ベトナムハーブの挿し枝の季節


こんにちは。ベトナム料理研究所のユキです。


増やしがいのあるハーブ、キンゾーイ キンヨーイ Kinh giới 

ベトナムハーブを挿し枝や種で増やして数年。
まだまだプロの農家さんのようにはいきませんが、ある程度、ハーブの収穫もできるようになってきました。

ハーブや家庭菜園の本も色々読む中で、自分なりのコツを掴んできたので
記録として書いておきます。

  1. ハーブを挿し枝で増やす。

ベトナム食材店などでベトナムハーブが多種類購入できるようになりました。
基本的に枝付きで販売されているので重量計算で購入の場合、枝ばっかり買っていることになる!!!と思いますので使ったハーブの枝は挿し枝にして増やすようにします。

挿し枝の成功率は100%ではないので、あるだけ枝を全部使います。

簡単な方法

ハーブを使う>枝と少しは葉っぱを残す。>枝の下の部分を水あげする。(フラワーアレンジメントをする時のように。)> 水につけておく。(✳︎)
>毎日水を換える >根っこが出てきたら土に刺して、水やりする。

育っていく。

この方法で挿し枝ができるのは

ベトナムの紫蘇 tía tô ティアトー
オリエンタルバジル rau quế  ラウクエ
キンゾーイkinh giới  キンゾーイ
ニオイタデ rau răm  ラウラム
ハッカhúng cây
ミントhúng lủi

です。

パクチーやディルは種から。
紫蘇やバジルなども種からもちろん育てられますが、種が新入社員を育てるようなものとすれば、挿し枝は中途採用の感覚。根づけばその後は簡単です。

ニオイタデやミントはほっておいても、どんどん増えて行くので、気になる人はプランターなどで育てた方が良いかもしれません。
私はミントは困るほど増えないので、逆にどうしたものか、と思っています。

ちなみに、水に挿しておけるのはある程度、気温が低いうち。酷暑だと水に刺しているとすぐにダメになってしまうこともあるので、その場合は有機質の少ないただの土(栄養分がない方が良いらしい。)に刺してみるのも良いでしょう。



2. 種で増やす

現地の八百屋さん。緑いっぱい。ハーブも一箇所にわわっと固まっています。

パクチー、ディルなどや他のハーブ類も全部 種で増やせます。
年中育てられるようですが酷暑には弱いようです。どちらも私は直播きをして、自然淘汰される感じで育てていくというか育っていくというか。。 双葉がでて ある程度密になっているところは間引きします。

種が採れるようになるまで放置しているので毎年タイミングで花が咲き、またこぼれ種で勝手に増えて行くようになりました。しかし、あんまり育たないこともあるので種がとれたら 違う場所に撒いてみる、などといったこともしています。日当たり、土の感じ、慣れる場所、色々あるのかなと思うので。

パクチーは購入しやすいので、育てなくても良いのですが、
パクチーの花や未熟な種、そしてディルの花も、ときに料理に使いたいので育てています。

パクチーの種を水につけておくとか、割っておくとか、色々ハーブの本に書いてありますが、種が大量にあるときはばらまいて、軽く土をかぶせて自然に任せています。


上記 記入したハーブについては割と増やしやすいのですが、苦戦していて今ちょっと諦めに入っているのが、のこぎりコリアンダーとシソクサ。。どちらもベトナム料理で大事なハーブなのですが、暑いとくたびれたみたいになったり、寒さもダメみたいで。。一夏だけなんとか、という状態を繰り返したので、今は購入するだけにしています。


ベトナム料理=パクチーのイメージが強いようですが、本来はベトナム料理にはいろんな種類のハーブを料理ごとに使い分けをしますので、今後も地道に育て方や増やし方を探求していこうと思います。

大阪府内の農家さんで、販売用にアジアハーブを育てたい!という方がいらっしゃったら何かご協力できることもあるかもしれません。

+2022年の7−8月に夏休みをとることになったので、その時期を利用して今までアカウントを作ったものの放置していたNOTEやWEB全般の見直しをすることにしました。今後、色々 ベトナム料理についての情報発信をしていけたらと思います。

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