Oneday~何でもない、とある日の1ページ~

2021年3月21日㈰
雨のち曇り…時々雨

昨晩から降り続いた雨は
その勢いを少しづつ緩め
降ったり止んだり
今は霧雨みたいなやつが降ってる

洗濯物は
レースのカーテン越しに
外の見えるとこに干した
特に意味は無い

以前に
飲みながら執筆して失敗した経験を踏まえ
今回は記事１つ書くまで飲むまいと決めてる

noteを開いて早数時間
未だに更新は出来ず
未だに1滴も飲めずにいる

散らかった部屋
散らかった机上
スピーカーから漏れる
心地の良い音の粒子
淹れた珈琲から立ち昇る
良い香りの湯気
火を灯した紙巻きの先端から燻る
真っ白な紫煙
空かした窓の隙間から外へと逃れ
霧のような雨に打ち消されてゆくかのよう
入れ違いに入ってきた湿り気を帯びた冷たい風が
室温を徐々に削ってゆく

すっかり生ヌルくなってしまった珈琲
湯気は立たず…吸い込む紙巻きのフィルターから
摂氏800度の先端の灯火

3杯目、2本目
8段落、375文字目
午後5時
鳴り響く夕焼け小焼け

4杯目を注ぎ
3本目に火を付ける

ふわりゆらゆら
舞う湯気に吐いた息に踊らされる煙
窓の外を目指し流れてく2匹

雨に打たれ風に吹かれ
どこまでか流れ流されて
空気や景色、世界に呑まれて
溶けてくのだろうかね

伏せたコップを起こす
25度を注ぐ
その上から水を注ぐ

One day

何でもない何気ない
とある日の1ページ