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タスクシュートと四則演算(第十三回目)

 皆さんは「道」のつく日本の伝統、いくつくらい思いつきますか?
 「茶道」「華道」「剣道」「柔道」「弓道」「書道」・・・。ほかにもたくさんあると思います。私は、上で挙げたものは今でも趣味に入っていたり、過去に体験したことがあるものだったりします。この「道」のつく伝統は、この日本で昔からあるもので、それぞれに「ちょっと始めてみようか」で極められるような生やさしいようなものではありません。
 ちょっと堅苦しい出だしになりましたが、伝統文化というものは、そのくらいハードルが高いものなんだとつくづく感じます。
 かくいう私も、この「道」のついたことを始める時には「一生もの」という覚悟で始めましたし・・・。
 その点、まだ新しい「タスクシュート」は、そのような堅苦しさもなく、それでいて生活に溶け込むように活用できる、我々に寄り添ってくれるような大らかさを持ち合わせたものだと思います。ということで、今回も始めていきましょう。

 ータスクシュートも道ー
 そうなんです。タスクシュートも言うなれば道なのです。我々が自分で選んで進む、「振り返れば奴がいる」風に「振り返ってみるとログがある」わけですし、しっかり記録が残る。その道が時には道標のように、困った時には助けてくれる。
 しかも年代を超えて使ってもらえている、そんなツールでもあります。

 ちょっと昔を思い出してみてください。学校の帰り道、皆さんは家までまっすぐに帰っていたでしょうか?おそらく半分くらいの人は「寄り道」をしていたのではないでしょうか。それはどうしてか、シンプルにその時間が楽しかったからだと思います。(他の理由がある人もいるかもしれませんが・・・)
 それでも、寄り道をした後は、ちゃんと家に帰れていましたよね。楽しい時間を満喫して、気分爽快で家に帰り着く、思い返すだけでもその楽しさが蘇ってきますよね。

 と、道がそれましたが、タスクシュートもこれと同じで、メソッドが単純でも、使い方はさまざま、人によっていろいろな使い方ができて、楽しいを実感できる。なんとも素晴らしいことだと思います。

 ーときには遊んでみるー
 タスクシュートを活用するにあたって、「真面目にきっちり使おう」と考えるのが普通で正道だと思います。しかし、ちょっと遊び心を持ってみると、普段の使い方と違うこともできることに気づくこともあるでしょう。
 例えば、タスクというのは「何かをする」ためにあるのであって、そういう使い方をしますよね。ところが、タスクシューターの中には、もっと違うことを考える人もいます。
それが「10分間何もしないタスク」です。前者で「何かをするためにタスクがある」と言っておきながら、何もしないという一見矛盾したように見える考え方です。でも、「タスク」自体に何か取り決め的なものはないので、自由なんですね。そういう使い方があるんだと、目から鱗の気分でした。
 で、私もちょっとそれに惹かれて考えたのが「1分を時計見ずに計る」タスクはどうだろうかと。以前、Discord内で話をしたことがあるのですが、その時は「とても面白そう」という反応が返っていました。
 こういったことができるのもタスクシュートならではではないでしょうか。

 今回はつらつらと長く記事にして来ましたが、色々できるからこそ、自分なりの使い方を探してみるのも1つの楽しみなると思います。

続く

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