TwitterとYouTubeと原神に囚われた人生からの脱却

魂のセルフコントロール2022。

経緯

昨年の秋に原神に復帰どハマリしてからというもの、未だに続く原神生活。
仕事が終わったら寝る時間を過ぎるまで、自由時間の99割をTwitterとYouTubeと原神に溶かす日々が続いてきました。

忙しかった年末の代わりにと、有休を付け足してまで生み出した真の冬休みという名の4連休でさえ、覚悟に負けていつの間にか原神だけをやり続ける始末。
このコンテンツが終わったらクリア、このキャラを育成しきったらクリア、と何度もゴールを見出しつつ、立て続けに開催される期間限定イベント、新コンテンツの追加、新キャラの入手による育成タスクの増加、果てはゴールラインに達してもより先に真のゴールラインを設定し直したりと、やることを見出だせばキリがないことにかけてはMMOに匹敵するモンスターコンテンツ。さらにプレイを効率化する攻略ノートを書くために一日が溶ける本末転倒さ。
それが原神です。

さすがにそろそろゲーム内タスクの管理方法もこなれてきたとはいえ、それは四天王の中でも最弱。テイワットから運良く脱出できたとしても、第二第三の刺客としてYouTubeとTwitterが立ちはだかってきます。
ついに初めて真の推しVとして心が認定した紫宮るなをはじめ、ぶいすぽ、芸人旅団、BIG☆STARなど、見逃したくない配信が目白押しの毎日。アーカイブを消化するどころか、リアルタイムに追い続けるだけで精一杯。
やっとのことで一息ついても、今度は息をするようにTwitterを開き、数十分が一瞬のように溶けていく。一度閉じてもいつの間にかまた開いており、その度に数十分と溶けていく。

そうして一日が終わりに差し掛かるたび、思うのです。
「今日はもうさすがに時間がないし、明日こそパパっとやること終わらせて時間を作ろう!」

今回の施策

YouTubeを楽しく見ながらワクワクする原神の世界を冒険する日々は確かに充実しているし、そういう過ごし方もいい人生だと思います。
TwitterでもYouTubeでも、他者と触れ合う中にはたくさんの発見があるし、特にゲームを作る上で様々なプレイヤーの視点でのゲームプレイを追体験することは非常に価値があるとも思います。

しかし、やはり時間というのは過ぎ去るもの。
何かをしなければ、何かを積み重ねて進んでいくことはできません。

これは友達の話ですが、究極的には自由時間どころじゃなく、業務時間をTwitterとYouTubeに破壊されることだってあり得ます。
ご飯休憩を取りながらちょっと切り抜きでも見よう、息抜きに一瞬タイムラインをチェックしよう、そうした「ちょっと」が制御できず、さらにはなんやかんやで仕事の進みが十二分に早くはないことを誤魔化せてしまうと、誰にも見咎められることなく無為な時間を過ごし続けることが許容されてしまう場合もあるわけです。友達によると。

ここで重要なのは「真面目に仕事しよう!」という話ではありません。
仕事の時間といえど、趣味の時間といえど、結局そこで流れる時間は自分の人生。
何かをしなければ、何かを積み重ねて進んでいくことはできないのです。

ということで、今回の施策。

  • 対象デバイス

    • PC / スマホ / iPad

  • 目的

    • ワークタイム……App利用制限、時間管理

    • ライフタイム……時間効率化、睡眠周期改善

  • 施策

    • アプリ・サイトの利用制限を行うツール・環境を導入

    • 時間管理アプリを導入

それぞれ見ていきます。

PC (Chrome拡張)

Intention ほか (撤廃済み)

特定のサイト利用時間を制限する拡張機能。
Twitter / YouTubeに適用していたが、現在は撤廃。
無駄な利用を制限したいとはいえ、制限時間を気にしながら使うのも快適ではないため。
中でもIntentionは使いやすいと感じた。

設定 (撤廃済み):
Twitter……一日30分 (1分ずつアンロックして利用できる)
YouTube……一日2時間(タブがアクティブな間のみ加算)

Chromnitweet

アドレスバーからツイートできる拡張機能。
昔使っていたがタブ増殖バグでアンインストールしており、再度入れてみたところバグへの対処法を発見したため、運用再開。
(タブがバグったブラウザとは別のブラウザウィンドウを出してアクティブを切り替えると処理が少しずつ進みます)
ツイートをしたいときにタイムラインを見ずに済む。

PC (アプリ)

ぱそねむ

フリー/シェアウェアのアプリ起動制限ツール。
累計時間制限と時間帯制限を使っていたが、累計時間は上述の理由で撤廃。
現在は睡眠周期改善のため、就寝予定時刻以降の原神・ブラウザ起動を制限している。

設定:
平日……原神は一日1時間(撤廃)、3時~7時の間は原神・ブラウザを強制終了
休日……原神は一日2時間(撤廃)、5時~7時の間は原神・ブラウザを強制終了

Toggl Track

タイムトラッキングアプリ。ワークタイムで利用。
休憩時間の累計を把握したり、作業時間の見通しを立てるために活用。
デスクトップアプリがとても使いやすい。

スマホ

使いすぎストップ

スマホアプリの利用時間を制限するアプリ。
連続起動時間制限、累計時間制限、時間帯制限ができ、こうしたアプリの中ではそこそこ柔軟に設定が行える。
PCと異なり、スマホ/iPadでは連続or累計起動時間も制限している。スマホ/iPadはPCと比較して生産性が低いため。
ワークタイム中はほぼすべてのアプリを禁止しているが、YouTube Musicと後述するツイ専のみ利用できるようにしている。

設定:
平日 ワークタイム……一部を除きすべてのAppを禁止
 YouTube Music(作業用BGM)、ツイ専(呼吸)のみ可。
 また、昼休みのみ制限が解除される。
常時……Twitter / YouTube / ゲームはまとめて連続30分のみ利用可
 昼休みの超過利用を防ぐほか、就寝時の過度な利用も抑制する。

ツイ専

ツイート送信のみを行えるTwitterアプリ。
ワークタイム中はTwitterを起動できないが、ツイ専を使ってツイートをすることができるようにしている。
ツイートができないと窒息するため。

iPad

スクリーンタイム

アプリやブラウザの利用制限を行うOS機能。
あまり融通は利かないが、スマホの使いすぎストップと同様の設定を行っている。
スマホと違い、昼休みも利用は不可。また、どうしても利用制限解除ボタンを取り除けないので抑制力は低め。

設定:
平日 ワークタイム……すべてのAppを禁止
常時……一日につきTwitter 15分、YouTube 30分、ゲーム 1時間の制限

制限事項まとめ

  • ワークタイム

    • App利用制限

      • スマホ / iPad すべてのAppを禁止

      • ただし、ツイ専 / YouTube Musicのみ利用可

      • また、昼休みのみ制限解除

    • 時間管理

      • Toggl Trackでタスク/休憩時間のタイムトラッキング

  • ライフタイム

    • 時間効率化

      • Chromnitweetでタイムライン抑制

      • スマホ / iPadでのTwitter / YouTube / ゲーム利用可能時間を制限し、長時間の利用を抑制

    • 睡眠周期改善

      • 就寝予定時刻以降のゲーム / ブラウザ起動を禁止

あくまでQoL重視として、PCでのTwitter / YouTube / 原神 累計起動時間制限は撤廃することになったが、これについては経過観察が必要。

強くなれる理由

締めのポエム。

前提として、「強い」という状態の定義、「強くなる」という変化への欲など、パーソナリティは人それぞれ。
なので、これは方法論ではなくケーススタディに過ぎない。

今回の施策を敷くにあたって、前段で述べたように、数ヶ月の間、なかなか生産的な時間が取れないことに悩みを抱えていた。
ここ一ヶ月はワークタイムも生産性が落ちており(というのは友達の話だが)、さすがにこのままずっと過ごしていては時間が無駄に溶け続ける、という危惧が段々と高まっていった結果、この問題提起に至った。

こうして生活習慣を見直してみると、「もっと早くこれができていれば、無駄にした時間は少なく済んだはずなのに」という気持ちになることがある。
その後悔の一方で、そんなどん底からでも、何度もこうして立ち上がることが出来ていることに喜びも感じる。

改善策は確かに思いついて実行できれば済む話だけど、思いついて実行するためのエネルギーはどうしても必要だ。
理由もなしに何かをすることなんてできない。失って失って、失っていった先に、立ち上がれるためのきっかけがある。オカリンもそう言ってた。(言ってない)

一度地の底に膝をつくことで初めて立ち上がれる条件が整う……と考えるとアツいものだが、しかし逆説的に、自身が「いかに失っているか」を正しく認識し、危機感と渇望を抱くきっかけも必要となる。
もちろん日々自分の生活を改善したいと思って過ごすことも大きいし重要なのだが、そうした漠然な感情だけでなく、ある程度定量的な観点で自身の振る舞いを見直す機会があると、よりしっかりとした現状認識が持てると思っている。

自分が2017年から続けている、年末年始の振り返り・展望記事もその一貫とも言える。
年末年始というある意味でリセットがかかるタイミングに、一年という定量的な期間に自身のやってきたことを振り返り、新年に向けての改善点を挙げる。
たったそれだけでも、何も変化せず一年一年のメリハリがない日々を過ごすよりは、未定義倍マシなはずだ。少なくとも、0を1に進める決定的に定量的なきっかけではあると思う。

強くなるには、自身の現状を振り返り、弱さと渇望とのギャップを測り、次に進むための施策を打ち、その成否を再び振り返り……といったイテレーションが必要となるといえる。

「強くなるきっかけを少しでも多く持てる人が、より強くなれる」
そう自分は思う。

Monthly Momentum

ということで、2022年は「毎月」このイテレーションを回し、様々な挑戦と成長を経験していく一年にしたいと思います。
毎月の成果として月一でこうした記事を残すことで、定量的な現状認識を行うきっかけにできたらいいなと。
今回の施策は、その第一歩ということで。

さて、今年は完走できるか。2022年も挑戦開始!

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