あかり

好きな事ごちゃごちゃ投稿したり書いたりしますฅ^•ﻌ•^ฅ

あかり

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記事一覧

【書いてみた】連作短編|星降る月夜、宿り木の下で⑥

『知ってる? 星が死ぬ瞬間は、とてつもなく大きく光るんだって。 それはまるで、桜が最後の散り際まで魅せる瞬間の様に。 それはまるで、雪が肌に溶けて一粒の雫に変わる…

あかり
1か月前
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【書いてみた】連作短編|星降る月夜、宿り木の下で⑤

僕は完璧に課題の演技をした。 それなのに⋯ あいつを追い越せない。 いや、あいつの才能にさえ、追いついてはいない。 どうあがいても、その事実が自分に突きつけられる…

あかり
2か月前

【書いてみた】短編|神様のキモチ

『お金持ちになれますように!』 『彼氏欲しい!』 『働かなくてもいい様になりたい!』 ぐぅぅぬぅぅぅぅ⋯ どいっつもこいっつも抽象的すぎな願い方しかしない⋯ もう…

あかり
2か月前
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【書いてみた】連作短編|星降る月夜、宿り木の下で④

ふと耳をすますと、鈴の音がする。 ⋯あの子の足音が近づいて来た。 あぁ、今日だったんですね。 チリン、とドアベルが鳴る。 あの子が顔を覗かせ、僕にニコッと笑いかけ…

あかり
2か月前

【書いてみた】短編|三日月のオブジェ

夕暮れと夜の境界線。 青くて赤い空に、月が登り始める。 今夜は、月が鳥居を照らす。 私の学校の隣には、神社がある。 木々が生い茂る、地元ではパワースポット的な場所…

あかり
2か月前
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【書いてみた】短編|ネイル

『ねぇ、時間ある?いつものやってくんない?』 「え⋯」 『自分じゃ上手く出来ないし、ネイルサロン行く余裕もないんだもん。』 「そんな」 (そんな見え透いた嘘、つかな…

あかり
2か月前
1

【書いてみた】連作短編|星降る月夜、宿り木の下で③

では、次のニュースです。 昨日未明、――区の――路上で、男性が遺体で発見されました。 遺体には争った形跡や目撃情報がなく、警察は自殺と他殺、両方で捜査を進めていま…

あかり
2か月前

【書いてみた】連作短編|星降る月夜、宿り木の下で②

人混みは嫌いだ。 そう思いながら、パーカーのフードを被って道を歩く。 歩きにくい。 気分も更に悪くなりそうだ。 ついさっき、友達と思ってたヤツに裏切られた。 待ち…

あかり
2か月前

【書いてみた】連作短編|星降る月夜、宿り木の下で①

疲れた⋯と心の中でつぶやく。 今日に限って、なかなか仕事が上手くいかない。 上司が捕まらなかったり、プレゼンがイマイチ伝わらなかったり⋯ あのデザイン、いいと思っ…

あかり
2か月前

はじめまして

ども( *・ω・)ノ お立ち寄り頂きありがとうございます(´▽`) お初にお目にかかります(*・ω・)*_ _) noteネーム「あかり」と申します( ̄^ ̄ゞ ・(実は国家資格な)介護福…

あかり
2か月前
6

【書いてみた】連作短編|星降る月夜、宿り木の下で⑥

『知ってる?
星が死ぬ瞬間は、とてつもなく大きく光るんだって。
それはまるで、桜が最後の散り際まで魅せる瞬間の様に。
それはまるで、雪が肌に溶けて一粒の雫に変わる瞬間の様に。
⋯の⋯まで⋯、⋯』
これは、この前の記憶。

『あなたはいつもそう!私のせいにして!』
『君はいつも分かってくれない!』
これは、その前の記憶。

規則正しい機械の音。
心臓に合わせて動いてる機械の音。
これは⋯いつのきおく

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【書いてみた】連作短編|星降る月夜、宿り木の下で⑤

僕は完璧に課題の演技をした。
それなのに⋯

あいつを追い越せない。
いや、あいつの才能にさえ、追いついてはいない。
どうあがいても、その事実が自分に突きつけられる⋯

何が足りない⋯?
どこが⋯まだ⋯

あぁもう⋯
人混みだからかうるさくて、上手く考えがまとまらない⋯
自分の悪口言われてるんじゃないかって疑心暗鬼になりそうだな⋯

その時だった。

『⋯あれ?』
周りを見渡すと一面暗い

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【書いてみた】短編|神様のキモチ

『お金持ちになれますように!』
『彼氏欲しい!』
『働かなくてもいい様になりたい!』

ぐぅぅぬぅぅぅぅ⋯
どいっつもこいっつも抽象的すぎな願い方しかしない⋯
もういい加減!我だって『テキトーに叶えてしんぜよーう。』に、なるぜよ!?
もっと具体的に願ってよ!言ってよ!
そうじゃないと分っかんないし!
叶えて叶えてのギブばっかりも、もうイヤぁぁぁだし!
テイク!テ・イ・ク!は!?
叶えてあげる代わ

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【書いてみた】連作短編|星降る月夜、宿り木の下で④

ふと耳をすますと、鈴の音がする。
⋯あの子の足音が近づいて来た。
あぁ、今日だったんですね。

チリン、とドアベルが鳴る。
あの子が顔を覗かせ、僕にニコッと笑いかけた。

『こんばんは!定期検診デス!』
「あぁ、こんばんは。ありがとう。」
『今日お客さんは?』
「先程おひとり帰られました。今日はもう来ないでしょう。」
『んじゃっ!今がチャンスっすね♪』

あの子はいつも肩に大きなかばんをかけている

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【書いてみた】短編|三日月のオブジェ

夕暮れと夜の境界線。
青くて赤い空に、月が登り始める。

今夜は、月が鳥居を照らす。

私の学校の隣には、神社がある。
木々が生い茂る、地元ではパワースポット的な場所。

この神社には昔から、ちょっとした噂が囁かれている。

『逢魔が時以降、決して1人で神社に足を踏み入れてはならない。』

逢魔が時。
大きく禍々しい時間だから、この世の者ではないモノを見やすい時間だと言うけど⋯

実際は大人が作っ

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【書いてみた】短編|ネイル

『ねぇ、時間ある?いつものやってくんない?』
「え⋯」
『自分じゃ上手く出来ないし、ネイルサロン行く余裕もないんだもん。』
「そんな」

(そんな見え透いた嘘、つかなくてもいいのに⋯)

味はしないが少し重たい嫌味を、私はそのまま飲み込んだ。

ネイルを塗ってとせがんで来たって事は⋯
今日は大事な仕事でもあるのかな。

私はセッティングをした後、あの子の爪に彩りを付け始めた。

「⋯今日はどんなお

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【書いてみた】連作短編|星降る月夜、宿り木の下で③

では、次のニュースです。
昨日未明、――区の――路上で、男性が遺体で発見されました。
遺体には争った形跡や目撃情報がなく、警察は自殺と他殺、両方で捜査を進めています。
では、次のニュースです⋯

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人混みの中にいるのに、騒がしさが気にならない。
というか⋯何も気にならない。
私は今、無という感覚を味わってる。

さっき見たあの子の顔を思い出す。

⋯あの子

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【書いてみた】連作短編|星降る月夜、宿り木の下で②

人混みは嫌いだ。

そう思いながら、パーカーのフードを被って道を歩く。

歩きにくい。
気分も更に悪くなりそうだ。

ついさっき、友達と思ってたヤツに裏切られた。
待ち合わせ場所の手前で声もかけずに、引き返した。

スマホが何度も軽く震える。

電話の内容が聞こえるくらい大声で喋っていた事も
僕があの時後ろにいた事も
気づかなかったんだろうな。

もう全てどうでもいい。
暗い気持ちが、感情が。

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【書いてみた】連作短編|星降る月夜、宿り木の下で①

疲れた⋯と心の中でつぶやく。

今日に限って、なかなか仕事が上手くいかない。
上司が捕まらなかったり、プレゼンがイマイチ伝わらなかったり⋯
あのデザイン、いいと思ったのにな⋯

早く帰りたい。
そう思っても疲れのせいなのか、足が思うように早く動かない。
はぁ⋯もう最悪な日⋯

そう思った時だった。

ぼーっとしながら歩いてたせいか、いつもの道と違う事に気づいた。
周りが暗い。
あぁ⋯今日はとことん

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はじめまして

ども( *・ω・)ノ
お立ち寄り頂きありがとうございます(´▽`)
お初にお目にかかります(*・ω・)*_ _)

noteネーム「あかり」と申します( ̄^ ̄ゞ

・(実は国家資格な)介護福祉士の資格を持つホームヘルパー。
・陰キャで陽キャな陰陽師。
・A COMMON BEAT キャスト経験者。
・リラックマとすみっコぐらしの水色のとかげが好き。
・綺麗で可愛いもの好きな乙女座ちゃん。
・孤独の

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