見出し画像

長く大切に靴を履く

日常生活に欠かせない消耗品は、靴かもしれません。
冬の気配を感じ、先日靴の衣替えをしました。
半年以上も下駄箱に入れていた冬用の靴にブラッシングしたり、メンテナンスを行いました。
靴に携わる仕事をしてるので、靴のお手入れはしっかりする方だと思います。
もちろん入れ替えて仕舞う夏用の靴もお手入れします。
スニーカーやサンダルは、また来年も気持ちよく履けるように汚れを落とし、変形しないように紙玉を入れます。
雨の日に履いた靴はしっかりと陰干しして、乾燥剤を入れます。
お気に入りの靴を長持ちさせるためには欠かせない作業です。

先日友人と食事に行った際に「仕事で靴を買っているの?」と聞かれました。
というのも、会うたびに私が違う靴を履いているので、一体1年に何足買うのだろうと思ったようです。
私は制服やスーツで勤務する環境ではないので、仕事用として靴を買うことはありません。

単純に「欲しい」と思わない限り買わないよ、と答えました。
靴好きなので、ついたくさん買ってしまうのですね。
仕事用には、少しくたびれた「お気に入り」を使うようにしています。
通勤時は新しいおろしたての「お気に入り」を履き、会社では履きなれた古株の「お気に入り」2~3足を履きまわします。
1日に3回履き替えることもあります。

これにはしっかり理由があって、同じ靴を長時間使用せず、しっかり休ませることでスニーカーでは3年ほど綺麗な状態で付き合うことができるのです。
また仕事中の靴は、少しくたびれてはいるものの安心して履ける古株の「お気に入り」の方が足元をしっかり守ってくれる実績があります。

友人は、気に入った靴は毎日履いてしまい、3か月ほどでダメにしてしまうと言います。
「大事に履くためにも休ませて」と伝え、簡単なメンテナンスをしてあげる約束をしました。
靴を長く大切に履く為には、選び方にもポイントがあると思います。

① 木型

もちろんデザインは妥協できませんが、自分の足に合う靴を見つけるためには、いろんなお店で試し履きするのが一番です。
最近では、ネットショップでも試し履き無料サービスがあるので、積極的に活用するのも良いのでは。
靴の形を決める「木型」は、同じ店やブランドなら、デザインが違っても同じということがあるので、まずは自分の足に合った靴を見つけて、以降はそこで購入するという選び方ができます。

画像1

② 素材

同じスニーカーでも、素材によって販売価格は違います。
単純に本革と布では価格が違うだろうと想像できますよね。
どんなシーンで使用するかで、ベースの素材を選ぶことが重要です。
例えばアウトドアではたき火に当たったり足場が悪かったりするので、火や水に強いタフな素材が適しています。

画像2

仕事用の靴も、同じように選べば長持ちします。
今みなさんが履いている仕事用の靴が、いつも同じ要因でダメになっていませんか?
例えば見た目(アッパー部分)は傷んでいないのに底がすり減るのが早くて処分しているという方は、オールソール交換ができる靴を選んでみるのはいかがでしょう。
底が交換できる仕様の靴は、一般的に高級品ですが、丁寧にメンテナンスすることで一生履けるとも言われます。

また底は残っているが、見た目がすぐにボロボロになるという方は、本革や強化ナイロン生地仕様の物がおすすめです。
水滴や強い日差しが素材の経年劣化を早めるので、汚れをふき取って陰干しすると長持ちします。

立ち仕事で踵や膝に違和感がある方には、クッション性のある底を使ったものを。
しっかり床を掴む体育館シューズのような、安定した素材でできた底の靴を選ぶと、疲れにくいです。

制服で靴も支給されているという方は、中敷きを交換するのはいかがでしょうか。
左右でも足の形は違うので、左右で違った機能付きの中敷きを使うのもおすすめです。

日々の暮らしにかかせない消耗品である靴だからこそ、こだわって履きなれたお気に入りを見つけてください。
愛着が湧いて、大切に長く履く相棒になるはずです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?