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知ってた?晩白柚の美味しい食べ方【日本安全食料料理協会】

スーパーの果物売り場で、大きな晩白柚(ばんぺいゆ)を見たことはありませんか?直径20cmほどもあり、なかなか買うことはないかもしれません。
そこで今回は、食べ方が分からない!という人にぜひお伝えしたい、晩白柚の美味しい食べ方についてまとめてみました!

晩白柚とは?


晩白柚はマレー半島原産の柑橘類で、ザボンの一種です。直径20~25cmほどにもなる大きな実は、世界最大の柑橘と言われています。晩生(収穫期が遅い)で、「実が白い柑橘」を意味する台湾語の白柚を合わせて、晩白柚と呼ばれます。

晩白柚の食べごろ


晩白柚の旬は1~3月です。店頭に並んでいるときは、皮に張りがある状態ですが、皮の水分が抜けてしわが出てきたり、指先で押すと少し柔らかく感じるようになると食べごろです。

一般的に、購入してから、3週間程度は常温保蔵可能です。切ってみて、まだ熟れていなかった、酸味が強すぎたときは、果肉に砂糖を少々振りかけて、しばらく置いてから食べると、酸味が抑えられます。

晩白柚の切り方

1.ヘタ側を1cm程度切り落とす。
2.ヘタを上に向けて、外皮に縦方向に数本切り込みを入れる。
3.切り込みに沿って、手でみかんのように剥く。
4.薄皮を剥いて果肉を取り出す。

白いわたも食べられる

晩白柚を剥いたときに驚くのは、わたの厚みです。この白いわた部分は実にはない、ナリンギンという成分を含んでいます。ナリンギンはビタミンPの一種で、ビタミンCとともに毛細血管を強くする働きがあります。さらにわた部分には食物繊維も豊富です。そのままでは苦味が強いので、晩白柚のわたの砂糖漬けのレシピをご紹介します。

晩白柚のわたの砂糖漬け


材料
晩白柚のわた(外皮を切りとって白い部分だけにする) 1個分
(A)苦味抜き
水 適量
酢 大さじ1(×2回分)
(B)味付け
水 300cc
グラニュー糖 わたの重量と同じ量
レモン汁 大さじ1
(C)仕上げ
グラニュー糖 大さじ4

作り方
1.(苦味抜き)わたを一口だいにカットして、鍋にわたとかぶる程度の水と酢(大さじ1)をいれて、中火で15分煮る。
2.水を切って、もう一度繰り返す。
3.水にさらし、しっかり絞る。
4.鍋に水切りしたわたと、(B)を入れて煮る。
5.煮立ったら弱火にして、水気がとぶまで煮詰める。
6.網に広げ粗熱が取れたら、表裏に(C)のグラニュー糖をまぶして乾かす。

まとめ

なじみのうすい晩白柚ですが、見た目のインパクトは食卓の話題になること請け合いです。さっぱりした甘みで美味しい実も、栄養豊富なわたも、余すことなく楽しんでください!

日本安全食料料理協会にはオーガニックフルーツソムリエの資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。

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