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効率アップアニメーションエフェクトマクロ(FOG_animpack)【無料配布】

こんにちは、フォグです。

シンプルだけどとても便利なアニメーションマクロを配布します。

特徴は下記です。iPad版ダビンチリゾルブでも使えてとても便利です。

テキストテロップにアニメーションを付ける際、トランジションを使っている人も多いと思います。例えばこちらのようにテキスト+に"Fall and Bounce"と"CrashZoom"のトランジションを適用するとアニメーションを加えることができます。

しかしながら、トランジションを付けたテロップはパワービンに入れることができません。

またキーフレームを使ってアニメーション作ればパワービンに入れて再利用できますが、Fusionでちゃんと組まないと長さを変えたときにアニメーションが追従してくれません。

今回配布するFOG_animpackはそのように不便に感じている人におススメのマクロで、アニメーション部分だけをマクロ化したものになります。

好きなテロップデザインに適用することができ、一度作ったテキストアニメーションはパワービンに入れておくことで、いつでも再利用しテキスト+と同様のデザイン変更ができます。

このマクロはシンプルですが超便利できっと皆さんの動画編集に役立つマクロとなると思います。

是非使ってみてください。


どういうマクロ?


好きなテキストテロップや画像に対して、このマクロをドラッグ&ドロップで適用するだけで、画面の左から入ってきて最後に右から出ていくようなイン・アウトのアニメーションを加えることができるマクロです。

パワービンに入れて再利用しても、テキストのデザインをテキスト+と同じレベルで修正できます。エフェクトタブの中でアニメーション設定が変更できます。

通常のFusionで作成されたアニメーション付きテロップのマクロですと、再利用の際はI/Fの制約があり変更できるパラメータが限られてしまいます。例えばFusionタイトル「Fade On」では、変更できるパラメータはこれしかありません。縁取りや影など付けることができません。

このマクロには9種類のアニメーションが入っています。インとアウトでそれぞれアニメーションを変えることができます。

  • 左から右へ移動(slide_right)

  • 右から左へ移動(slide_left)

  • 上から下へ移動(slide_down)

  • 下から上へ移動(slide_up)

  • ズームイン(zoom_in)

  • ズームアウト(zoom_out)

  • ぼかし(blur)

  • ストレッチ(stretch)

さらに緩急カーブもプルダウンで選ぶことができ、バウンドするようなテキストアニメーションも簡単に作れます。

このマクロはいろんな人に使ってもらえるように、フレームレートや解像度に依存しないように工夫して作ってあります。フレームレートの違いでタイミングが変わったり、解像度が変わることでアニメーションが崩れるといったことはありません。

入手方法

本マクロは私のYouTubeチャンネルのファンの方に配りたく、アンケートに答えていただいた方のみに配布(無料)していましたが、現在は誰でもダウンロードできるようにしました。

是非YouTubeの動画見ていただき、チャンネル登録もよろしくお願いします。

ちなみに、入れる予定ではなかったのですが、もう一つおまけに縁取りテロップやタイトルを簡単に作れてかつ本アニメーションが組みこんだマクロも同梱しました。テキスト+で縁取りテロップを作るのが難しいとか面倒と思っている方やiPadを使われている方には重宝すると思います。

インストールするとタイトルカテゴリのFOGの中にFOG_animBorderTextというエフェクトが追加されます。使い方は難しくないですし、おまけなので使い方の解説は用意できていません。もしご希望あれば検討しますのでコメントください。

ダウンロード


下の利用規約を見て納得された方のみダウンロードをお願いします。

ダウンロード

インストール・アンインストール方法


Windows・macの場合

ダウンロードしたファイル「FOG_animpack.zip」を解凍すると、その中にFOG_animpack.drfxというファイルがあります。

Windowsやmacでダビンチリゾルブをインストールしたパソコンであれば、本ファイルをダブルクリックするとインストールのダイアログボックスがでてきますので「Install」を押してインストールしてください。

アンインストールの方法はFusionページに移り、エフェクトを表示します。Templatesのところで右クリックし「Show Folder」を選択すると、インストール先のフォルダーが開きますので、FOG_animpack.drfxファイルを削除してください。

iPadの場合

iPadをご利用の方は、ファイルアプリを開き、FOG_animpack.drfxファイルを「このiPad内」→「DaVinci Resolve」→「Fusion」→「Templates」の下へコピーしてください。

アンインストール方法はこのファイルを削除するだけです。

使い方


画像クリップやテキスト+などのタイムライン上のクリップにドラッグ&ドロップでFOG_animpackを適用します。

FOG_animpackはエフェクトライブラリを開き、「エフェクト」→「FOG」の中にあります。

適用したクリップを選択し、インスペクタを開きます。そして「エフェクト」タブを選択すると、追加したFOG_animpackのパラメータがでてきます。

  • 長さ(秒)
    アニメーションの長さをしていします。開始と終了共に同じ長さになります。分けたい場合は、同一クリップにもう一つFOG_animpackを適用してください。

  • 開始モード
    開始アニメーションのモード(※1)を選びます。Noneを選択するとアニメーションなしです。

  • 終了モード
    開始アニメーションのモード(※1)を選びます。Noneを選択するとアニメーションなしです。

  • イン/アウト
    緩急の設定です。好きなアニメーションカーブを選んでください。Back、Elastic、Bounceを選ぶと面白い動きになります。

  • ズーム/ストレッチ中心
    zoom_in/zoom_out/stretchを選んだ時に使うパラメータです。ズームの中心、ストレッチの中心座標を指定してください。(ビューワ上で指定することも可能です※2)

  • ズームイン/ブラー調整
    zoom_outを選んだときはズームの倍率を調整できます。blur(ぼかし)を選んだ場合はぼかし量を調整できます。

  • モーションブラー
    モーションブラーを入れることができます。計算負荷が大きいので演出として必要なときだけ使うようにしてください。

※1 アニメーションモード

  • 左から右へ移動(slide_right)

  • 右から左へ移動(slide_left)

  • 上から下へ移動(slide_down)

  • 下から上へ移動(slide_up)

  • ズームイン(zoom_in)

  • ズームアウト(zoom_out)

  • ぼかし(blur)

  • ストレッチ(stretch)

※2 ズーム/ストレッチ中心を画面上で指定する方法

ビューワー左下のプルダウンから「Fusionオーバーレイ」を選択すると画面中央に緑色の×マークが表示されます。これをドラッグすると画面上で移動させることができます。

縁取付きテロップマクロ

詳細は説明しませんが、上記アニメーションの機能が付いた枠付き文字のマクロです。

テキスト+で縁取り付きテロップを作るのはちょっと面倒です。2重の縁取りとなるともっと面倒です。その面倒な設定を簡単にできるマクロも本パッケージに入れています。

PC版ダビンチリゾルブご利用の方でも役立ちますが、特にiPad版をご利用の方には重宝するマクロです。iPad版はパワービンが使えないため、毎回テロップを作らないといけないです。その作業の削減に役立ちます。

インストールすると「タイトル」カテゴリ→FOG→FOG_animBorderTextが入りますので、それをテキスト+と同様ドラッグ&ドロップで配置します。

インスペクターでテキストの内容、フォント、縁取りの色など変更ができます。下の方に行くと上記で解説したアニメーションと同じ設定パラメータがあります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。サポートで頂いたお金は活動資金として活用させていただきますね。