和田義盛と御殿場

大河ドラマを毎週楽しみに見ております。
鎌倉殿の13人の和田義盛、魅力的なキャラクターですね。
当地とのゆかりが紹介されるかと思いきや、全然なので、伝承があるんだよー!とここで声を大にしてお伝えしたいと思います。
「和田道」という道を聞いたことがありますか?
「和田橋」もあるんですよそれも2箇所。
場所は鮎沢と二岡神社の手前。その間を繋ぐ道が「和田道」です。
東田中の浅間神社は、「和田の森」と呼ばれ、和田義盛が逆さに刺した箸が森になったのだ、という伝説があります。(参考:文化財のしおり25)

和田義盛さん、何でこんなに伝説残っているんでしょうね、っていうと、わかりまへん。
ただ、和田道と言われる道をたどると、これは「大沼の縁辺なんじゃなかろうか」と、「二岡神社に行ってたんだろうなー」くらいの想像しかつかない。
こんなに名前残っていても資料もないんです。
少なくとも私は知りません。
和田義盛は二岡神社に何しに行っていたんでしょうね。

富士の巻狩で頼朝伝承が多数残り、他の方々もきていたであろうに、その足跡まで残る和田義盛は、当地の人たちにとって、とっても印象が深かったことは間違いありません。

だって、ある意味頼朝級です。
頼朝が刺した箸の伝説もあるんですが、こちらはキハダの木で、枝を垂らしてアーチ状に育ったそうで西二の岡にあったんだとか(参考:御殿場市史より「二岡詣で」)。
そして、それと似た伝承を持つ和田義盛さんの注目度の高さよ。

和田義盛以外にも、御所五郎丸館の伝承も鮎沢には残っていますが、館跡以外は聞いたことないことからも、道、森、館と伝承がある和田義盛の注目度が高かったことが伺えるでしょう。

和田道については、古文書を読む会さんの「ごてんばの古道」に掲載されていますので、是非一度見てみて下さいね。
https://ilisod001.apsel.jp/gotemba-library/sp/results?fields%5B0%5D=001&keywords%5B0%5D=ごてんばのこどう&matches%5B0%5D=1&narrowField=040&narrowKeywordFrom=&narrowKeywordTo=

また、この辺のお話に詳しい方、絶対いらっしゃると思うんで、資料知ってるよとか、こんな論文あるよとか、ありましたら是非教えてください。

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