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コーヒーの味を変える方法

今日もご覧いただき、ありがとうございます。

また毎日の『スキ』や『フォロー』、本当に感謝、感謝です。

さて今日は、コーヒーの味を変える方法と題して、記事を書こうと思います。

これを知っておくと、コーヒーを自由自在に変化させられると言っても過言ではありません。

それでは、本日もよろしくお付き合いくださいませ。


同じ量の豆を違うドリッパーで入れると・・・

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上の画像のコーヒードリッパ、しっかりとは見えませんが、その形状(ドリッパーが円形)からハリオのV60系だと思われます。

私もこのハリオのV60を愛用していますが、サイズが分かれているのをご存知でしょうか。

01が1〜2杯用、02が1〜4杯用、03が1〜6杯用となっています。

とはいえ、実際に03を使って1杯分だけ淹れる人はまずいないと思います。

ですが、それをもしやったとしたら、どうなると思います?

実は、01が一番濃く出て、03はかなり薄くなってしまいます。

これには理由があって、コーヒーの味はコーヒー豆とお湯がどれだけの時間触れ合っているかによって決まるからです。

01は口径が95mmで、高さが82mmです。

対して、03は口径が137mmで、高さが122mmです。

円錐の容積は、定面積 ✖️高さ ✖️1/3 です。

ここでは乱暴ですが、円周率を3とした場合、1/3と相殺されるので、計算を単純にするために、半径の2乗 ✖️高さ = 容積とします。

すると01の容積は、約185cc。

03の容積は、約570ccになり、03は01の3倍の容積となります。

もし、同じ量の豆しか入れなかったとしても、お湯を満タンに入れてしまったら、どうなるかはすぐにご理解いただけると思います。


コーヒーと触れているお湯の量がコーヒーの味を決める

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コーヒー豆が保持できる水分量は、コーヒー豆の種類や質によって変わりますが、同じ種類の豆であれば、保水量は一定になります。

コーヒーは、お湯と触れている時にそのエキスを抽出されるのですから、その時に触れ合っているお湯の量が、コーヒーエキスの抽出量を決定します。

つまり、触れているお湯が少なければ濃いコーヒーが抽出され、お湯が多ければ薄いコーヒーが出来上がるというわけです。

ということは、ドリッパーに注ぐお湯の量を少なめにした場合は、濃いコーヒーができあがり、お湯の量を多めにすると薄いコーヒーができあがるのです。

実際には、コーヒー全体にお湯が回る程度で抑えると、濃いめのコーヒーができますし、ドリッパーの縁ギリギリまでお湯を入れれば、薄いコーヒーができあがります。

試されるのなら、同じポットに同じだけの水を入れて、同じように沸かしてみてください。

そしてそのお湯を、片方のドリッパーには、半分くらいまで。

もう一方のドリッパーには、縁ギリギリまで入れてコーヒーを抽出し、味を比べてみてください。

落としているお湯の量と、豆の量は変わらないのに、コーヒーの味は大きく違うはずです。


挽き目を変える。お湯の量を変える。

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今ご説明したのは、コーヒーを淹れる時のお湯の注ぎ方の違いでしたが、この方法以外にも、豆の量を変えたり、挽き目を変えたり、お湯の量を変えるだけでも、大きく味は変化します。

その中でも、挽き目を変えるのは、変えた分だけ結果が顕著に出ます。

ただし、勘違いして欲しくないのは、挽き目を細かくしても、その豆の個性が強調されることはないという点です。

これもまた、コーヒーの面白いところで、細かく挽いた方が味が個性が出るとは限らないのです。


入れ方にバリエーションをつけると、味にバリエーションがつけられる

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投入するお湯の量を減らして、コーヒー豆とお湯が触れ合っている時間をあえて短くしたり、豆の量を増やしたり、または減らしたり。

様々なバリエーションをつけることで、コーヒーの味にもバリエーションが出てきます。

これができるようになると、人の好みに合わせたコーヒーを出すことができるようになりますし、もちろん自分の好みにあったコーヒーを簡単に作ることができます。

多少の練習は必要ですが、理屈が分かっていれば、結果は自ずとついてくるので、一度試してみてはいかがでしょうか?


ということで、最後までお読みいただき、ありがとうございました。


今日の一言
コーヒーのバリエーションが出せるようになると、楽しみ方が10倍増える。

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