先取り都市対抗プレイバック2010⑤

2回戦以降は木曜日の2回戦3試合と日曜日の準々決勝3試合を観戦しました。土曜日の準々決勝も最後の部分は見られましたね。住友金属鹿島×伯和ビクトリーズの試合は日産から移籍の石田と日産九州から移籍の七條(のちヤクルト)の息詰まる投げ合いでタイブレークまでもつれ込みました。住友金属鹿島が勝つも印象に残った試合でした。
ヤマハ×三菱重工名古屋の東海対決はヤマハ打線が4回に爆発し快勝、東芝×JR東日本は東芝がタイブレークでJR東日本を振り切りました。JR東日本は3年前の決勝の意趣返しみたいな感じでクリーンアップを補強選手で固めてましたが、新垣(のち日ハム、現コーチ)と木戸が打たれながらも粘りのピッチングを見せ、打線も奮起しました。

日曜日の準々決勝は東芝×JFE東日本と関東地区代表決定戦の再戦でしたが、東芝打線が予選で苦しめられた杉本を早々に捉え3本塁打でリベンジしました。前回の登板で色々と研究したのが効いたようですね。なおこの試合ではのちに野手に転向する服部が登板しました。
三菱重工横浜×東京ガスは先制されるもすぐさまひっくり返した三菱重工横浜が勝利し初のベスト4進出、JR九州×NTT東日本はNTT東日本が8回に追いつき、9回に勝ち越しホームランが出てこのまま逃げ切るかと思われたその裏にJR九州が驚異の粘りで追いつき、さらに満塁からサヨナラホームスチールという幕切れでベスト4進出となりました。なおこの年からNTTは法政ファンファーレを取り入れたような…。

この年の決勝は3年前の覇者・東芝と、決勝まで日立、日通、NTT東、三菱横浜と関東地区のチームを撃破したJR九州のカードとなりましたが、東芝が3年ぶりの黒獅子旗か、JR九州の関東勢5チーム撃破の五関突破なるかという対決でした。今から動画の配信が楽しみですが、最後に社会人野球ファンの間ではお馴染みのあのフレーズも出てきます…というとネタバレになりますね(笑)。

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