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T9が解るエクストリームエニアグラム!

前回に引き続き、エニアグラムT369の説明をします。
今回は、T9。
この記事で「迷ったら取り敢えずT369のどれか」と言われて
「あー…うーんじゃあ僕は9だなぁ」
「達成者と忠義者と平和主義者か~達成欲とかないし忠義ってピンと来ないなーー、じゃー、平和主義者で。」
「まーー僕平和主義だし9かなー」

と言う感じでT9を選んだなら、あなたはT9でしょう。
では詳しく説明していきましょうか。

1、T9、平和主義者とは?

T9の特徴は「ぐったり、のんびり、成り行きで」です。
こう書くとマイペースの様に見えますが、決してマイペースではありません。
寧ろ、他人ペース。
というか、T369は調和タイプという性質上全て他人ペースで生きています。
その中でも、最も大人しく目立ちたくないタイプがT9でしょう。

T9は兎に角目立ちたくありません。だから自分から何かを起こすのも嫌い。
何か始めるなら、みんながやってるから一緒にやるのがいい。
「テストなら100点を取れば目立ってめんどくさいし0点は馬鹿にされるから絶対いや。はぁーーー…じゃ、今日も手加減して65点取っちゃいますか」
それがT9です。T6が「自分より下のものを持ちつつ上のものに好かれたい。」ならT9は

「みんなの中で上でもなく下でもなく平均ぐらいにずっと居たい。」
これが平和主義者の本質です。

さあ悲しいお知らせですが、T9もかなり自分を見誤ります。

2、どうして大人しいのにタイプを見誤ってしまうの?

T9はT6の勘違いとはまた違った見誤りをします。
T6が6の自分を認めたくないのとは違って、往々にして状態が悪くなり易いタイプだからです。T9が自称しがちなのは、4か5。
また4が出てきましたね、正し6とは違う理由で見誤ります。
T9は4のメランコリックを見て自分もそうだと思い込むことがあります。
何故9が鬱症状になってしまうのでしょう?
理由は、我慢です。
T9は「みんなの中で上でもなく下でもなく平均ぐらいにずっと居たい。」が故に強いために常にやり過ぎないように自分をセーブし続けています。
本当は出来ても目立ちたくないが故に何事でも主体的に参加しません。
結果、経験を積むことが出来ず本当に「居ても居なくてもどうでもいい」もっと悪化した状態なら「居ない方がいい」存在になってしまうのです。

「居ない方がいい」と思われているのを自覚することは、調和タイプに置いては最悪の事態です。誰とも調和できていない状態ですからね。
「お前さー邪魔なんだよ、帰れよ。」
これが調和タイプでは最も傷つく言葉なんじゃないでしょうか?
今のセリフを見てドキッ!!っとして嫌な汗が流れた方は調和タイプのどれかを疑って見てはどうでしょう?

「見ないフリをしよう。」
これがT9がやりがちな行動です。平均値を目指し続けた結果状態が悪くなってしまった9は周囲と馴染みたいと本心では思いながら孤立します。
この時のストレスは攻撃型と防御型にはないストレスです。
だから自分の感情も見ないフリしよう。
これを繰り返し続ける事で本当に自分の感情を理解できていない9をよく見ます。

この状態になると、9は自分を4か5と見誤ります。
何故かと言うと、4も5も「一人でいることを愛している」からです。
T9と違って本当にマイペースな人格なんですね。
T4は自分が大好き過ぎて一人遊びを辞められないし、T5は”やる事”があるので一人の時間は無限に欲しい。
T9と4と5の決定的違いは、「一週間人としゃべらなくても苦じゃない」所です。むしろ4と5にはご褒美ですね。

T9は、他人からハブられた事と自分のストレスを無視して「一人でいる事」事態にフォーカスし、一人でいる理由を無理やりつけて納得しようとしているんですね。
なので、T9は一週間人と喋らないというのは耐えきれないと思います。
T6と違い、成りたいから見誤るのではなく、自分を納得させる為に間違えにいくんです。

そしてその選択を取っている自分にさえももう気づけていないのが、9の最悪の状態だと言えましょう。


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