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趣味を仕事にする

昔から、趣味は何?と聞かれたら「作曲です。」と答えていたのに、いつの間にか「ポートレート撮影」が趣味の域を超え、ほぼ仕事になるレベルに達した経緯について記録しておこうと思います。
「趣味を仕事に出来たら幸せ」という話を聞くことがありますが、自分の場合はかなり奇跡的な話で、正確にお伝えしておくと、複業として始められる地点まで辿り着いた、というのが正しいです。

もう一つの趣味である作曲でも同じようなエピソードトークが出来れば良いのですが、如何せん才能がありませんでした。こっちは一生趣味のままで終わると思います。(笑)


名言:「好きこそ物の上手なれ」

これはとても有名な諺で、過去の人生を振り返っても全くその通りだなと思う経験がいくつかあります。今回の写真撮影スキルの場合は、直接的に繋がるキッカケでは無いのですが、その軌道に乗ってからで言えば、確実にそうだと言えます。

ほとんどの人類に当てはまる数式
摂取カロリー>消費カロリー=太る

いきなり本題とズレたような内容で申し訳ないのですが、ここを語らずに自分が得られた写真撮影スキルの話がロジカルに繋がらないので、一度脱線します。

実は自分が高校生の頃は、体重も標準レベルで、特に食べる量とかを気にしなくても太らない体質だと本気で思っていました。
しかし、実際は世の中そんなに甘いはずはなく、その後、大学に入ってから夜のバイトや不規則な食生活が続くことがあり、見る見るうちに増量し、大学を出る頃には、随分と貫禄がある姿になっていたことは否定出来ません。

ダイエットの神様が降りてきた瞬間

時々TVなどで紹介されている親しみあるフレーズですが、幸い自分にも出逢える瞬間があり、それが今の写真撮影スキルに繋がっていると考えると、当時の増量経験は、健康的には好ましくなかったですが、人生的には良い通過点だったと思われます。

写真が上達したキッカケは、健康診断でもらえるメタボ健診!?
今勤めている会社では、30歳の健康診断からメタボ健診が始まるというルールがあります。あくまで結果論にはなりますが、この会社の有り難いルールのおかげで写真撮影スキルが身に付き、今でも健康維持の意識にかなり影響しているので、会社にはとても感謝しています。

当時の切実な想いはただ一つ、
人生最初のメタボ健診だけは確実にクリアしたい!!

あれは29歳になった年の冬だったかと思います。
あと数ヶ月後には30歳になることが既に分かっており、メタボ健診が同時に実施されることも見えていました。今考えれば、本当にどうでも良い理由だったのですが、当時の自分の中では、『人生最初のメタボ健診で引っ掛かるのは流石に嫌だ』という理由だけで、飲み会のお誘いなども全て断り、当時たまたま流行っていた食べた物を記録するだけのダイエット(通称:レコーディングダイエット)を始め、オプションとして1日1万歩を歩くと決め、約8ヶ月で16kgの減量に成功しました!!
※ここで成功しました、と書くとメチャクチャかっこいい感じがしますが、客観的に見れば、高校生の頃並の体重に戻っただけです。

自分が課したノルマが写真スキル上達のキッカケ

随分と前置きが長すぎました。。
ここからが、今回の記録の本編になります。

1. 1日1万歩に飽きた時に偶然カメラを買った
自分が決めたノルマでもあったので、歩く事自体は一切苦にはならなかったのですが、歩数を限定すると歩く場所も限られ、見えている景色が毎日ほぼ同じになり、流石に時間の無駄というか、歩くついでに何か出来ないかを考えるようになり、当時の結論としては、全く興味の無かった一眼レフカメラを買うことに決めました。(実際に当時買ったのはSONYのNEX-5Rというミラーレスカメラ)

2. 目的の主従が変わった時に学ぶ意欲が湧いた
ミラーレスカメラを買ってからは、散歩中に写真を撮り始めたのですが、キットレンズが作る絵に直ぐに飽きてしまい、色々調べてみて単焦点レンズ最強説みたいなものを見つけ、気づけば一眼レフ写真=単焦点みたいな、マイルールも生まれました。

それからは自然と行動範囲も拡がり、それまでは、「1万歩歩くまで写真を撮る」という目標だったのが、「写真撮影に夢中になり、気づけば1万歩以上歩いている」ことになっていました。そして本来の目的である減量は副産物になっていました。

3. フルサイズ一眼レフへの憧れ
目的の主従が変わり、写真が面白い!と感じるようになった頃は、風景やら動物を撮っていたのですが、どうせ写真を撮るなら、フルサイズ一眼レフの世界にも足を突っ込んでみたいと思うようになり、店頭で色々実機を触った結果、NikonのD750というカメラに出会いました。

4. 夜景撮影で得られた新たな気づき
正確にいつだったかは忘れましたが、カメラ三脚を持参して横浜の有名な夜景を撮ったことがあります。当然手振れもしないので理想通りの写真が簡単に撮れました。

家に帰ってから、いつものようにワクワクしながらRAW現像をしていたのですが、写真を書き出した後に、ふとあることに気づきました。
「横浜 夜景」でGoogle検索すると、その日自分が撮影した構図と似たようなものがこれでもかというくらい出てきました。

「自分が撮る写真、撮りたい写真はこれじゃない」
と思えた瞬間でもありました。

5. じゃあ何を撮るのか?
実際はあまり悩んだ期間は短かったと思います。
ここでもう一つの趣味でもある作曲が次に繋がるきっかけになりました。

「オリジナル曲のジャケット写真を自分で撮れば良いじゃん」
「ジャケット写真といえば、風景より人物だよね」

6. メインボディはD750から一気にD5へ
いきなり人物を撮るといっても、そもそもの撮る被写体がいなかったので、当時はmixiとかで繋がった友達にお願いして、撮影した作品は、随時Instagramに投稿にしていました。

また、最初の頃は自分も練習が必要だと思っていたので、相互無償という条件でInstagramのプロフィール欄に記載し、幸いにも投稿を見てくれた方々からの撮影依頼が頻繁に来るようになりました。

いつしか他県や遠方から東京に来る際に撮影して欲しいという依頼も受けるようになり、それまで使っていたD750のカメラも十分素晴らしいものなのですが、被写体の期待に応えるためには一番上のモデルでないと失礼かなと考えるようになり、思い切って当時Nikonの中では最上位モデルのD5を購入しました。

レンズも35mmや50mmの単焦点レンズ中心だったのが、85mmや135mmと変遷し、最終的には105mmや58mm、24mmに落ち着いています。

7. これまで撮影した被写体は1,000名以上
Instagram経由での撮影させていただいた方は数十名ですが、撮影スキルの話題が勤めている会社内でも拡がり始めたことで、気づけば1,000名以上の被写体を撮影したことになります。

2021年、いよいよ複業スタート?

昨年、本格的な複業を始めようと思い、まずはその第一歩としてOur Photoというサービスに登録しました。このサービス内では実績がまだないのですが、人物撮影を始めた時のように少しずつ前に進めて行きたいと考えています。

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