たからもの

3連休に入る前日の終業後、今年54歳になる独身の部長が「明日、大間のマグロを食べに行ってくる、今夜は夜通し北へ車を走らせる、疲れたらパーキングで仮眠して青森を目指す」とうれしそうに話してくれた。
自分はすぐに狂気だと思った。と、同時にハンターハンターのあるエピソードを思い出した。「宝物は持っていても共有できる友達がいないと意味がない」 といったニュアンスのセリフ。この言葉は折を見て思い出しているのだが、話してくれたことが少しうれしかった。
自分が独身でその歳だったときに年下の後輩にこんな話ができるだろうか。

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