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風船ガムと風船ができないガム その違いはこれでした!【日本安全食料料理協会】

日本安全食料料理協会です。子供たちに人気の風船ガム。「できた!」「みてみて!」と嬉しくも、誇らしげな子供たちの表情。そんな成長にもみていると嬉しくなります。そんな子供たちも、いつしか風船ができないガムにも遭遇します。なぜ、膨らまないガムもあるのでしょう。風船ガムと他のガムとの違いを探っていきます。

ガムの種類と違い

ガムはチューインガムとも呼ばれ、大きく分けて、風船ガム、板ガム、糖衣ガムの3種類があります。他にも口臭予防、眠気防止など用途にも種類があり、さらに香りや味付けの種類を数えだしたら、きりがありません。ここでは、風船ガム、板ガム、糖衣ガムについて説明します。

風船ガム
形や味に関係なく、風船のように膨らませることができるガムを風船ガム(バブルガム)と言います。

板ガム
板状の物、ブロック状の物を総称して板ガムと呼びます。大きさはコンパクトで小さなポケットにも収まるのもうれしいところです。

糖衣ガム
粒上のガムを糖衣でコーティングしたものです。キシリトールガムなどによくみられる形状です。

風船ガムは、なぜ膨らむ

風船ガムと書かれていない板ガムで、風船を作ろうとしたことはありませんか。実際にやってみると分かりますが、同じガムなのに膨らみません。なぜ、風船ガムしか膨らまないのでしょう。

風船をつくるしくみ
ガムの中でも風船ガムだけが、風船を作ることができます。それはなぜでしょう。ガムベースを顕微鏡でみると、細い糸が絡み合い、魚をとる網のように見えます。

板ガムはその網の目が弱く、膨らませようとしてもすぐに切れてしまい、膨らませることが出来ないのです。一方、風船ガムの網は長く、丈夫にできています。そして、その糸も伸びやすいため、風船を作ることができるのです。

秘密は原料に!
網の目の強さが、風船作りを左右することが分かりましたが、網の目の強さはどのように作られるのでしょうか。それは原料に秘密があります。

板ガムはチクル等の植物性油脂を使用するところ、風船ガムはそれを使用しません。風船ガムは伸縮性の高いものを使用し、軟化剤で調整し、伸びの良いガムベースを作っているのです。

風船をつくるコツ
ここからは、上手に風船を作るコツを紹介します。まず、破けにくいようにガムは多めに口にいれます。ガムが柔らかくなるまでよく噛み、平らに伸ばして歯の裏側につけます。

上下の歯を少し開き、舌をガムで覆うようにします。少しずつ、ゆっくり息を吹き込んでいくと出来ます。

基本の風船が出来たら、特大風船、フーセンinフーセンなど次の技にチャレンジしてみましょう。大人になっても風船ガムは楽しめそうです。


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