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各センターの機能

センター別色分け

 各センターごとの機能を詳しく解説していきます。こちらの記事は、サイトにも載せてある内容です。

存在センター

存在センター

​ 存在センターとは、本能や運動とも呼ばれるセンターです。本能は情動と被ってしまう面があるので「生物学的運動」と解釈した方がよいですね。膜で区切られた細胞構造を持ち、代謝を行い、子孫を残す存在。つまりは生命の定義といわれる部分です。生存と繁殖が大きく関わって動物の習性によく似ています。食べられる食べ物、生殖行為、住居、必要分の物資の獲得と生産。物質的な力で、​存在は内面から必要として外側へ獲得しに向かう力です。

 また存在センターは生命として必須の部分を担っているので自己との繋がり強い。動物や植物の中で実体がなく野性というプログラムが作られていないものは生存していません。他のセンターをベースにした本質が存在を利用する場合、物質という面ばかり使用する場合が多いです。​

特徴:テリトリー​

 存在センターの特徴はテリトリー意識が非常に強いことです。テリトリーを持つが多くの肉食獣のように自己単一の存在としてテリトリーを持つのではなく、血縁のようなごく近しい他人と共にテリトリーを守る生物です。これは人類の祖先である猿の特性を引き継いでいると考えられます。存在センターは生物として最も根幹となる部分です。また存在センターは動植物という生命として必須の部分を担っているので自己との繋がり強いセンターです。

​時間軸:現在

​ 存在は現在を認識する。刻一刻と変わる「今」の連続の中に生きています。過去からの経験や未来への展望は持ちません。全ての時間軸の基準の座標としてあります。存在しているものに現在がないものはありません。

性質:中和

 存在の力の性質は中和です。中和と平均回帰のことで、これにより”普通”の状態を算出します。


情動センター

情動センター

 情動センターとは、感情や関心などと呼ばれるセンターです。「感情や関心という言葉は個人内機能と個人間機能が分割されていて適切ではない」と感じたのでどちらも内包できる情動という言葉を使用することにしました。
 目に見えないが確かに存在している雰囲気や関心や気配や感情を処理しています。空気を読むだとか雰囲気を察するなどは実際に餌を食うように物質を処理しませんが、生きる為に必須です。これは他の動物で言うところの野性とも言えます。他のセンターをベースにした本質が情動を利用する場合、処理機構という面だけを使用する場合が多いです。この力の使用に努力はまったく不要か、必要であってもわずかで、コントロールしている主体的感覚はありません。

特徴:野性

 情動センターの特徴は野性であるということです。思考では追いつかない速さで行動に移し問題を処理する点は良い点ですが、問題の処理が完了しない事に他センターよりも危機感を覚えます。性格類型のエニアグラムは関心や自己イメージというサピエンス特有の野性面だけにフォーカスしがちで動物的野性が使えるという面を見落としがちです。情動は内から湧いてくると同時に外から流入する力で、存在と同じくらい自己との繋がりが強いセンターです。

時間軸:過去

​ 情動は過去を認識しています。過去の経験によって動きます。見たものがすべてだと感じています。狩猟採集民の感覚が近く遠い未来までは考えません。

性質:肯定

 情動の力の性質は肯定です。今あるがままあをリスペクトします。自分の持ち物に疑問を持つことはありません。

思考センター

思考センター

​​ 思考センターは別名がありません。おそらく生物として新しい性質で機能が少なく、表記ブレがないのだと思います。思考とは存在や野性のように生まれた瞬間から組み込まれているものではありません。機能として持ちながら必ず外から取り入れるものです。よって外から流入する力です。存在や野性と違い、内側から湧く純粋な虚構は存在しません。
 思考センターの特徴は自然の摂理と離れているという事です。自然の摂理のように確固たる法則ではないので虚構はある日突然跡形もなくなる事も多々あります。他のセンターをベースにした本質が思考を利用する場合、理論という面ばかりを使用する場合が多いです。この力の使用に注意力が必要となり、注意が逸れてしまうと上手くいかないか力を発揮しきれません。意志を持ってコントロールする必要のある力です。思考そのものはウィルスの性質に似ていて、区切りなく、物質の代謝を行わず、自己複製を行います。

特徴:虚構

 直接経験のみで生きる他の人類は巨大な群れを作れませんでした。存在と情動だけで生きていた他の人類は滅んでしまいます。動物は1人のカリスマが集団を纏めるには限界があります。多少ブレがありますが、大凡150人迄の群れしか統率できないのです。そんななかサピエンスのみが共同幻想を持ち千にも万にも及ぶ群れを作ることができました。虚構、つまり思考とは人類が選び取った性質です。文字・言語・数字・神話などなど実際に存在しない上に自分とはかけ離れているものを扱います。

時間軸:未来

 思考は未来を認識しています。これは狩猟採集民と農耕民の違いでもあります。天気や水害を予測したりするのは思考の力です。膨大なデータを整理し予測することは情動の処理範囲外です。そしてデータも予測も今ここに存在するものではありません。虚構が無ければ扱えないのが未来です。

性質:否定

 思考の力の性質は否定です。過去や現状を否定してより良くなろうという力も否定の力です。サスペクトと言い換えてもいいかも知れません。

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