えること」「普段から、分からなくても考えること」が大切です。確定した平仮名から消去していき、残った平仮名をこれまでに得た知識でなんとかできれば、18点確保も可能だと思います。
②問題集で見たことない熟語が出ても、【焦らない。落ち着いて考える。分かる所から消していく。】
③この大問に取りかかる際は、最初に平仮名を見て、思いつく熟語を書き連ねておけば、同音の罠があった時に、回避できるとおもいます。

大問9(故事成語諺)
①問題集1冊 参考書1か2冊 でいいと思います。
②それが終わったら、表外の読みでも紹介した「知らない故事成語諺を探し求めて参考書を立ち読み」も、いいと思います。
③合格するだけなら、ことわざ辞典は不要だと思います。今後も勉強するなら、いつでも買っていいと思います。

大問10(文章題)
大問①〜⑨の勉強をしっかりしていれば、それほど困ることはないように思います。模試で出題されていなくても、解いてる最中に「じゃああれって漢字でどう書くんだっけ?」と思ったら調べましょう。(例:書きで「草履」が出題された→「じゃあ、わらじってどう書くの?」→草鞋)
これも大問10に限ったことではありません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?