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自作アケコン、ケースから設計したA4FITができるまで

序章、端材

アケコン自体は自作してみたいと数年温めていた。しかしこれには道具も必要だし多少お金もかかる。レバーを触りたいなら市販品のほうが安く済む環境の中で別に慌てる必要はないと先送りにしていた。

そんな時高校からの付き合いである友人が、仕事で余った端材を商品化したいとネタを持ちかけてきた。端材とはアルミ複合板、樹脂を薄いアルミ板で挟み込んだものでいわゆるアルポリである。これが丈夫で軽く、加工もしやすいらしい。造形やクラフト品を商品にしようと考えたことがないのでパッと出る引き出しはゲームグッズだけだった。ラックやボードなど、色々あるだろうがグッと来ない。そうだ、これでアケコン作ろう。これがすべての始まりだった。

コンセプト

友人たちもアラフォーとなりゲームにどっぷりというわけにはいかない。そこで現役ゲーマーのFMYKがコンセプトやデザインを担当、今まで温めていたものをぶちまけて作ることになった。
まずはできるできないではなく「俺が考えた最強のアケコン」を具体化する。
ボタンの位置を調整できるようにする、角度を変えられるようにする、誤爆防止のカバーをつける、CPTレギュレーション(公式大会ルール)に準じたものにする。いろいろ考えてどうやるか、ギミックを考えつつ現実的ではないものや現状の技術で難しいものはここで省いた。そこに残ったものは具体的なものではなく方針だった。
汎用性、少しのカスタマイズ、携帯性、敷居の低さ。この思いだけがコンセプトとして残り、それをデザインに落とし込んだ。

デザイン

まずここでデザインを定義したい。デザインとは「目的を達成する計画、目標に届く機能を具体的にする。」今回の場合はこのアケコンを公式大会に持ち込んでも問題なく、プレイヤーの個性を受けとめ、オフイベントに気軽に参加でき、格ゲー入門コントローラーとしても勧められるもの。
細かいことは置いておくとして、具体的にすると「物理的に組み上げられる設計」にまとまる。

汎用性
1番こだわったのはここだ。寸法やコネクタ、実はボタンの位置も変則的ではあるが汎用を意識した。キーワードは「規格
携帯性
汎用性と絡むように出てくるのが携帯性。商品の強度はもちろんだが突飛なものは汎用性が落ちる。キーワードは「かばん
カスタマイズ
汎用的では皆同じであり個性が出ない。もちろん無個性という個性を好むのも無視できない。そこで出来たキーワード「追加
敷居の低さ
アケコンは正直なところ買いにくい。必要性もわかりにくいし扱えるかもわからない。ここでのキーワードは「再現性

4つのコンセプトテーマを示したところで具体的な話をしていく。
アケコンには2つある。レバーがあるものとないものだ。ここは「携帯性」によりフラットな形にできるレバーなしのアケコン、レバーレスコントローラー(いわゆるHITBOX型)を採用。
タイプが決まり次に考えたのは「かばん」である。流石にそのまま電車や飛行機というわけにはいかない。アケコンのほとんどは乱暴に言えば四角だ。この直方体をどうかばんに入れるか。そこでまず思いついたのがノートパソコンで、ここから連想ゲームがスタートする。ノーパソが入るかばんはテック系かビジネスバッグ、それらによくあるサイズ的なキーワードは○○型(モニター)とA4用紙収納。これである。よくかばんの収納力を表現するのにA4用紙が使われる。ファイルやケースもたくさんある。A4サイズなら様々なかばんやケースに収納できる。面が決まり次は厚みだ。ファイルのサイズやかばんの「まち」など色々調べた結果3-4センチと言う結果になった。そこで本体の厚みを3センチ、ボタン含めて4センチに収めることで好きなかばんやケースを選んでもらえると考え決定した。後付ではあるが、ボタンの高さもここで調べた。部品が入らなければ意味がない。3種類ほど調べたりしたがgamerfingerだけは厚みが薄く、条件を達成できた。

A4サイズは汎用性もある。なぜ汎用性があるかと言えばよく使われる上にJIS「規格」だからだ。縦横いくつなんて言わなくともA4で伝わる。多くの家庭に存在するサイズである。つまり多くの人が自宅でそのサイズを「再現」できる。
アケコンに興味がある人がここまで再現したらボタンもイメージしたくなるのは安易に想像できる。パソコンのキーボードは多くの人が触ったことがあるだろうし家にある人も多いだろう。実は左手のボタン配置はパソコンのWADになるようにしている。パソコンゲーマーならおなじみのWASDだ。もちろん上ボタンはスペースキーの位置にある。
現在パソコンのキー間隔はよく18mmが使われる。規格としてあるわけではないがこのあたりという暗黙の了解なので「規格として扱ってもいいレベル」だと思っている。
左手のボタン配置はキーボードで「再現」出来た。残念ながら右手はうまいことしてもらうしかないが、正直全体がA4なのでお絵かきソフトなどでA4に描いてもらえればかなり近いものが「再現」できるだろう。ちなみにより正確にイメージできるようにPS4のコントローラーDUALSHOCK4と同じ接続方法であるmicroUSB-Bを採用している。形はもちろんケーブルもそのまま使っていただける。

携帯性」と「規格」からA4サイズが導き出され、「規格」を利用することで「再現」しやすくし購入前に検討しやすくした。全体として「規格」のイメージが弱くなると思い、遊び心で「A4用紙が収納される2つ穴ファイル」にとじられるよう「2つ穴の規格」に合わせた穴を開けてみた。

このあたりからは遊び心だ。このままでは私の価値の押しつけ。おしゃれじゃない。そこでA4を利用した個性を考えた。ポスター、これは使える。普通、天板にイラストを使おうとすると板のカットに穴あけとしなければならない。
しかしA4ならばカットされている板も販売されている用紙やポスター、場合によっては同人誌の表紙なんてものも使えるだろう。もうすでにそのサイズで仕上がっている物が沢山あるのである。
次はこれをどう使ってもらうか。正直な話、端材を売りたいのだから端材に印刷して(実は今回の素材は看板によく使われるもので、印刷ノウハウはすでにある)穴あけして売るほうがいいのだがレスポンスが悪すぎる。そこで思いついたのが「天板にあと乗せ」する方法。基本となる部分を提供し、あとはユーザーに個性を「追加」してもらおうというやり方だ。
天板にものを乗っけるのでネジを他より10mmほど長めにしてある。印刷物1mmとカバー1mmの2mmでイラストなどは足りるのだが、3-5mmほどあれば板材を追加できる。追加した板材にストラップをつけるもよし、彫り物をあしらえるもよしとうまく使っていただきたい。ついでにいうと今回採用したアルミ複合板は「カッターナイフでも切断可能」という加工のしやすさ。保証はできないがナイフやドリルで本体自体を加工することも可能だ。

パーツ選び

あくまで実現できそうな設計ができたというだけで、都合のいいパーツがあるかは別だ。例えばUSBコネクタ。自作アケコン界隈でよく使われているのはUSB-Aという四角いタイプやマイクのコネクタのような5極端子といったもの。大手がこれで作っているので、もうしょうがない。
今回作りたいのはmicroUSB-Bであり、これらの端子ではない。しかもこれらの端子はなんと外寸が30mmを超えるものばかりなのである。ケースからはみ出す時点で妥協できるものではない。接続は私FMYKのエゴだが「携帯性」は格ゲーマー「共通の問題」だと思っているので切り捨てるわけにはいかない。こういった問題もあるのでODMやOEMといった外注でもない限りしっかりパーツを探したり組み方を考える必要がある。

基盤
これがないとアケコンが作れない。まず買ったのは基盤。もうお約束のようにbrookの基盤を採用。もちろん多くの機器に接続できるUFBだ。オーディオ端子も欲しいとは思うが今回はスルー。このパーツの厚みなど確認しつつ30mmを達成できるのか確認。

ボタン
厚さで1番問題になるパーツ。三和の24mmボタンではそれだけで高さ30mmを超え、フォローできないレベルではみ出る。薄型スイッチにkailhの薄型スイッチ(ショートスイッチ)があるが、悩んだ結果採用を見送った。実装方法が手間に思えたのとアケコンとしては特殊すぎてカスタムしにくいかな?と。それに加えて私自身が、もともとPCゲー勢なのでCherryMXのほうが詳しい。こちらは光学式も出始めてきたりと未来も面白そうなので、GamerFingerというCherryMXを採用しているボタンをオーダーしてみた。
はめ込みの高さが23mm。今回使う端材が3mm厚で、しかも天板の上からはめ込みのカウントが始まるので底板だけ気にすればいい。30-3で27m未満なら十分使えるわけなので、余計なパーツを使わなければ接続できる。つまり平型端子(ファストン端子)が使えないというわけだがはんだ付けすれば問題ない。

USB端子
先述したがそこらのアケコンパーツコーナーではサイズがオーバーする。そこで卸系のパーツショップなど探したりもしたが完璧なものはなかった。
最初に採用したのは差込口が表に出せる表面はなかなかにきれいで信頼できるUSB端子。しかし基盤利用推奨で、ピンがむき出しなのである。携帯する前提なのにピンを保護するものがない。最初はコードなど揺れないようしっかり固定すればいいと思っていたのだが、なんと作業中に根本から折れた。あっけなく根本から、なぜそこで折れたという負荷で折れたのだ。
全く話にならないので外観は諦め自分で対応することにし、基盤接続済のしっかりしたものにした。はんだ付けも問題ない上にどの接続がどこにつながるのかも書いてある。構造的にはかなり安心感のあるパーツだ。あとは端子を出す横板の加工だか、アルミ複合板は樹脂にアルミを貼ったもの。デザインナイフである程度イメージ通りに加工できると判断したのでそのまま採用した。

ケース
ここまで来たらあとはどうパーツを格納するのか、箱を作るかだ。まず板材にアルミ複合板を使うのは確定。しかし厚みが3mmしかないのでつなぐジョイントが必要だ。先人たちがどう乗り越えたのか調べてみるとアルミフレームを使う例をいくつか見かけた。アルミの角材にレール溝が彫ってあり、そこにナットを入れてネジで板と固定するというものだ。幸い詳細な寸法図があり、組めるかはソフトウェアでこのアルミフレームをいくつか入れて試してみた。ちなみにソフトはcadなどではなくIllustratorをミリにして二次元画面で行った。

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基盤の外寸とネジ位置のサイズ、USBコネクタの外寸、ボタン径と数を適当にA4の枠に放り込みアルミフレームを配置しながら各パーツの配置を雑に決めた。
ここで配置の話をしたのは今回の設計は面積が決まっているからである。組み合わせとして見込みがなければ変える必要がある。
後はこれらパーツを固定するネジを調べていく。ネジがどのぐらいはみ出るのか、必要な長さのネジはあるのかなど確認していった。調べればわかることだが、これから作ろうと終え持っている方向けに言うとM○という数字がネジの太さで基本長さ以外は規格で決まっている。とりあえずMいくつで長さ何mmなのか気にしていただきたい。

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配置

パーツ選びもざっと終わり、実用性を気にしない面積確認だけの確認もできた。次は各パーツをどう配置するのか実用性や現実的な問題を考えながら配置してみる。もちろんここで問題があれば選び直しとなる。
まずはアルミフレームを配置する。これは交換はできても移動にはかなり制限がかかるパーツだ。
次に決めるのはボタンの位置。細かいバランスは全体が終わってからすればいいので雑に行う。よく30mmや24mmというが、実はこれ穴の大きさ。ボタンには穴から抜けないように爪というか笠があるので配置にはこちらのサイズを使う。今回は傘の長さ最長2mmとして直径に2*2の4mmを追加して配置。後日談だが問題にならないとはいえ、少し大きすぎたので3mmでも良かったかもしれない。
なんとなくボタンも配置したので基盤とUSBコネクタを配置してざっくりと確認。
ここから最終的な図面を作るのだがこの段階でA4用紙に印刷した。ボタン配置を全部で3回は変更している。これは実寸で印刷し指を置いてみた結果、どこかしらで操作性の悪さや懸念が生まれた結果だ。例えばボタンの傾き。最初はもっときつい角度だったのだが、指を置くとコントローラー自体を大きく傾けた。やりすぎと言うことで自分の肘から手首を結んだ延長線から左右90度に近い角度を探し直し30度の傾斜に落ち着いた。
そんなことをパーツのスペックなど見返しながら、そして頭の中で実際に組み立てる手順をイメージしながらひたすらに繰り返す。そうするとミスが見えてくる。一番大きかったミスはアルミフレームの仕様。中央に穴が空いているのだが、ネジ穴だと勝手に思い込んでいた。しかしサイズなどネジらしい表記がない。オプションを調べるとネジ穴加工があったのだ。つまり実用的なネジ穴加工と注文条件、それをもとにパーツの入れ替えを行い……となる。これは本当に注文する前、延々と仮想組み立てしていてよかった。
そんなミスの確認とパーツの入れ替え、そこから操作性を実寸プリントで確認。用紙にして50枚は使っている。おかげで出来上がった今はなんの違和感もなく、想定していた通りの感触で満足している。

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組み立て

散々ここまでやらかしつつ進んできたので、パーツ注文前にいろいろ確認する。初めて触るパーツも多いので届かないとわからないことも多いが進まなければわからない。問題もなさそうなので注文をして2週間、商品が届いたので検品しつつ性質の確認。硬さやネジのはめ込み、イメージとのズレなど実際に組み合わせながら確認した。後で思ったが、ネジは多めに注文してもいいかもしれない……。紛失の恐怖と常に戦っていたのだ。
パーツはもちろん手持ちの道具も古いもので仕様やサイズなど全くわからない。はっきりしないものは全て買い替えた。
そしてしばらくして板材が届き、パーツと合わせながらヤスリなどで微調整しつつ予定通りに組み上げていった。もちろん問題はあった。
例えば基盤。もうここからやらかしていた。実は今回使ったUFBはピンありなしの2種類があり、ピンなしを注文したつもりだったのだ。厚さ30mmにする予定なのだから余計なパーツがあると入らないかもしれな……入らなかった。そう、届いたのはピン付きの基盤。いらないピンなど外せばいいのだが、さすが製品と言うべきか半田の融点が高い。安物のハンダゴテでは予熱に時間がかかりなかなか進まないなど大変だったが最終的には脳筋が解決してくれた。
この手のトラブルはつきものだと思う。私はおっさん(アラフォー)で自営業(フリーランス)なわけだがほんとによく見かけるのだ。これが何だかはよく知らないが売れるからおいている商店。ブランド委託されてるリアル店舗ですら稀にある。ネットの普及で現物見たりできない分、問い合わせなどの防衛策は必要かもしれない。
ただ他の部分に関しては行きあたりばったりと言うか、もともとあり得るかもしれないトラブルリストに収まる範囲だった。このあたりは10時間ほど通しで配信したので興味ある方は「飛ばしながら」見ていただきたい。10時間全編見られた方はFMYKファンクラブ会員証を送りますのでご連絡を()
流石にこれだけ向き合っていると、作業中にレベルアップする。この気付きと成長はとても楽しく自尊心も満たしてくれた。特にリード線の被覆剥き。ハンダも経験からうまくいくパターン集めたりできたが、リード線ほどではない。これはこう使う道具なのかにはじまり、挟み方や手応えわかるようになりと感動的だった。新しいことに挑戦するのはいいものだと実感。

テスト

配置できても動かなければ意味がない。というわけでコードをつなぎ確認する。実はフォロワーに配線する前に導通確認したほうがいいと勧められており、USBから基盤までは確認していた。
しかしボタンは確認してなかったので混線してないかなど心配していた。結果はボタンが1つ思った動作をしない。確かオプションボタンだったと思うが原因はただの配線漏れ。つなぐ場所とかではなく根本的に線が存在してない作業忘れなのでサクッと追加して終了。
期待通りに動いた瞬間、触覚的にも肩の荷が下りた。すごい安堵感だったのをはっきりと覚えている。

仕上げ

リード線が長かったり被覆剥きすぎなどあったので、確か翌日にリード線の調整をした。もともと短いと使えないが長ければ切ればいいと長めにカットしていたのだが、それでも明らかに長過ぎた。
他にもネジ穴をヤスリで横に広げて天板の位置を調整したり、ケースの精密な加工はもっと鍛錬が必要だと感じながら1日かけて整えた。もともと歪んでいるので完璧にするのは無理と判断しても1日使ったのでなかなかだ。

最後に作業時間だが、今回の場合アルミフレームが50mmからのオーダーで利用は22mmの設計。そのため自分でカットし直しなどしたのもありケースの下準備(各パーツの加工と調整)に丸2日(20時間とちょっと?)使い、ハンダや組み上げに14時間ほどだろうか。休日に15時間使ったとしても2日はかかる内容だった。やはりオーダーと電動工具は偉大。

最後に

ここまでお読みいただきありがとうございます。何か、誰かの参考になればとあくまで自分の思考と作業手順だけ公開する記録として書きました。
esports元年だ格ゲー衰退だ長いこと言われていますが、ここ数年ゲーム界隈で感じるのは「コントローラー黎明期」です。昔からあったとはいえHITBOXがCPTの事件もあり有名になったり、大会規定が出来たのも大きな進歩でしょう。他にもマウスが400ipsと時速36キロの動きでも認識するようになり、今まで良くてママチャリ程度のものが乗用車の速度になりました。bluetoothも一部では有線より速いなんて言われるようにもなり、入力方法もジャイロコントローラーにflickstickとマウスより直感的かと思えるものも出てきています。今コントローラーは熱いです。少しでも興味のある方は挑戦していただきたいと思います。

A4FITに関して

まだ読む!?そんなあなたにお願いです。もしこのA4FITの成り立ちやコンセプトが面白いと思いましたら応援してください。そして作って欲しいという方いましたらお気軽にお声掛けください。出来れば20名ほどで。これはネタではなく目安です。このA4FITは初心者の方をはじめ、多くの方にご利用いただけたらという思いで設計してますが、現状では作業コストを省いても送料込み5万ほどとかなり高額です。はっきり言って恥ずかしくて売れないレベルです。そこで3Dプリンターを導入しモックを作り、レジンで横板を作ったりして余計なコストをカットしようと考えています。目標販売額を4万、出来れば3万円で端数のお釣りが返せるような金額を目指していくと20名ほど購入希望者がいると設備投資を回収できる見込みとなっています。現状ボタンと基盤だけで2万円はしてます。ケースはもちろん、ボタンもかなりのネックなのでCherryMX用ケースを自作できればより安くできるか?など考えています。
商品購入以外のお金はかかりません。単純に売上見込みがないので投資にためらうとい話なので見込み客が欲しいだけです。
俺が見込み客だ!!そんなあなた。声をかけてください。皆様の声援、お待ちしております。

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