オードリーのオールナイトニッポン

 フリーランスになって都内まで通勤をしなくなった事でラジオを聴く頻度がかなり減ってしまった。私がラジオを聴くときというのはTF(タイムフリー)の機能を使って配信を聴く。リアルタイムに聴ける時間が少なかったので、radikoは重宝しており、特に有吉弘行のサンデーナイトドリーマーはリアルタイムで聴きたいので、その番組の為だけに課金をしている。サブスク嫌いの私が唯一サブスクとしてサービスを受けているのがこのradikoだ。

 生配信で聴くのがサンドリだけで、他の番組はTFで聴くようにしていた。TFで聴いていたのがオードリーのオールナイトニッポン、山里亮太の不毛な議論、後はナインティナインのオールナイトニッポンや増田貴久のラジオ(たまにしか聴かないので覚えていなくてすみません)を聴いていた。尚、増田貴久は同い年という事で聴いているぐらいで、深くは聴いていない。まあラジオってそういうものなので悪しからず。

 しかし、今では通勤が無くなった分、その浮いた時間は別の仕事や作業に割かれているので必然的にラジオを聴かなくなっている。聴く時間が減ってしまった。そこで残ったのがやはりサブスクに課金をするきっかけとなったサンドリと、オードリーのオールナイトニッポンである。

 申し訳ないのだが、サンドリだけは譲れないものの、このオードリーのオールナイトニッポンがやはり面白い。

 元々オードリーのファンでもないし、応援をしていた訳でもなく、ただなんとなく聴き始めたのがきっかけだ。そんな感じなので、サンドリのようにリアルタイムに聴いていた訳ではなく、TFで聴くような形だ。どうしても放送時間は別の作業をやっていたり、寝なければならなかったり、そもそも時間を取って聴くことが難しかった。この時間にラジオを聴ける人って本当に若い人や夜勤、勉強中の学生ぐらいだと思うので、仕方がないと言えば仕方がないのだ。

 それでもTFで聴くのはまず真っ先にこのオードリーのオールナイトニッポンだ。

 このラジオはオープニングからフリートークをお互いに行う番組で、コーナーは本当に少ない番組である。だが、このフリートークが面白いかどうか関係なく、何となく流しておきたくなるのが不思議なもので、刺さる時はやはり聞き入ってしまう。

 そして何回も同じような話を確実にしているのだが、それでいい。特に学生の頃の話が出ると本当に聞き入ってしまう。

 この二人が今でも仲良く仕事が出来る理由って、やはり学生の頃に同じ時間を過ごして同じような経験を重ねている事が大きいのかなと思っていて、エピソードトークが正直滅茶苦茶バカな事しか話していないのだが、この歳になって思うのはその滅茶苦茶バカなエピソードを語れるような経験をこの二人は通っているという事。そしてその滅茶苦茶バカな経験をしているから、今こうしてラジオで語る事が出来るし、そのエピソードが面白い。

 個人的にキノコ狩りのエピソードや若林DNA in ゼリーのエピソードは神がかっている。

 この二人のトークを聞いていると、私も高校の頃にキノコ狩りしたかったなぁ~とか思う訳だ。キノコに興味があるのではなく、こういう滅茶苦茶バカな事をやって楽しんだという経験が、大人になって思い返した時にいい思い出になっている事を認識できる。

 私は高校時代は思い返そうとしても、嫌な思い出しかないし、経験したかった事はことごとく逃してしまっていた。チャンスもあったと言えばあったのだが、早々にフラグは折れて、とてもラジオでエピソードトークとして語れるような経験を高校時代には出来なかった。

 エピソードもそうだが、何よりこの二人が今でも仲良く語っている姿が羨ましい。

 この歳になるともう結婚をして家庭を持っている人は、どうしても家庭が優先になるので友達と会う頻度は大きく減るだろう。そもそも地元を離れてしまっている人も多いので、やはり人付き合いは今付き合いのある人に限られてしまい、昔の仲の良かった人との付き合いはどうしても減ってしまう。

 思えば学生の頃のような付き合いの出来る人がだいぶ減ったなと思うし、学生の頃に付き合いのあった人と今会えているかというと、かなり少なくなってしまった。(専門時代の友人と12年振りに合ってからお茶をするようになったのは例外)

 それが普通と言われればそれまでだが、やはり何歳になっても学生の頃に仲の良かった人との繋がりを私は欲しいと思っていて、大事にしたいと思っている。

 この二人のトークを聞いていると、結婚をしても仕事とはいえ、こうして同級生と接する時間がある事が本当に羨ましい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?